球界トピックス

2月15日


 桑田、フリー打撃初登板で本領発揮! 小久保,ローズの両巨砲を翻弄!
元造反五人衆・最後の一角である桑田がこの日、フリー打撃に初登板。金満大補強により、加入した小久保,ローズ相手に約80球を投げ込んだ。今キャンプで習得を目指している新球・ムービングファストボールを試すなど、左右の大砲コンビを翻弄茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、名手・川相が中日へ移籍してしまい、完全無策一発依存で繋がりに欠ける攻撃陣,どこへ打ってもエラーの危険性を伴うヘッポコ守備陣,ヘッポコバックに不安感一杯で投球の幅を大きく狭められる投手陣,いかなる状況にも対応出来る様な汎用性に欠ける控え陣など、絶体絶命のチーム状況下、最後の砦として多大な信頼を寄せられているベテラン・桑田は「今日はコースの投げ分けとか、ボールを微妙に変化させたりと色々試して、参考になった」と、確かな手応えに笑みを漏らした。悪太郎・堀内監督からはローテの谷間要員などと言われているが、順調な仕上がり具合で開幕ローテ入りへ猛アピールを見せている。

 ササキ様、ブルペン回避でK−1観戦! 投手陣で内紛勃発か!? 
5年ぶりに復帰のササキ様が不協和音を生んでいる捻挫した右足首の腫れが酷く、この日のブルペン入りを回避。病院には行かないものの、トレーナーによると全治10日の見込みで、当分はブルペンに入らず、スロー調整を余儀なくされている。復帰に伴う中継ぎ降格により、契約問題でモメたギャラードの手前、守護神として万全の調整が望まれている矢先のこの有様に首脳陣も頭を抱えている。そんな状況下で「肩は1度作っているので問題ない。焦っていないし、時間もあるので大丈夫」と、余裕ぶっこいているササキ様は宜野湾球場に隣接する沖縄コンベンションセンターで開催されたK−1観戦をのんびり決め込んだ。そんなササキ様の行動は格闘技マニアであるハマのチンピラ・三浦からも反感を買っている。前日、対面したローウェン・チャド・ジョージ・ハヘオと腕相撲勝負で惨敗。それでも快くK−1チケットの提供を持ち掛けられたが、キャンプを重視して、泣く泣く辞退した経緯があったからだ。先発,中継ぎ,抑えの主力が一枚岩には程遠く、最下位脱出どころではない泥沼の状況と化している。

 キンケード、会心の3戦連発! 鳥谷、待望の実戦初安打!
V2を狙う阪神の新戦力が徐々に調子を上げている。この日も、前日に続いて日本ハムとの練習試合が組まれたが、新助っ人・キンケードはライトスタンドへ3戦連続となる豪快なアーチを描いた。アメリカでは中距離打者だったが、日本では十分、長距離打者として通用しそうなパワーに加え、コースに逆らわないシュアなバッティングに「もう言いようがないわな」と、岡田監督の頬も緩む。一方、前日は4タコに終わる苦いデビューとなったゴールデンルーキー・鳥谷も第1打席でセンター前に弾き返す実戦初安打。すかさず、二盗を決めると、最終打席でもライト前ヒット。自慢の守備でも3併殺を決めるなど、堅実なプレーが光り、走攻守に渡って、いい動きを見せた。