球界トピックス

12月5日


 前略・三沢興一、2年半ぶりの古巣復帰! 根市プラス金銭で交換トレード!
この日、巨人は根市プラス金銭で近鉄から前略・三沢興一を獲得した事を明らかにした前日、3回を投げた事で「三沢は今日は使いません。じっくり休ませますよ、エヘヘヘ〜」などと言っていた茂雄に大量リードがある場面で理不尽に登板を強いられた伝説の男・三沢は、茂雄の一貫性のないヘッポコ継投に振り回され続け、使い潰された挙げ句、どう考えても必要な戦力であったにも拘わらず、2001年のシーズン途中でロートルの田畑と交換トレードで近鉄に島流しされる憂き目に遭わされていた。2年半ぶりの古巣帰還を果たした三沢は「もう一度巨人でやるとは思ってもいませんでしたが、また新たな気持ちで頑張ります」と語り、再び「ザ・サンデー」で馬場アナ相手にヘラヘラと対談をする日々を待ち焦がれている様だ。三沢の復帰を熱望していたと言う悪太郎・堀内監督は「彼の中継ぎとしての力はよく分かっている。丁度、自分がコーチをやっていた時の選手だし、クレバーな投手。巨人には必要な選手だし、戻すべき選手の一人だった」と、貴重な戦力をむざむざ放出した茂雄のいきあたりばったり補強を暗に批判した。一方、未完の大器として将来性を期待されながら、毎年毎年、即戦力投手を獲得する金満大補強のあおりで、芽を出すチャンスすら与えられず、「巨人選手のサルガッソー」近鉄への島流しが決まった根市だが、近鉄・足高球団取締役からは「ドラフトでウチが獲りたかった選手。来季からすぐにでも活躍して貰いたい」と大きな期待を寄せられており、少なくとも巨人で飼い殺されるよりはマシな野球人生が開けそうだ。
 阪神・川尻←→近鉄・前川の交換トレードが成立!
この日、阪神・川尻と近鉄・前川の交換トレードが成立したと両球団から正式に発表された。今季は18年ぶりのリーグ優勝を飾った阪神だが、ムーアを解雇し、下柳にもFAで抜けられる可能性があるなど、先発左腕の確保を急務としていた。単に、向こうにいないタイプだった事で、日米野球でたまたま成功して調子に乗り、毎年の様にポスティングシステムによる国外亡命を訴え続けた挙げ句、年々、凋落の一途を辿るばかりの反乱分子・川尻を当初は戦力外通告する筈だったが、トレード要員として成立するなら、越した事はないとばかりに前川との交換トレードを近鉄に打診。一方、パンジャキラーの異名をとった時期もあるが、パンジャ以外にはロクに勝てず、白星をあげても、その分、きっちり負ける前川に見切りをつけていた近鉄・足高球団取締役は「前川はここ2年間成長が止まり、環境を変えた方がいいと思った。川尻は実績もあるし、サイドと言う事で左打者にも通用する先発として大いに期待している」として、これに合意した。緊急トレードを知らされた前川は「来年も近鉄でやるつもりでいたのでびっくりしています。でも、決まった以上は阪神で精いっぱい頑張ります」 と、衝撃を受けながらも、新天地での躍進を誓った。

 上原の代理人・加藤弁護士、チンピラ三山代表への法的措置は取り下げ!
チンピラ三山代表の態度に激昂し、「正当な代理人交渉が行われた事は極めて明白な事実。代理人、弁護士としての職務の適格性を疑わせると言う意味において、当職の名誉を著しく棄損するもの」として名誉毀損に関する警告書を送った上原の代理人・加藤弁護士。これに対するチンピラ三山代表から回答書の内容を精査した結果、〈1〉同弁護士及び上原の名誉の回復がある程度達成された 〈2〉チンピラ三山代表から陳謝の意が表明された 〈3〉回答に球団及びチンピラ三山代表の誠意が感じられた…として、今後、名誉棄損を理由とする法的措置は取らない意向を示した何とか法的措置だけは回避したいチンピラ三山代表は前日,この日と2度に渡り、電話で陳謝するなど、加藤弁護士の怒りを収めるべく必死に媚びを売った模様だ。しかし、それでも例によって、ナベツネの顔色を窺わずにはいられない様で「巨人軍として従うべき手続きは2000年11月のオーナー会議での合意事項であるとの認識は変わっていない」と回答書に明記するなど、あくまで代理人交渉であった事は認めない方針を貫いており、加藤弁護士側は「選手会が定める代理人規約に沿った適法な代理人交渉をやった。双方の主張は平行線であり、和解と言うのは妥当ではない」と、わだかまりを残した。