球界トピックス

2月9日


 茂雄、暇潰しキャンプ行脚第2弾! 期待のホープ・中島が餌食に!
全球団を恐怖のどん底に陥れている茂雄の「暇潰しキャンプ行脚」だが、この日は西武が強襲された。ここまで3日連続ブルペン入りしていた霊感投手・松坂は接待の為に4連投を強いられ、早くもグロッキー。また、茂雄は伊東監督が二軍キャンプを視察する為に球場を離れた隙をついて、若手のホープ・中島いじりを敢行宇宙人語連発の訳の分からないアドバイスを炸裂させる地獄のマンツーマン指導の餌食となってしまった中島は案の定、混乱させられまくり、最早、練習どころではなくなる有様。国外亡命したエセネオエセ松井(メッツ)の後釜として期待されていたと言うのに、シーズン前から選手生命の危機に立たされる事になってしまった。しかし、そんな中島の絶望的な心境など露知らず、茂雄は「初めて見たけど、期待の星だね。長打力があって思い切りがいいですね、エヘヘヘ〜」と、すっかりご満悦だった。

 またまたトラブル発生! 伊良部クラゲ、門限破ってスナックで口論!
キャンプ直前、F1セブンの本領を間違った方向に発揮(83kmスピード違反)した上坂が謹慎処分となるわ、キャンプ初日には開始30分でスコールに遭うわ、根来新コミッショナーが大の虎キチである事が発覚して風当たりが冷たくなるわ、ゴールデンルーキー・鳥谷の故障で紅白戦も中止になるわ、何かに取り憑かれたかの様に不運続きの阪神にまたまたトラブルが発生。7日深夜に伊良部クラゲが門限を破って飲み歩いたばかりか、スナックに居合わせた男性客と酔った勢いで口論になる事件を起こしていた事が明らかになったのだ。前日、風邪と称して、練習を欠席していた伊良部クラゲだが、実は、島野管理部長と共に、事情説明をすべく、沖縄県警石川署に出頭していたと言う。実情はファンサービスのつもりでハイタッチをかましていた伊良部クラゲに対して、酔っ払っていた男性客が暴力的行為とインネンをふっかけてきたらしく、その勢いで石川署に駆け込まれた模様で、素面に戻ってからは訴えを撤回したとの事だが、門限を破っての飲酒行為を重く見た球団側は伊良部クラゲに30万円の罰金処分を通告した。

 ギャラード、中継ぎなら複数年契約を要求! 急転、放出の可能性も!
ここにきて、ギャラードと横浜の交渉が難航している。ギャラードはストッパー起用を前提とした契約を結んでいたにも拘わらず、ササキ様の加入でセットアッパーに回される可能性に対して、理解的なコメントを発していたが、これは「抑えを剥奪され、将来が約束されていない様な気持ちになった。セットアッパーなら将来を約束して欲しい」複数年契約を要求する為の伏線だった。球団側はハマのチンピラ,石井タクロー,斎藤タカシら銭ゲバ軍団が複数年契約で悉く期待を裏切った事を重く見て、複数年契約を交わさない方針を打ち出していただけに、ギャラードの要求は受け入れ難い状況だが、ギャラードは要求が通らなければ、移籍したい意向を示している。これに対して、峰岸球団社長は「あまりウダウダ言う様なら、チームにとっても本人にとっても良くない。次のステップを考える事もある」と放出の可能性を示唆した。

 松中、球団初の代理人交渉も決裂! 総額12億の3年契約を要求!
全球団で唯一、未更改で自費キャンプを過ごしている松中が、この日、キャンプ地・宮崎で球団史上初となる代理人交渉を行った。松中側はこれまで通り、倍増の3億2000万円を最低ラインとするも、球団側もビタ一文上乗せせずに3億1000万円(推定)の提示。この儘では埒があかないと察知したか、松中側は年俸3億1000万円に出来高の9000万円を加えた総額12億の3年契約を要求。しかし、ダイエーの日本人では初となる複数年契約要求がすんなり進む筈もなく、結局、約2時間にも及ぶロング交渉はまたもや物別れに終わった。しかし「噛み合った話し合いができたと思っている」(代理人・高橋弁護士),「(高橋弁護士は)僕の気持ちを球団の方に十分伝えてくれたと思う」(松中),「ざっくばらんな話ができた。お互いに最後の事態(年俸調停)は避けたいと思っている」(佐藤球団代表)と、それぞれ何らかの手応えを感じた様なコメントで、決着が近い事を思わせた。尚、今後、松中自身は交渉の席には加わらず、高橋弁護士が単独で進めていくとの事。