球界トピックス

1月21日


 茂雄、2人枠撤廃を断念!? 長船委員長、オールプロ軍団を希望!
この日、東京・内幸町のコミッショナー事務局でアテネ五輪日本代表編成委員会が開かれた。現在、過熱状態となっている「派遣選手2人枠撤廃案」については議題に挙がらなかったとの事だが、会議後、強化本部長兼監督の茂雄が記者会見に臨み、「基本的には、オーナー会議の決定事項に基づき、チーム編成すると言う意思を同委員会、チームスタッフとも確認していますよ、エヘヘヘ〜」とコメント。事実上、オーナー会議で議決された2人枠を遵守し、撤廃案を取り下げる意向を示した。2人枠撤廃については、パ・リーグ監督会議で反対多数となり、セ・リーグでもヤクルト・若松監督,阪神・岡田監督が相次いで猛反対。中日・落合監督に至っては2人枠撤廃なら誰一人出さない方針をぶち上げており、現場レベルで諸手を上げて賛成しているのは、最下位に落ちた時の言い訳に利用したい横浜・山下監督くらいと言う惨憺たる有様だった。当初、茂雄は地獄のキャンプ行脚を敢行し、若手を下手にいじって選手生命を絶つ事を恐喝材料に撤廃案を認めさせようとしていたが、他の監督はともかく、落合監督が恐喝に屈するとは到底思えず、下手打って、福留らを回して貰えない事になるのはやばいと察知し、断念した模様だ。また、同委員会の長船委員長はナイトメアチームをオールプロで構成する事を嘆願「(茂雄は)アマに気を使っている。言いにくいだろうから私が言った」との事だが、これはとんでもない勘違い。茂雄はアマNo.1投手と言われる野間口(シダックス)を加入させたくて仕方なく、長船委員長の余計な配慮に態度を保留。しかし、シダックスの監督・ノムさんはただでさえ、茂雄と犬猿の仲である上、アジア予選でアマをないがしろにした事に憤慨しており、早くから野間口の派遣を固辞しているだけに、結局、オールプロとなる可能性は高いと見られている。