球界トピックス
11月11日
今夜の松井さん、新人資格に疑問の声! 僅か4点差で新人王逃す!
名手・川相の必要性を訴える為に命を懸けて国外亡命を決意した今夜の松井さんだが、この日、亡命先のア・リーグ新人王レースに敗れ去った事が明らかになった。対抗馬となったのはロイヤルズのベロア内野手。打率.287 17本のベロアに対し、松井さんは打率.287 16本とほぼ互角。しかし、打点ではベロアの73点に対して、松井さんは106打点と大きく引き離している上、新人選手では史上最多となる163試合出場(引き分け再試合が1つあり)を果たすなど、下馬評では松井さんが有利と見られていた。しかし、結果はベロアの88ポイントを獲得したのに対し、松井さんは84ポイントと僅か4ポイント差に泣いた。1位5ポイント,2位3ポイント,3位1点ポイントと言う現行の投票方式になった1980年以降、最小の点差だった。野茂,ササキ様,鈴木一朗らが新人王をかっさらった事で日本のプロ野球で経験豊富な選手の新人選手資格を疑問視する風潮は年々強まっており、10年間日本で一線を張ってきた松井さんを新人選手と認めない記者が票を投じず、なまじ接戦となった為に大きく響く結果になったとも見られている。取材を受けた松井さんは「ベストを尽くしたし、悔いはない(が、命を懸けて亡命した甲斐なく、川相さんが幽閉されまくったのは、とてつもなく悔しい)。新人王を獲れなかった事に対しても残念と言う気持ちはそうない(が、命を懸けて亡命した甲斐なく、川相さんが半強制的に引退に追い込まれ、巨人を退団する事となったのは残念極まりない)」と語った。
阪神、下柳の代理人と電話で残留交渉!
今季10勝をマークし、18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献しながらも、FA宣言した下柳に対して、この日、阪神は代理人を通して電話での残留交渉を行った。交渉に当たった黒田編成部長は契約金を含めた年俸1億2000万円(推定)+出来高の1年契約を提示し「必要な選手なので是非残って欲しいと話した」と説得。また、下柳側が希望している複数年契約についても、野崎球団社長が「検討出来ると思う」と語るなど、伊良部クラゲとのダブル流出は避けたいとばかりに必死の引き留め体勢。次回交渉では代理人との直接交渉を行う予定だ。下柳は12日には横浜との交渉を控えており、また左腕不足に悩まされている京都の花札屋も鈴木一朗を震え上がらせ、国外亡命を決意させた恐怖の「死神ボール」に目をつけており、亡命先として受け入れ体勢を整えていると言う。