球界トピックス
11月12日
小久保、ダイエーナインに惜別挨拶! 松中、V旅行ボイコット問題を再考!
茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、名手・川相を半強制的に引退に追い込んだ巨人へ世紀の不可解トレードで移籍が決まった小久保がこの日、古巣・ダイエーの宮崎キャンプを訪問した。「一連の騒動でお騒がせして申し訳ない。10年間は長い野球人生の中でも強烈なインパクトとして残っている。お世話になりました」とチームメイト,スタッフに惜別の挨拶。悪夢の電撃放出劇に最も心を痛めていた王さんからは「巨人に入ったら注目されるので頑張ってくれ」とエールを送られた。不可解トレードの真相については「ここで言う事じゃない。決まった事だし、前を向いて行くしかない」と黙して語らず。優勝気分をぶち壊されて、選手会としてV旅行ボイコットを掲げていた選手会長・松中はこの場にはいなかったものの、小久保から携帯電話で連絡を受け、球団との話し合いを勧められた事で「まだ意見を聞いていない選手が何人かいるので、もう一度みんなと話し合って、高塚社長に伝えたい」と、ボイコット問題に再考する意向を示した。
村松、4球団目の交渉! 4年6億の最高条件にグラリ!
ダイエーからFA宣言した村松がオリックス,ダイエー,ロッテに続く4球団目となる日本ハムとの交渉を行った。来季から本拠地を札幌へ移し、大きな目玉が欲しい日本ハム・三沢編成部長は「彼の足と打撃の勝負強さは、高い評価をしている。北海道のファンに喜ばれるチーム作りをするためにも欠かせない」と、これまで最高の条件を出していたオリックスをも上回る5億円+出来高1億円(いずれも推定)の4年契約を提示。これに対して、村松は「びっくりした。また悩みが1つ増えた。球団を挙げて自分の力を必要としてくれていると感じた」と喜びを隠せない様子。「簡単には決められないのでじっくり考えたい」と言いながらも、17日頃には結論を出す意向を示している。
下柳に2年2億5000万円を提示! 上杉弁護士、国外亡命の可能性も示唆!
鈴木一朗(マリナーズ)に国外亡命を決意させた恐怖の「死神ボール」を引っ下げて、阪神を18年ぶりのリーグ優勝に導きながら、FA宣言した下柳の獲得に名乗りを挙げた横浜がこの日、横浜市内の球団事務所で代理人の上杉弁護士と初交渉を行った。前日の阪神の残留交渉では1億2000万円(推定)+出来高の1年契約が提示された事を睨み、横浜はそれを上回る2億5000万円(推定)+出来高の2年契約を提示。山中球団専務は「ベストなものを出した。次回は本人を交えて握手の場にしたい」と獲得へ確かな手応えを掴んだ模様。これに対して、上杉弁護士は「絶対に必要と言って貰い、非常に熱意を感じた」と語ったが、自軍の切り込み隊長・鈴木一朗を震え上がらせる殺人投球に魅力を感じているマリナーズが(正式なオファーはまだながら)獲得に興味を示している事を明かし「選択肢の一つにはなり得る」と話した。
大塚、ポスティングシステムの必要書類を送付! 来週半ばにも結果発表!
世界屈指の守備職人である名手・川相をバックに投げられると言う素晴らしい環境をむざむざ放棄し、ポスティングシステムで2年連続国外亡命を目論む大塚について、中日はコミッショナー事務局にメディカル・レコード等の必要書類提出の手続きを取った。亡命先となる米コミッショナー事務局へ書類が届き、公示されてから、4日間の入札期間が設けられる。入札結果が分かるのは来週半ば辺りになりそうで、最高入札額に対して、中日が受諾すれば、独占交渉権を得た球団と大塚の直接交渉が開始される。