球界トピックス

12月10日


 茂雄、十八番の「欲しがり病」炸裂! 代表派遣人数の制限撤廃を要求!
人工芝に不慣れな相手の怒涛の拙守三昧に救われ、辛くもアテネ五輪進出を決めた茂雄率いるナイトメアチーム。この日、都内で行われたプロ,アマ合同の全日本野球会議に出席した茂雄は会議後、「1球団から2人まで」と定められている代表派遣人数制限の撤廃を来年1月の日本代表編成委員会で提案する意向を示した。それはつまり、3人以上確保したいチームがある事と同義だが、そのターゲットの筆頭が巨人である事は言うまでもないナベツネの後ろ盾を利用した茂雄が自ら推進し、定着させたイカレ金満大補強により、巨人への戦力一極集中化は顕著となるばかりで、「1球団から2人まで」と言うルールは自らの首を絞める結果となっているのが現状だ。そもそも、名手・川相(中日)さえ選出すれば、残り全員がアマチュアだろうが、金メダルは固いと言うのに、あくまで川相をシメ倒す事に執念を燃やす茂雄はこの選択肢は無視する意向で、十八番の「欲しがり病」を炸裂させて、巨人からの大量引き抜きを狙うつもりだ。しかし、アテネ五輪本戦はペナントレースの真っ最中。これに合わせて、公式戦を中断する予定もなく、選手派遣は戦局を大きく変えうる可能性がある。基本的にペナントレース最優先で五輪には非協力的な態度を取っているナベツネだけに、いかに茂雄の申し出とは言え、簡単に受け入れるとは思えない。これまで結託していた茂雄&ナベツネの暗黒コンビだが、利害が一致しない今回のケースの行く末が注目される所だ。

 アジア新「56発男」イ・スンヨプ、総額8億の2年契約でロッテ入り決定!
今季、韓国プロ野球で王さん,ローズ,カブレラを上回るアジア新記録のシーズン56本塁打を放ったイ・スンヨプ内野手(27)のロッテ入りがついに決定した。イはアメリカへの亡命を目指し、サムスンから自信満々でFA宣言したものの、どこもかしこも予想を遙かに下回る低評価で納得出来る条件を得られなかった。イの獲得に執念を燃やしていたロッテはこの間隙をぬって、契約金,出来高を含めた総額8億円の2年契約に加え、2年後にはアメリカ亡命を許すと言う好条件を提示。この日、代理人の金基柱氏と2度目の交渉を行い、合意に達した模様で背番号も「36」に決定。

 ローズとの交渉、大筋で合意! 正式入団まで秒読み段階!
近鉄を自由契約となり、巨人入りが既定路線と見られているローズについて、この日、チンピラ三山代表は「詰めの段階に入っているのは事実。あとはテクニカルな事だけそれで契約がひっくり返る事はないと思っている」と、交渉が大筋で合意に至った事を明らかにした。助っ人史上最多となる通算本塁打(288本)を更新中のローズだが、淡口打撃コーチが「右膝痛が万全でなければ…」と言う仮定付きながら、史上最悪のコストパフォーマンスを誇る代打要員と化す可能性を示唆している。しかし、球団側がローズの右膝の状態について、綿密に調査している様子など、全く見受けられない。日本球界に「違和感」と言う言葉を定着させた悪の権化・ヒルマンを初め、昨年のペタジーニなど、故障持ちの選手に平然と大枚はたいて顰蹙を買った過去があるにも拘わらず、相変わらず、教訓とする気すらない様だ。他球団からのお古を貰ってくると、ロクな事がないと言うジンクスを果たして、打破出来るか!?

 元オリックス「青波の長瀬」&長身右腕ループを獲得へ!
日本球界へ出戻りとなる宇宙人・新庄を獲得し、巨人入りを志望していたさすらいの賭博師・須永(浦和学院)を強行指名で入団にこぎつけるなど、積極果敢な補強政策を続けている日本ハムだが、更に、新助っ人として、レッドソックス所属のライアン・ループ投手(28),元オリックスのフェルナンド・セギノール外野手(28)の獲得を目指している事が明らかになった。ループは196cmと言う長身から投げ下ろす速球を武器にメジャー通算24勝(今季は1勝1敗)をあげている右腕。一方、2002年にオリックスに在籍していたセギノールは「青波の長瀬」と呼ばれ、日本記録であるシーズン3度のスイッチホームランをマーク。89試合で23本塁打を放つなど、長打力には定評があったものの、安定さに欠ける事から1年で解雇されたが、今季は3Aで106試合に出場し、打率.341,28本の二冠に輝いている。しかし、このパターンは今年、中日が大失敗したクルーズとそっくり同じだけに、鵜呑みには出来ない部分もあるだろう。小嶋オーナー代行は順調にいけば、12日から始まるウインターミーティングの会期中に契約を交わす見通しを立てているとの事だ。