球界トピックス

1月23日


 謎の超小型補強炸裂! ボン野村を金銭トレードで電撃獲得!
金満大補強が十八番の巨人だが、何を血迷ったか、超小型補強に打って出た。この日、阪神からボン野村を金銭トレードで獲得した事を明らかにしたのだ。巨人の捕手と言えば、昨年は右肩痛で離脱,秋季キャンプでも右足首を捻挫したものの、五体満足ならば、不動の正捕手・阿部がいる。更に、離脱した阿部の穴を埋めたカリメロの愛弟子・村田,代打の一角として、ようやく開花した原俊介,破戒僧・清原のスパーリングパートナー・小田,将来が嘱望されている加藤らが控えている。にも拘わらず、悪太郎・堀内監督は「捕手の補強はポイントの一つだったので大変良かった。ヤクルト,阪神とセ・リーグに8年間在籍した経験を生かし、投手陣をリードしてくれる事を期待している」などと、心にもない事をほたえているが、勿論、詭弁以外の何物でもないだろう。余剰戦力を生み出すだけの金満大補強により、無駄に層が厚い巨人がボン野村を獲得する理由は極めて不可解に見えるが、これはアマチュアトップ2と言われる野間口(シダックス),一場(明大)獲得への大いなる伏線と見る向きもある。今ドラフトで東京ガスから内海を獲得すべく、敦賀気比高でバッテリーを組んでいた李を3年間も囲い込むなど、人質殺法も巨人の得意の手口。ボン野村と言えば、シダックス監督を務めるノムさんの愛息であり、明大卒でもある。今秋のドラフトでのトップ2ダブル獲得の為に、ノムさん,明大とのパイプを作っておきたいと言う事だ。だが、ボン野村ごときを手中にしただけで、トップ2をゲット出来るならば、苦労はない。そううまくいくならば、巨人と激しい争奪戦を繰り広げている阪神がみすみすボン野村を手放す訳はないのだ。野崎球団社長も「今回のトレードとドラフトは別問題。(ドラフト戦線に)影響はない」と断言しており、戦力になりえないが、無下にも出来ず、扱いに困っていたボン野村を厄介払い出来て、むしろ万々歳と言った様子だ。また一方では、オールプロ軍団を希望している長船委員長の意向を無視し、日本代表ナイトメアチームに野間口を加入させたいと企んでいる茂雄の陰謀であると言う説もある。ノムさんはアジア予選でアマチュアをないがしろにしておきながら、この期に及んで野間口を加入させようとする茂雄に憤慨しており、野間口の派遣を早くも固辞。しかし、犬猿の仲である茂雄の下に愛息が囚われてしまったとなれば、流石のノムさんも動揺は隠せない。茂雄は現場を離れたとは言え、昨年も名手・川相(中日)をシメ倒した事から分かる通り、依然として、巨人に対して、とてつもない影響力を持っている野球チームの監督としては、ヘッポコ采配のエンサイクロペディアと称される程の無能ぶりを発揮し、堂本光一や宮沢りえにやらせた方がマシとまで言われるものの、こと陰謀を張り巡らせる事にかけてはノムさん,森祗晶氏に勝るとも劣らない知謀を誇るだけに、ボン野村は何をされるか分からない危険な状況に瀕していると言っても過言ではない。しかも、これまで五輪出場に否定的なコメントを貫いていた野間口が奇しくも、この日、「第53回 日本スポーツ賞」表彰式の席で「シダックスが快く行って来いとなれば、行ってみたい」と五輪出場への希望を激白。文字通り、野間口の派遣はノムさん次第と言う事になってきた。ノムさんが愛息を見捨ててでも、茂雄に対しての意地を貫くのか、茂雄に籠絡される屈辱を受けてでも愛息を守るのか、注目される所だ。当のボン野村は「野球人としては(トレードは)仕方ないが、仲間と離れていくのは辛い気持ちがある。巨人ではキャッチャーとして自分の色を出していきたい」と、辛辣な表情を浮かべるばかりだった。尚、背番号は「63」となる模様。