球界トピックス

2月5日


 青波の長瀬・セギノール、出戻りで日本ハム入り!
ガッツに続き、宇宙人・SHINJOがナイトメアチームに拉致される可能性が高まり、プレーオフ進出が苦しい状況に追い込まれている日本ハムだが、この日、出戻り助っ人として、一昨年、オリックスに所属していた「青波の長瀬」ことフェルナンド・セギノール内野手(29=194cm,92kg 右投両打)を獲得したと発表。契約金2000万円,年俸7000万円(いずれも推定)+出来高の1年契約で背番号は「5」。昨年はヤンキース傘下の3Aコロンバスに所属し、打率.341、28本、87打点の好成績。僅か5試合ではあるが、名手・川相(当時巨人)の必要性を訴える為に命を懸けて国外亡命した今夜の松井さんの同僚としてヤンキースでもプレーした。オリックス時代は打率.204と言う粗い打撃で1年限りで解雇されたが、史上初となるシーズン3度,2試合連続のスイッチホームランを放つなど、89試合で23本と長打力には定評があった。体たらくで解雇された後、前年3Aで好成績を挙げて戻ってきた助っ人と言えば、昨年のクルーズ(中日)が記憶に新しいが、戻ってきたら、やはり体たらくだった事もあり、あまり楽観的ではいられない所だろう。

 新助っ人・チェン、入団発表! 6日からキャンプ合流予定!
既に、契約合意が伝えられていた新助っ人・陳偉殷投手(18=182cm,80kg 左投左打)がこの日、来日。春季キャンプが行われている沖縄・北谷にて、契約金8500万円,年俸1200万円(いずれも推定)で正式に契約を結んだ事が明らかになった。背番号は「74」で登録名は「チェン」。記者会見に臨んだチェンは「先輩(大豊スカウト)がいるし、環境が良さそうだった。日本の技術や細かさに興味がある」とコメント。アテネ五輪アジア予選では台湾代表候補に入り、メジャーを含め8〜9球団からオファーを受けていたと言う将来が嘱望される金の卵が球界の至宝・川相をバックにどれだけの投球を見せられるか注目される。尚、キャンプには6日から合流予定との事。

 永井球団社長、無念の会見! 命名権売却計画は白紙撤回へ!
ナベツネや根来コミッショナーを初め、各方面から反発を浴びている球団名ネーミングライツ売却計画について、この日、近鉄・永井球団社長が大阪市内のホテルで記者会見を行った。意見をまとめた上で24日に開催される実行委員会で提議する意向を示していた永井社長だったが「ゼロに戻し、ゼロからスタートする。白紙に戻す。出来れば2005年に導入して、経営の安定を図りたいと思っていたが、ああいう形で外に出てしまった。情報管理が悪かった。各オーナーの賛同を得られないと、時間的に難しい。根回しの不足は誠に申し訳ない」と、提議を撤回し、計画を白紙に戻す事を明らかにした。再三に渡って、圧力をかけるかの様に苦言を連発していた根来コミッショナーは「私が期待していた通りの終結。近鉄がこちらの要請に応じて自主的に終止符を打った。そういう意味で非常に結構だと思う」と、大喜び。これに対して、梨田監督は「経営者として色々考えるのは当然。これからも他の方法を考えていかれると思う。現場は雑音を耳に入れないで、優勝に向けてやるしかない。ただ、今のプロ野球は考え直さなければいけない時期に来ていると思う」と、冷静に語った。