球界トピックス

12月24日


 ヒゲ入来、来オフの国外亡命を断念! 井出とのトレード、ようやく成立!
代理人交渉及びポスティングシステムによる国外亡命を希望した途端、チンピラ三山代表の陰謀で日本ハム・井出との交換トレードを決められたヒゲ入来が、この日、都内のホテルで日本ハムと3度目の交渉を行った。2,3年後の亡命容認を初めとする日本ハム側の数々の譲歩案を無下にして、執拗に来オフの国外亡命を希望していた事でいよいよトレード白紙へ秒読みとなり、国外亡命の道が完全に断たれる資格停止の危機に立たされたヒゲ入来は、今まで代理人の吉田弁護士に任せっきりだった交渉に初めて出席。これ以上の譲歩案は出せない日本ハムは今回の交渉で直々に最終確認を求めており、流石にヤバいと察知したヒゲ入来はついに観念し、来オフの亡命を断念。結局、3年以内にポスティングシステムでの亡命容認が確約される条項が盛り込まれる形で合意となり、細かい条件をまとめた上で1月中に正式契約となる模様だ。何も悪い事はしていないにも拘わらず、振り回される気の毒な立場となった井出だが、ようやく巨人への移籍が正式に決まり「時間はかかったが、最初の発表通りにとりあえず決まったので本当にホッとした。これで安心して年を越せる」と安堵の表情を浮かべた。

 マッスル千代の富士、大トリ更改! 大台3億円で一発サイン!
この日、東京・神田錦町の球団事務所でマッスル千代の富士が大トリ更改に臨んだ。今季はヘッポコ守備のペタジーニのフォローを余儀なくされ、二人分の守備範囲をこなした影響から、疲労性の腰痛に冒され、2週間程、離脱するなど、苦しみながら、自己最高の打率.323をマークした事を評価し、球団側は9000万円アップの3億円(推定)を提示川相の必要性を訴えるべく、命を懸けて国外亡命した今夜の松井さん(ヤンキース)より1年早い大台到達に一発サインとなったマッスル千代の富士だが「ケガで全試合出場出来なかった事が悔しい。(来季は)優勝するしかない(が、川相サン無き今、それは至難の業だろう)と、喜びの表情はなかった。

 井川、球団史上最高昇給1億円増を保留! 矢野、4年契約裏目の減俸でサイン!
今季20勝をマークして、MVPに輝くなど、リーグ優勝に大きく貢献したエース・井川が甲子園球場内の球団事務所で代理人同席による契約更改交渉を行った。井川の活躍を高く評価する球団側は倍額となる2億円(推定)を提示。しかし、同じく20勝をあげた斉藤(ダイエー)が1億2000万円アップの1億5000万円(推定)を提示された(が、保留)事も意識しているのか、井川側はこの提示に不満たらたら。球団が違う上、ベースとなる年俸に7000万円も差があるとあっては、比較する事自体、全くもってナンセンスだ。また、金銭面だけでなく、球場の警備の強化等についても要望するなど、約2時間半に渡るロング交渉となったが、結局、物別れに終わり、保留。球団史上最高昇給額となる1億円増の提示を蹴られる事など、まるで予想していなかった野崎球団社長は「ちょっとショックですね」と、まさかの保留劇に呆然としていた。年明けに予定されている次回の交渉では、井川は参加せず、代理人の橋岡弁護士が非公式に行う模様。一方、MVPレースで僅差で井川に敗れた矢野もこの日、2度目の交渉に臨み、1000万円ダウンの1億4000万円(推定)+出来高でサイン。2000年オフから4年契約を結んだ影響で今季、あれだけの活躍をしても年俸がダウンする憂き目に遭った矢野「来オフは面倒くさいから単年でええわ!」と、やけっぱち。また、3度目の交渉となった安藤は前回同様、4100万円(推定)の提示に白旗を挙げ、ようやくサインとなった。