球界トピックス

2月17日


 茂雄、暇潰しキャンプ行脚第6弾! 怨敵・川相の本隊合流に終始不機嫌!
全球団を恐怖のどん底に突き落としている茂雄の「暇潰しキャンプ行脚」だが、この日は中日が犠牲となった。中日と言えば、茂雄がチンピラ三山代表と暗黒タッグを組んで、巨人から追放した名手・川相が加入した事で一躍、優勝候補にのし上がっているチーム。ここまで中日のキャンプは大半のメンバーが北谷球場で練習を行っており、川相,立浪らベテラン組は読谷球場でマイペース調整を行っていた当然のごとく、川相と顔を合わせたくない茂雄は北谷球場だけ視察して立ち去るつもりだったが、よりにもよって、この日から投内連係等のメニューが加わった事で川相らも本隊に合流すると言う最悪のタイミング。思惑が外れて、一気に不機嫌になった茂雄はお目当ての一人だった福留が右ふくらはぎ痛でリタイアしている事もあって、川相ら野手陣を避ける様にブルペンへ駆け込んだ。実現こそしなかったものの、「一球団2人枠」の撤廃を謳って以来、落合監督を初め、中日の面々からは総じて白い目で見られている茂雄はアジア予選に続いて、強制拉致を目論む岩瀬からも相手にされず「今回は全日本として来ているのではありませんので…、エヘヘヘ〜」と、顔をひきつらせるばかり。そんな茂雄の動向など、気にしているだけ時間が惜しい名手・川相は合流した最大の目的である実戦守備練習において、「コンビネーションを築くには、選手一人一人の特徴を知らないといけない」と、ベースに入るタイミングやグラブを出す位置等、井端を初めとする若手の動きを凝視。自ら歩み寄って、コミュニケーションも積極的にとるなど、味方内野陣のデータ収集に余念がない。絶妙のグラブ捌き,捕球から送球への素早い動きなど、守備職人・和製オジーの名を欲しい儘にする素晴らしいフィールディングを連発する偉大なお手本に若手陣も思わず見惚れていた。これに対して、落合監督は「いいものを見なきゃ駄目。上手い人の中に入らないと進歩はない」と、川相効果に大きな期待を寄せている。

 ゴーグル、2回4三振の好投! ジョニー黒木も復活アピール!
この日、ロッテ・鹿児島キャンプで初めて紅白戦が行われ、復活を懸けるゴーグル,ジョニー黒木がそれぞれ好結果を残した。1年間の浪人生活を余儀なくされ、久々の現場復帰となったゴーグルは紅組の先発として登板。和製マダックスと謳われる絶妙の制球力を駆使し、2回を1安打無失点に抑えたばかりか、4つの三振を奪うと言う1年間のブランクを全く感じさせない好投を展開。一方、右肩痛により2年間一軍未登板のジョニー黒木は2回を自責点0の1失点。最速138kmとボールの走りはイマイチだったが、ベニー松山,フランコ,李の新助っ人トリオを退けるなど、まずまずの内容。 「自分のイメージ通り投げられた。とりあえずはいいな、と言う感じ。1年休んだ程度では感覚を忘れない事を証明出来たかな」(ゴーグル),「腕をあれだけ振る事が出来たのが一番」(ジョニー黒木)と、それぞれ確かな手応えに笑顔を浮かべた。