球界トピックス
2月14日
名手・川相、気迫みなぎる350スイング! 攻守に渡って、気力充実!
気力充実の名手・川相がこの日、今キャンプ最大の特打を敢行。ノック等、一通りの練習メニューをこなした後、再び打撃ケージに入り、マシン相手に黙々と30分間にも渡り、300球を超える打ち込み。通常のフリー打撃,ティー打撃も含めると、その数は実に350スイング。あらゆるボールをコンパクトなスイングで捉え、左右に巧みに打ち分けるしぶといバッティングは今年も健在。決してバントだけが一級品な訳ではない所をまざまざと見せつけた。「(ケージが)空いていたから打っただけ。打つポイントで確認したい事もあったしね。バントが注目されるけど、何でも出来なきゃ20年以上もプロでやっていられないんです。打者としての自分も常に進化しているよ」と淡々と語った川相だが、厳しいプロの世界を長年生き抜いてきたと言うプライドが垣間見える。守備でも本職のショート以外に、セカンド,サードでもノックを受け、堅実無比のフィールディングを披露し、守備職人の本領を遺憾なく発揮。いかなる場面にも対応出来る様、準備に怠りはない。大ベテランの真摯な姿勢は若手にも好影響を与えており、否が応でもV奪回の期待は高まるばかりだ。
木村一、門限破りで一般人とトラブル! 顎を骨折し、罰金30万円!
正捕手候補として期待されている木村一がキャンプ地・日南市内の飲食店でトラブルを起こしていた事が明らかになった。12日深夜、10時半までの門限を破って飲み歩いていた木村一は同伴していた女性が2人の男性客に絡まれ、庇おうとしたせいで、小競り合いとなった末、暴行を受けて顎を骨折。当初、事件の事を伏せていた木村一だったが、前日、発熱を理由に練習を欠席した際、顔の腫れが酷かった事からチーム関係者に問い詰められ、やむをえず自白。相手にはケガはなく、木村一はむしろ被害者とも言えたが、門限を破った上でのトラブルを重く見た球団側は罰金30万円の処分を通告。また、この場に同席していた鈴衛にも罰金10万円とキャンプ中の外出禁止処分を科した。木村一にその意思がない事から球団側は告訴しない方針だが、日南署では傷害事件として捜査に乗り出す模様。尚、木村一は顎の治療の為、この日のうちに広島へ戻ったとの事。
SHINJO、凱旋出場で会心の二塁打! ルーキー・鳥谷は4タコデビュー!
この日、
沖縄県・宜野座野球場で阪神と日本ハムの練習試合が行われた。宜野座村の人口の約5倍にあたる約2万5000人ものファンが詰め掛けた立ち見客も続出した中、大きな注目を浴びたのはメジャー帰りの宇宙人・SHINJOと、ゴールデンルーキー・鳥谷。古巣相手に6番センターでスタメン出場したSHINJOは2回無死一塁の場面で初球を叩き、三塁線を痛烈に破る会心の二塁打。あくまで顔見せ出場のSHINJOは3回に早くも代打を送られ、1打席限りに終わったが「(古巣も含めた)両チームのファンの前でプレー出来て楽しかった。タイガースのユニフォームを見た時、凄く懐かしさを感じました」と、大満足。一方、1番ショートで実戦デビューとなった鳥谷だが、いきなり変則・よそ見投法の吉崎に当てられる不運に見舞われ、初打席は見逃し三振。これでリズムを崩したか、結局、4タコに終わったものの、守備の方は3度のゴロを無難に捌いた他、センターからの中継に入り、本塁へ好返球を送って走者を刺す強肩ぶりも見せ「落ち着いて出来た事が収穫」と、初の実戦を振り返った。尚、試合は5−3で日本ハムが制した。