球界トピックス

10月11日


 混迷極める争奪戦! 落合新監督、名手・川相にラブコール!
茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、家族愛,ジャイアンツ愛を逆利用された理不尽な引退劇を強いられながらも、自由契約で巨人と決別する道を選んでまで執念の現役復帰を果たした名手・川相。39歳と言うネックがありながら、ここまで西武,ロッテ,阪神に続いての獲得に興味を示しているが、この日、中日の新監督に就任した落合氏が「今の力は知っている。使える部分はたくさんあると思う。(年齢的に)レギュラーとして考えればキツいが、誰かが故障した時に使い易い選手。監督としては有難い」とコメント。ただし「私の一存で決める訳にはいかないし、こちらから手を出す事はないが、本人が何が何でも中日に入りたいと言う意思表示をしてくれれば考える。テストに来るのなら受け入れる。何日か見て、今のチームに+αになるならお願いする事もある」と、秋季キャンプにて、入団テストを受ける事を条件として掲げた。勿論、テストを受ければ、間違いなく合格が予想される川相だが、茂雄のごとく、競争すらさせずにレギュラーを与える様な理不尽な真似をすれば、実際にそれでレギュラーの座を剥奪された経験のある川相に対して礼を失する事になると言う落合監督の心遣いが感じられる。「非常に嬉しいですね。3年間、同じチームでプレーしたから、多少は僕のプレーを見ていてくれたと思う」と、かつての同僚であり、背番号「6」を受け継いだ間柄である落合監督からのラブコールに、川相は喜びを表した。水面下で激しい戦いが繰り広げられている川相争奪戦の行方は、一体どうなるのか。堀内新政権でV奪回を狙う巨人は最大の脅威となる川相のパ・リーグ行きを願ってやまない様だ

ファーム日本選手権:長野
T  000000210  3
F  000000000  0
勝:谷中
負:隼人
S:藤川
本:早川1、斉藤1
 阪神弟、2年連続3度目の日本一! 早川、先制2ランでMVP!
この日、南長野運動公園野球場にて、イースタンリーグの覇者・日本ハムとウエスタンリーグの覇者・阪神との間で二軍の日本一を決めるファーム日本選手権が行われた。試合は6回まで両軍無得点と言う投手戦となったが、均衡を破ったのは阪神。7回表、日本ハム先発・隼人から、早川がレフトスタンドへ2ランを叩き込んで、先制すると、8回には斉藤がダメ押しとなるソロアーチ。投げては先発・江草が1回を投げた所で肩に違和感を訴えるアクシデントで急遽降板となるも、緊急登板の2番手・谷中が6回までパーフェクトの好投。最後は藤川がピシャリと締め、1安打完封リレーで2年連続3度目のファーム日本一を飾った。MVPには決勝2ランの早川が選ばれ、賞金100万円をゲット。日本シリーズ進出を果たした一軍はこれに続けるか!?

千葉マリン:ロッテ13勝15敗
F  04000000001  5
M  00000010300  4
勝:加藤2勝0敗 負:戸部2勝1敗1S

 新垣、守備もOK!? 王さん、シリーズ40人枠入りにGoサイン!
3年ぶりのリーグ優勝を果たしたダイエーだが、この日、王さんは右足首痛からの復活を目指す新垣を日本シリーズの出場有資格選手として、登録する意向を示した。8月2日のオリックス戦で先発登板し、右踝外側腱脱臼でリタイアとなった新垣は同月4日に登録抹消となり、手術を受けてからはリハビリに専念を余儀なくされ、一軍には復帰出来ず仕舞い。新人王レースからは無念の脱落となった新垣だが、日本シリーズ登板を懸け、必死の調整を見せている。既に、投げる方は7〜8割は回復しているとの事だが、心配されていたのは守備の方。この日、本格的なノックを受けると「ぼちぼちです。横の動きにまだ怖さはあるけど、守備もやっていかないと(シリーズには)出られませんから」と手応えを掴んだ模様で、王さんは「1日ごとに課題をクリアしている。凄い守備を求めてはいない。普通にバントを処理して一塁でアウトにしてくれればいい。守備さえこなせる様になれば問題ない。40人枠に入れる事は間違いない」と語った。斉藤,和田,杉内に続く4人目の先発に不安が残る状態だが、新垣は負担の少ないリリーフ起用されるのではないかと見られている。