球界トピックス

11月25日


 チンピラ三山代表、上原の代理人単独交渉阻止を示唆!
球団側の了承を取らない儘、代理人を決定する強行手段でついに球団初の代理人交渉に持ち込む事に成功した上原。しかし、断固として拒否の構えを見せていたナベツネ側がこの儘、安易に受け入れる訳はなかった。この日、チンピラ三山代表は「特別扱いはしない。チーム内で浮く可能性があるから、他の選手と同じ様に普通にやっていく」とコメント。上原は代理人交渉を阻止する球団の牙城を崩した先兵に過ぎないのだが、あくまで現時点では、ただ一人の代理人交渉となる事から「特別扱い=異端者」であると強調する事には、他の選手達が上原に続いて次々と代理人交渉を図りかねない状況に歯止めをかけようと言う意図が見え隠れする。また、チンピラ三山代表は代理人単独の交渉を拒否し、あくまで上原の同席を求める方針を示唆。規約上では選手は1回目の交渉さえ同席していれば、2回目以降は代理人単独交渉が認められるが、これには「球団と選手双方が合意すれば」と言う条件が伴い、ここを突いた格好だ。毎度、同席を余儀なくされるのであれば、いかに折衝自体は代理人が行おうとも、「野球に集中したい」と言う上原の目論見は無惨に崩れ去る事になる。依然として、前哨戦が続いている上原とフロントだが、27日の第1回交渉の行方が注目される所だ。

 総額7億の2年契約! 伊良部クラゲ、破格の条件で残留決定!
FA宣言し、去就が注目されていた伊良部クラゲが残留を要請していた阪神と合意に至った事が明らかになった。今季、13勝をあげ、18年ぶりのリーグ優勝に貢献した伊良部クラゲはメジャー復帰を視野にFA権を行使。ムーアを解雇し、下柳にもFAで出て行かれかねない状況とあって、引き留めに必死の球団側は総額7億円(推定)の2年契約で、オプションの2年目には伊良部クラゲに契約更新の選択権を与えると言う破格の条件を提示。水面下での電話交渉の末、この日、ようやくまとまった模様だ。

 阪神からの移籍コンビ、入団記者会見! 谷中、新天地で10勝宣言!
この日、オリックスはGS神戸内で、牧野,葛城イクローとの交換トレードで阪神から獲得した谷中,斉藤の入団発表を行った。今季は僅か3勝と低迷した谷中だが「先発なら10勝以上、中継ぎなら1試合でも多く投げたい」と、新天地での躍進を宣言。一方、3年ぶりの古巣復帰となる斉藤は「8年間いたチームなので、戸惑いはない。阪神で学んだ事を肝に銘じてやれば結果は出る」と語った。尚、背番号は谷中が「16」,斉藤が「36」に決定。