球界トピックス

12月1日


 ゴーグル、執念のカムバック! 1年のブランク経て、5年振りのロッテ復帰へ!
ゴーグルが1年のブランクを経て、5年振りにロッテに復帰する事が濃厚となった。昨オフ、メッツから戦力外を通告された後、国内球団からのオファーは幾つか来ていた事は来ていたが、メッツには横浜からFA権を行使して移籍していた為、国内の他球団に移る際は、横浜に支払わなければならない補償金1億7500万円(推定)が大きなネックとなり、契約には至らないでいた。しかし、FA宣言した翌々年の12月1日以降なら補償金は必要なく、すかさず古巣・ロッテがオファーした格好だ。実質上の引退に追い込まれていたにも拘わらず、評論家活動の傍ら「現役」とほたえ続けていたゴーグル。往生際が悪いと言う声もあったが、真に現役に復帰する日を信じて、体を作り続けていた事は決して無駄ではなかった。ロッテとはFA権取得直後に戦力外通告されると言う屈辱を受けているが、現役に戻れる以上、そんな過去に拘ってはいられない。「(ロッテ,メッツで指揮官だった)ボビー(バレンタイン監督)の推薦があったと思う。今、チームが前向きになっているし、微力ながら貢献したい」と素直に喜びを表した。気になるのは、やはり、1年間、実戦から遠ざかっていると言う大きなブランクだ。「今年1年は緊張感のない状態で投げていたし、正直、来年どうだろうと言う事は分からない」と、ゴーグルもその事は重々に承知しているが、「やれてもあと1年か2年。もう投げられないと言う所までやりたい。来年は僕自身以降の(現役続行を希望しながら、どことも契約出来ずにいる)人の為にも重要な1年になる」と、前向きな姿勢を見せている。

 カリメロ、屈辱の2000万円ダウン! 河原も自爆殺法報われず、無念の白旗!
この日、神田錦町の球団事務所でカリメロが契約更改交渉を行った。川相不在のバックを強いられ続け、計算通りに打ち取っても、足を引っ張られるなど、得意のコーナーワークも空回りに終わるなど、最悪の状況下で僅か7勝に終わった事で、球団側は2000万円ダウンの2億8000万円(推定)を提示。しかし、左手親指靱帯による戦線離脱と言う負い目もあるカリメロは(ヘッポコ内野陣を背負わされた事は許せないが)ケガは言い訳にはならない。結果は結果として受け止めている」と、これに渋々サイン。来季は200勝が懸かっているが「プロに入った頃を思い出す訳ではないが、初心に戻って野球だけを考えてやっていきたい」と語った。一方、川相の必要性を訴える為、自らを犠牲にした自爆殺法で川相の出番を呼び込もうとしただけだと言うのに、不振と勘違いされるばかりで全く報われなかった河原は案の定、決死の自爆殺法を咎められまくり、1500万円ダウンの6000万円(推定)でサイン「(自爆殺法で何とか川相さんを引っ張り出そうと言う)結果を出せなかったのが全て」と無念の表情を浮かべた。また、入団前から尊敬していた川相をバックに投げたいと言う夢を悉く無惨に打ち砕かれ、失意のマウンドの連続となりながらも、ベンチで川相に励まされて、頑張り抜いた真田300万円アップの2500万円(推定)で合意となった。
 左:川相不在のバックを強いられた影響から屈辱の2000万円ダウンとなったカリメロ

 シャア少佐、球団最速の大台突破! 吉野は倍増提示にも保留!
18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献したシャア少佐が甲子園球場内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。自己最多の61盗塁をマークし、3年連続の盗塁王に輝いた事を高く評価する球団側は6300万円アップの1億円+タイトル料500万円(いずれも推定)を提示。これに対して、シャア少佐は「プロになった以上1億円プレーヤーは一つの勲章ですが、満足度は微妙ですね」と満面の笑みとはいかないながらも、一発サイン。3年目での大台突破は球団最速記録となった。一方、中継ぎとして、チーム最多の56試合に登板した吉野は倍増となる2100万円アップの4200万円(推定)の提示に対して、「今までで一番貢献できた年だった。中継ぎは数字に出にくい部分があるので、うまく評価して欲しい」と不満を漏らし、保留。これで安藤に続いて、2人目の保留者となったが、いずれも中継ぎ投手。中継ぎに対する査定への不満は高まる一方で、今後も中継ぎ陣が結託する可能性が考えられそうだ。