球界トピックス

12月22日


 元ロッテ・シコースキーと入団交渉合意! 新ストッパー候補として期待!
この日、巨人はロッテを自由契約となったシコースキーとの入団交渉がようやく合意に達した事を明らかにした。年俸は30万ドル(推定)で背番号は「42」。投げる前に右腕をグルグルと回すパフォーマンスで人気のシコースキーはロッテでは主に中継ぎとして活躍。3年間での通算成績は9勝16敗3S、防御率3.90。1年目こそ不安定だったが、年々、安定感が増しており、今季は47試合で4勝6敗1S、防御率3.16の好成績だった。理不尽極まりない川相幽閉策に心を痛めた守護神・河原が川相の出番を作る為に、自らの立場が悪くなるのを覚悟の上で再三再四自爆殺法を敢行したにも拘わらず、それでもなお川相を出さずに河原の気持ちを踏みにじった茂雄のやり口で数限りない逆転負けを喫し続けた今季の巨人。自爆殺法の真意を理解していないのか、気付かないフリをしているのかは不明だが、ともあれ、河原は完全に信用を失っている状態。悪太郎・堀内監督も「セットアッパーとして考えているが、河原の復活が難しい場合にはストッパーも考えている。日本の野球に慣れているし、期待しています」と語るなど、河原に代わる新ストッパー候補として期待している様だ。しかし、問題は環境が大きく変わってしまう事。ロッテ時代はパ・リーグNo.1ショートの小坂がバックに控えており、その安心感から存分に腕を揮う事が出来たが、球界No.1ショートである名手・川相をむざむざ放出してしまった来季の巨人内野陣は正にザルそのもの。今季、特にカリメロや桑田が苦しめられた様に、安易に打たせて取れない為、投球の幅を大きく狭められる事になるのは必至なだけに、ロッテ時代同様の投球が出来るかは未知数だ。また、不吉なジンクスもある。ロッテから移籍し、背番号「42」をつけた男と言って思い出されるのが、日本球界に「違和感」を大流行させた悪の権化・ヒルマンロッテ時代の好成績に大きな期待を寄せながら、「肩に小錦が乗っている」などとほたえて、2年間で僅か2試合の登板に終わった悪夢は未だに球団関係者のトラウマとなっている。不安と期待の入り交じる中、シコースキーは「日本に呼び戻してくれた堀内監督ら関係者の方々には感謝している。東京ドームのファンの前で100%全力を尽くす事を誓う」と、広報を通じてコメントを残した。