球界トピックス

12月15日


 鉄腕・岩瀬、ついに2億突破! 名手・川相のバント阻止で莫大な査定アップ!
この日、中継ぎエースの岩瀬が契約更改交渉に臨んだ。今季の岩瀬は5年連続50試合登板(58試合)を果たした他、3度目の最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。そして、何よりも、(首痛と言う万全の状態ではなかったとは言え)世界の犠打職人・川相のバントを決死のダイビングで見事に好捕したスーパープレイを高く評価した球団側は6000万円アップの2億円(推定)+出来高と言う好条件を提示。中継ぎ投手としては図抜けた高年俸に大満足の岩瀬は「(2億は)到達したいと思っていた。毎年頑張ってきた事を評価して貰った」と一発サインし、満面の笑みを浮かべた。今季途中にギャラードが横浜へ移籍し、大塚もポスティングシステムでパドレスへ亡命した事で、来季はストッパーを希望すると言う岩瀬。奇しくも、大幅年俸アップの要因となった名手・川相が巨人から移籍してきたが、それにより、完成する強力内野陣をバックにすれば、例年以上の安定感が望めると言う絶対の自信からか「やるからにはタイトルを取るぐらいの気持ちでいる」と、意気込みを見せた。一方、オリックスから移籍した事で金村弟(ヤクルト)同様に水島の呪いから解き放たれ、チーム最多の12勝をマークし、カムバック賞を獲得した平井3300万円アップの5000万円(推定)の提示に今季は「3倍を希望していたが、少し足りないぐらい」と言いながらも、笑顔の一発サイン。また、右肩痛により、5月半ばから戦線離脱したA級戦犯・人斬り抜刀斎は500万円ダウンの1億500万円でサインとなった。

 ヒゲ入来・代理人、日本ハムと初交渉! 三沢取締役、国外亡命申し入れに激昂!
代理人交渉及びポスティングシステムによる国外亡命を希望した途端に、日本ハム・井出との交換トレードを決められると言うチンピラ三山代表の卑劣なやり口にしてやられたヒゲ入来の代理人・吉田弁護士がこの日、日本ハムと初交渉。日本ハム側は「亡命を希望すれば、トレード不成立」と再三再四公言していたにも拘わらず、ヒゲ入来側は臆面もなく亡命希望を申し入れた。前日、「話はしてあるので、大丈夫」などと言うチンピラ三山代表からの電話を受けたが、案の定、表面上だけの無責任な発言だった事で怒り心頭の日本ハム・三沢取締役は「1年でポスティングなどありえないし、2,3年後の確約も出来ない。結果を残した後でならともかく、今の段階では考えられない。巨人に誠意はない。話が違うんだから、(トレード白紙を)巨人に訴える事も考える」と不快感を露わにした。

 下柳、国内なら阪神残留を決意! 横浜には断りの申し入れ! 
去就が注目されている下柳だが、この日、国内ならば、阪神に残留する意向を示した。阪神からFA宣言した下柳に対して、国内では横浜が獲得に動き、総額2億円(推定)+出来高の2年契約を提示。一方、当初、1億円(推定)+出来高の1年契約を提示していた阪神だが、再交渉で横浜を上回る総額3億(推定)の2年契約に加え、愛犬・嵐(仮名)の面倒まで申し出るなど、必死の引き留め工作を図っていた。これを受けた下柳は「直前まで悩んだが、国内に関しては阪神を選択した。1年間在籍してチームメートへの思いも強く、野球に専念しやすい環境を整えてくれ、自分の力を発揮出来る」と語り、横浜に対しては断りの連絡を入れた模様だ。しかし、未だにオファーがない状態にも拘わらず、鈴木一朗(マリナーズ)が恐れおののいて、国外逃亡を決意した程の威力を誇る「死神ボール」が高い評価を受けていると言う噂に国外亡命の夢も捨てきれないらしく「国外亡命への思いもあり、(結論を出すのは)もう少し時間を戴きたい」とコメント。上杉弁護士は阪神残留か国外亡命の二択で、年内までの決着を目指している事を示唆している。

 黒田、悲願の大台到達! 求道者・前田、現状維持で最高年俸死守!
この日、広島球場内の球団事務所でミスター完投こと黒田が契約更改交渉を行った。前半戦は苦しんだものの、後半戦は8連勝するなど、大きく巻き返し、自己最多の13勝を挙げた黒田に対して、球団側は3500万円アップの1億2500万円(推定)を提示。悲願の大台突破を果たし、一発サインとなった黒田は「まさかこんなお金を貰える様になるとは思ってなかった」と、戸惑いながらも喜びを隠せなかった。一方、リハビリ三羽烏の一角・求道者・前田は現状維持の1億7000万円(推定)で更改し、チーム最高年俸をキープした。