球界トピックス

10月17日


 レイサム、来季残留決定! 大エース・クレメンス獲得への人質政策か!?
この日、レイサムが来季も残留となる事が明らかになった。今夜の松井さんの加入により、ヤンキースの戦力からあぶれ、結果的に松井さんとの交換トレードの様な形でやって来た謎の新助っ人・レイサム。名手・川相の必要性を訴える為に命を懸けて国外亡命を果たした今夜の松井さんにあてつけるがごとく、茂雄の陰謀により、川相の出場機会を奪う刺客として逆利用されてしまう憂き目に遭わされた事で当初は失意のどん底に陥っていた。アウトカウントを間違えて、ボールをレフトスタンドへ投げ入れてしまう世紀の大チョンボで春風亭半ケツの完封を粉砕したのを初め、打席に入れば殆どが三振で壊滅的な低打率に喘ぎ、1ヶ月足らずでファーム落ちを通告される有様。しかし、後半戦に再び昇格してからは、若干ながらも、日本野球への順応性を見せた事もあり、解雇か残留かはコスモス・リーグでの結果を見てからと言う事になっていた。ここでレイサムは11打数2安打と奮わず、解雇を覚悟していたが、悪太郎・堀内監督は意外な俊足とパワーに着目し「もう1年やれば、もう少し期待出来る所はある。僕の理想のセンターはスイッチヒッターだから…」と、残留させる事を決断した。残留させた経緯にはもう1つ裏事情があると言われる。メジャーの大エース・クレメンス(ヤンキース)の獲得を密かに狙っているからだ。今季限りでの引退を表明しているクレメンスだが、来季のアテネ五輪出場を熱望。五輪出場を許可しないメジャーに在籍していてはこの夢が叶わないが為に引退したとも言われており、日本球界での現役続行ならば、何の支障もない上、得意の金満攻勢を仕掛ければ、クレメンスにとっても願ったり叶ったりと睨んでいる。そして、このクレメントと親交があるのがレイサム内海(東京ガス)獲得の為に、李を人質指名した巨人だが、今度はレイサムを人質にクレメンス獲得を目論んでいる様だが、果たして、そう都合よくいくものか? そんな背景はともあれ、残留が決まって万々歳のレイサムは「今季は(シーズン途中からの入団で)準備期間がなくて苦しかったが、いい勉強になった。来季は最初からプレー出来れば2割8分、20〜25本はいけるぜ」と意欲満々。18日に帰国し、来年2月のグアム・キャンプからチームに再合流する予定だ。

 最下位脱出へ怒涛の補強政策! 2組のトレードで3選手を獲得!
一時は100敗ペースとなる怒涛の黒星街道を突き進み、ぶっちぎりの最下位を独走した横浜だが、最下位脱出を図るべく、この日、2組のトレードを成立させた。まず、横山を交換に日本ハム・野中を獲得。そして、近鉄とは福盛,矢野を交換にアゴくら,宇高の両投手を獲得した。これらのトレードの目玉は、やはり通算50勝をあげているアゴくらの存在。今季はFAで獲得した若田部,新人王次点の吉見らが全くアテにならず、ただでさえ組めなかった先発ローテだが、ホルトの解雇,斎藤タカシの手術でますます混沌を極める状態。先発投手の獲得を急務と考えて、今季チーム最多登板を誇った福盛を放出してまで、アゴくら獲得を目指した模様だ。また、入団当初は珍しいサブマリン投手として注目されながら、渡辺俊(ロッテ)の台頭により、すっかり陰を潜めてしまった宇高にもローテ入りの期待を懸けている。