球界トピックス

10月20日


 西川球団社長、名手・川相の受け入れを検討!
茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、理不尽な引退を迫られながらも、巨人との決別を選んでまで現役復帰した名手・川相に落合新監督がラブコールをかけているが、これに対して、西川球団社長は巨人を見返したいと言う気持ちが強い様だし、彼の場合、一芸(堅実無比の芸術的バント)もある訳ですから、監督が言ってくれば検討します」と、川相の受け入れに前向きな姿勢でいる事を表明。一方、シリーズ後、中日にアプローチをかける意向を示している川相は秋季キャンプ参加に備えて、この日もジャイアンツ球場で精力的な自主トレを敢行。「早く落ち着きたいね」と苦笑いを見せた。

 井川,斉藤、満場一致で沢村賞受賞! 37年ぶりの二人同時選出!
この日、大阪市内のホテルで「沢村賞」選考委員会が開かれ、井川(阪神),斉藤(ダイエー)の両20勝投手が揃って初受賞を果たした。1年に2人が受賞するのは村山(阪神),悪太郎・堀内(巨人)が選ばれた1966年以来、37年ぶり2度目。 先発完投型の本格派が受賞対象となっている沢村賞の選考基準は「25試合登板」「10完投」「200投球回」「15勝」「防御率2.50」「150奪三振」「勝率6割」と言った7項目が設けられているが、井川,斉藤共に完投数,防御率以外の4項目をクリア。他投手の追随を許さず、この二人の一騎打ちとなったが、選考委員の一人・平松政次氏の「2人(とも受賞させると言う事)でどうですか?」と提案にいずれもリーグ優勝に大きく貢献した事も手伝って、満場一致で同時選出となった。茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、理不尽な引退を迫られながらも、巨人との決別を選んでまで現役復帰した名手・川相の恩師として知られる藤田元司選考委員長は「実力伯仲の20勝投手2人の選考で、困るぐらいだった。ここ数年、沢村賞のグレードが落ちてきたと言われていたし、我々も嬉しい限り。これからも沢村賞に値する投手が出てくる事を願っている」と、満足気な笑みを漏らした。

 近鉄から移籍のアゴくら、入団会見! 内川とのアゴ対決に闘志燃やす!
福盛,矢野との交換トレードで近鉄から移籍してきたアゴくら,宇高の両投手の入団会見が、この日、行われた。同席した山下監督からも先発ローテの一角としての期待を寄せられたアゴくらは「近鉄では(アゴの長さが独走状態とあって)不完全燃焼。(進境著しいアゴの持ち主・内川と競える)横浜で完全燃焼したい」と競争相手を見つけて、意欲満々。尚、背番号はアゴくらが「24」,宇高が「52」に決定した。