球界トピックス

1月2日


 ヒットマン後藤、反乱分子として蜂起! 今は無き川相への贖罪か!?
巨人に新たな反乱分子が現れた。その男の名は生え抜き最年長野手のヒットマン後藤。この日、埼玉・熊谷市でのサイン会に参加したヒットマン後藤は「川相さんが抜けて、ダメなものはダメと言える人が少なくなった。それじゃ勝てる集団になれない」と発言。茂雄の命令だとは思われるが、かつては川相にハリケーンミキサーをかまし、あのケガに強い男にして1ヶ月もの間、戦線離脱に追い込んだ苦い過去を持つヒットマン後藤。「ヒットマン」と言う有難くない異名がついたのも、この時だ。「安打製造機」ではなく「暗殺者」の意とあっては、野球人としては全く喜べるものではなかったが、未遂とは言え、川相暗殺計画に加担した事で茂雄からはそれなりに出番を貰える事になる。一時は首脳陣のスパイとも揶揄され、仲人を務めて貰った若大将・原政権時も、派閥の筆頭として、贔屓されているかの様に出番が多かった。しかし、若大将・原監督もフロントのやり口にぶち切れて辞任。今や、何一つ後ろ盾はない。今年で35歳と言う年齢を考えても、下手をすれば、来オフにも巨人を追われる可能性すらあるこの状況で反乱分子となるのは、ただならぬ決意の表れだ。しかし、川相暗殺計画に加担した事を後悔し続けていたヒットマン後藤にとって、川相を理不尽に引退に追い込んだ茂雄とチンピラ三山代表の卑劣なやり口には流石に我慢ならなかったと見える。グァムで行われる春季キャンプに先立ち、選手会主導で検討された先乗り合同自主トレは結局、中止となったが、「いいキャンプにしたいなら、暑さになれないと。日焼けで痛くてユニフォームを着られなかったり、ボールを投げられなかったりじゃ話にならない」と、あくまで先乗りを主張。川相無き後の巨人において、あえて川相的な立場になろうと務める事がヒットマン後藤なりの贖罪の手段なのだろう。だが、この姿勢を貫けば、ナベツネ,チンピラ三山代表,悪太郎・堀内監督、そして、茂雄と言った巨大な敵を作ってしまう事は間違いない。来オフ、川相と同じ様に陰謀の渦に巻き込まれない事を祈るばかりだ。