球界トピックス

10月19日


 名手・川相、いよいよ来季へ向けて始動! ジャイアンツ球場で本格的練習!
茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、理不尽な引退劇を強いられながら、巨人との決別を選んでまで現役続行に執念を燃やす名手・川相が、この日、ジャイアンツ球場で自主トレを行った。スパイクを履いての本格的な練習は半強制的暫定引退試合以来、約1ヶ月ぶりとなるが、ラブコールを受けている中日の秋季キャンプ参加をほのめかしており、その為の身体作りに精力的に取り組んだ。「来年もやれる様に体を作っておく事が大事」と語るなど、来季のフルイニング出場へ向けて、意欲満々だ。

福岡ドーム:ダイエー2勝0敗
T  000000000  0
H  04100053× 13
勝:杉内1勝0敗
負:伊良部クラゲ0勝1敗
本:J.マッケンジー2、ズレータ1、バルデス1
 ダイエー、怒涛の猛攻大炸裂! 投げては完封リレーで会心の2連勝!
エース・井川が5回降板となり、粘りながらもサヨナラ負けと言う嫌な形で先手を許した阪神は初回、ダイエー先発・杉内に対して、初戦同様にゼブラ今岡がヒットで出塁。前夜はシャア少佐に強攻策を命じて失敗した星野監督は連敗を避ける為にも何とか主導権を握りたいとばかりに今度はきっちり送らせて、一死二塁。しかし、キュラソ星人は見逃し三振に倒れると、悠久の若虎・桧山もライトフライに倒れて、先制ならず。その裏、阪神先発・伊良部クラゲに対して、ダイエーは一死から薩摩の鈴木一朗こと川崎がセンター前ヒットで出ると、二死後、ウエストされながらも二盗に成功。しかし、松中はファーストゴロに終わり、初回の攻防は両軍無得点。阪神は2回、トラさん,アリアスと倒れて、あっと言う間に二死。ここで右肩脱臼から4ヶ月ぶりの実戦復帰となる浜中が三塁線へ痛打するも、川崎のファインプレーに抑えられ、三者凡退。その裏、ダイエーは一死からバルデス,ズレータの助っ人コンビが連打を浴びせると、村松の止めたバットに当たった打球がピッチャー前に高く跳ね上がる幸運な内野安打となって、満塁。ここで鳥越がセンターの左を早い球足で抜けていく走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に3点を先制。更に、柴原がレフト前に弾き返して、一、三塁となるも、柴原は二盗を仕掛けて憤死。これで勢いは止まるかと思われた矢先、川崎が左中間突破のタイムリー三塁打を放ち、シリーズ25年ぶりと言う怒涛の6連打でこの回、4点をゲット。勢い付くダイエーは続く3回にもJ.マッケンジーが左中間スタンドへ2試合連続のソロアーチをぶち込んで、5点目を追加。一向にピリッとしない伊良部クラゲは4回にも村松にヒットを浴びると、バントの構えをし続ける鳥越に対して、ストレートの四球を与えてしまい、ついにKO。ここで代わった吉野は柴原に犠打を許すも、続く川崎を空振り三振。井口を歩かせ、一塁を埋めた所で松中をピッチャーゴロに打ち取り、このピンチを見事に脱出。しかし、この後も阪神は防戦一方。走者を出しながら、5,6回と0点に抑えたものの、7回、4番手・金沢が松中,バルデスのヒットで一死一、二塁のピンチを迎えると、前夜の殊勲者・ズレータにレフトスタンド上段への特大アーチ3ランを被弾。更に、二死後、鳥越を歩かせると、柴原には右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打,川崎にはライトオーバーのタイムリー三塁打を浴びて、ついに10点目を献上。最早、完全に捨てゲームと言う事で晒し者のごとく8回もマウンドに送られた金沢に対して、ダイエーはバルデスの豪快な3ランでダメ押し。土壇場9回、王さんは完封ペースの快投を見せていた杉内をあっさり下げて、右踝外側腱脱臼の影響が不安視される新垣をテスト的に投入。新垣は先頭のゼブラ今岡にこそアンラッキーな内野安打を許したものの、後続3人を無難に抑えて、完封リレーを達成。スーパーダブルチャンス打線(若大将・原辰徳命名)が猛打を爆発させ、地元で見事に連勝を飾ったダイエー。一方、完膚なきまでに叩きのめされた阪神はこれで地元胴上げの可能性が消滅トラさんの六甲下ろし熱唱リサイタルも夢と消え、ナインの表情は暗いが、再び福岡に戻ってくる為にも、何とか甲子園で巻き返しを図りたい所だ。