球界トピックス

12月11日


 ヒゲ入来、代理人交渉希望で屈辱の放出劇! 井出の交換トレードが成立!
近鉄から前略・三沢興一を獲得した段階で土井球団社長が「国内トレードはこれで一段落と思っている」とほたえていたにも拘わらず、この日、巨人はヒゲ入来と交換トレードで日本ハムから井出を獲得した事を発表した。巨人にとって、右の外野手不足は今夜の松井さんがいた頃からの懸案事項。一方、先発ローテを組むのに四苦八苦の日本ハムは宇宙人・新庄の獲得により、外野の枠に余裕が出来ていた。ヒゲ入来は昨年は左足内転筋損傷で5勝止まり,今年も右太腿裏肉離れで一年丸々棒に振るなど、この所は故障に泣かされ続けているものの、一昨年は13勝をマークするなど、五体満足ならば十分、ローテを任せられうる存在であり、俊足堅守の井出との交換トレードは、それなりに両軍の利害が一致するいいトレードに見えた。しかし、ヒゲ入来が放出された原因に大きな問題があった。十八番の金満大補強により、毎年の様に即戦力投手を獲得する巨人においては最早、余剰戦力と化していた事もあるが、決定的となった理由は代理人交渉を画策したからだと言う事がヒゲ入来自身の口から明かされたのだチンピラ三山代表が「代理人でなく、あくまでアドバイザー」などと、ぬかしながらも、上原と実質上の代理人交渉を結んだ事で、その流れに便乗しようと目論んだヒゲ入来は8日に代理人交渉を希望する意向を伝えるも、書類不備などと言う苦しい言い訳が2度も通用しない事が分かっているチンピラ三山代表はヒゲ入来の代理人との接触を回避すべく、時間稼ぎをかました末に井出とのトレードを僅か3日で一気に推し進めたとの事。怒り心頭のヒゲ入来はトレードに関しては、従う意向を示しているものの、「球団側は、都合の悪い選手をトレードに出すと言う行為に出た。読売球団の行為,態度は選手の正当な権利として認められている代理人制度を根幹から揺るがす」と、弁護士事務所を通じて、巨人に異例の抗議声明を出した。実際の所、このトレードはシーズン中にも水面下で交渉されていたものであり、ヒゲ入来の代理人交渉要求が決定的な理由であるかは不明だが、トレードの件を伏せ、時間稼ぎにより、代理人との接触を回避した事実は確かだ相変わらず、チンピラ三山代表の卑劣なやり口は留まる所を知らないが、何だかんだで巨人にいるよりは活躍の場が広がるであろうヒゲ入来と、控えに甘んじる事がほぼ確実と思われる井出では、果たして、どちらにとって気の毒なトレードなのか?

 水島の呪いを完全払拭! 金村弟、大幅4800万円アップで一発サイン!
この日、金村弟が新橋の球団事務所で契約更改交渉を行った。金村弟は恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカベン パロ野球編」では屈辱の八百長を演じさせられるなど、シメにシメにシメられまくった影響で西武から戦力外同様の扱いで、昨オフに金銭トレードでヤクルトへ移籍。しかし、水島の呪いから解き放たれた事で生気を取り戻し、「新日本ハウス」のCMソングに乗って、打率,打点で自己最高の記録をマークするなど、ペタジーニの穴を埋める活躍で見事にカムバック賞,ベストナインを受賞。これを高く評価する球団側から4800万円アップの7800万円(推定)+出来高と言う好条件を提示されると「自分でも信じられない様な成績を残し、まだやれる自信がついた。また来年頑張りたい」と、満面笑顔で一発サインとなった。

 霊感投手・松坂、2億で一発サイン! 高卒投手では史上最速の大台突破!
この日、西武ドーム横の球団事務所で霊感投手・松坂が契約更改交渉に臨んだ。昨年は故障により後半戦を棒に振り、伊原監督からは優勝に貢献した存在として認めて貰えないなど、屈辱を味わった松坂だが、今季は新たな「霊感投手」高井(ヤクルト)の入団に刺激されたか、「霊感投手」としてのステータスを守るべく発奮し、防御率,最多奪三振の二冠を獲得。2億が攻防ラインとして、予想されていたものの、守護神・豊田が4000万円アップでの2億円(推定)を提示されていた事から、大台到達は難しいと思われていた。しかし、球団側はオツ,ハンニバルと言った故障離脱の先発陣の穴を埋めたとして、あっさりと8500万円アップの2億円(推定)を提示した事で、松坂も「十分に評価して貰い、気持ちよくサインした。かなり嬉しい」と、すんなり一発更改。高卒6年目での2億到達は鈴木一朗(当時オリックス),今夜の松井さん(当時巨人)に続いて3人目で、投手では初めてのスピード記録となった(巨人・上原は大卒6年目で到達)。