球界トピックス
10月24日
落合監督、名手・川相とニアミス! 入団テスト合否は即決の方針!
茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、理不尽な引退を迫られながらも、巨人との決別を選んでまで現役復帰した名手・川相。既に、ラブコールを送られた中日へ連絡を取り、11月5日からの秋季キャンプ参加が決まっているが、この日、落合新監督は「現時点で特に話す事はないが、キャンプで見てから判断する。長くても1クール(6日間)、早ければ2,3日で結論は出す」と、入団テストの合否については即決する方針を示した。「今更、(世界随一のスーパースキルである)バントを見るなんて失礼。故障がないか、体が動けばいい」とも語っており、とても39歳とは思えない程、五体満足な川相が落ちる事はまず考えられないと言っていいだろう。これに対して、川相は「万全とはいかないが、ボールを使っての練習もしていますから」と、テスト合格に自信たっぷり。この日は川相は日本シリーズの解説の為、甲子園を訪れており、同じく日本シリーズの評論の為に甲子園に来ていた落合監督との接触が注目されたが、スケジュールの都合上、タイミングが合わず、残念ながらニアミスに終わった。
甲子園:阪神3勝2敗
H 020000000 2
T 10000200× 3
勝:下柳1勝0敗
負:斉藤0勝1敗
S:ウィリアムス1勝0敗1S
本:キュラソ星人4、バルデス2
猛爆・キュラソ星人、3戦連発! 悠久の若虎、逆転タイムリーで王手!
世紀の大誤審にも助けられ、2夜連続のサヨナラ勝ちと言う最高の形で2勝2敗の五分に戻した阪神。その勢いはダイエーのエース・斉藤を相手にしても留まる所を知らず、初回、キュラソ星人が右中間スタンドへ3試合連続となる4号ソロを叩き込み、早くも1点を先制。何としても3連敗は避けたいダイエーは直後の2回、阪神先発・下柳に対して、先頭のJ.マッケンジーがライト前ヒットで出ると、続くバルデスがレフトポール際ギリギリに飛び込む2号2ランを放ち、一気に逆転。以降、斉藤,下柳の粘りの投球が続き、試合は膠着状態。2−1の儘、迎えた6回、阪神は二死からゼブラ今岡がツーナッシングと追い込まれながら、センター前に弾き返すと、続くシャア少佐はサード・川崎のグラブを弾く強襲ヒット。更に、キュラソ星人が歩いて満塁となった所で悠久の若虎・桧山がレフト前へ2点タイムリーを放ち、逆転に成功。1点を追うダイエーは7回、阪神2番手・吉野に対して、一死から柴原がセンター前ヒットで出塁。ここで代打・ズレータが登場するも、3番手・リガンの前にファーストへのポップフライに倒れて、二死。ここで斉藤に打席が回ってしまった事で王さんは本間を代打に起用するも、あえなく空振り三振と3戦連続して先発投手を下げての代打策は空転。続く8回には4番手・安藤に対して、二死から井口が四球を選び、二盗を決めるも、早くも登場の守護神・ウィリアムスの前に松中は空振り三振に終わり、結局、無得点。その裏、阪神は7回から登板のダイエー2番手・篠原から先頭のゼブラ今岡がセンター前ヒットで出ると、続くシャア少佐が送りバントを敢行。素早くマウンドを降りた篠原が迷わず二塁へ転送し、フォースアウト…と思いきや、代走・秀太がベースカバーに入った川崎に殺人スライディングを敢行。ふっ飛ばされた川崎が後逸したボールが転々とする間に走者はそれぞれ進んで、二、三塁となったばかりか、川崎はその儘、担架で退場する憂き目に遭わされる有様。しかも、ここで先制弾のキュラソ星人,逆転打の桧山と続く絶体絶命のピンチ。しかし、ここで開き直った篠原はキュラソ星人をセカンドゴロ,桧山を浅めのレフトフライに打ち取り、二死。更に、3番手・岡本もアリアスを敬遠して、満塁策を取った後、沖原を見逃し三振に斬ってとり、このピンチを見事に脱出。これで何とか流れを引き寄せたいダイエーだったが、土壇場9回、ウィリアムスの前に簡単に三者凡退に斬ってとられ、ゲームセット。阪神がまたもや逆転で3連勝を飾り、一気に王手。2連勝後に4連敗と言う2000年の悪夢が甦りつつあるダイエーだが、地元・福岡ドームで再び巻き返せる事が出来るか!?