球界トピックス

10月7日


甲子園:阪神17勝10敗1分
G  000240000  6
T  110000000  2
勝:林3勝3敗
負:ムーア10勝6敗
本:矢野14、破戒僧・清原26
 若大将・原監督、涙のラストゲーム! 敵地・甲子園で異例の惜別挨拶!
フロントの不誠実な対応に怒りを爆発させた名手・川相が巨人との決別を選んだ衝撃の日から一夜。甲子園に乗り込み、ラストゲームを迎えた若大将・原監督が辞める以上、何も恐れる事はないとばかりに名手・川相を一軍に引き上げ、スタメン起用するウルトラCが期待されたが、2度と巨人のユニフォームを着せまいと執念を燃やす茂雄の嫌がらせ工作により、この計画は無惨にも阻止される事となった最後の最後までファンの気持ちを踏みにじる茂雄のやり口に巨人ナインは辟易とし、試合前から重苦しいムードに包まれたこの日の先発は 左肩痛から復帰の春風亭半ケツ。しかし、もう2度と川相をバックに投げる事は出来ないかもしれない事で悲しみに明け暮れる春風亭半ケツは初回、トラさんのタイムリーで先制点を許すと、2回には矢野に14号ソロを叩き込まれ、失意の3回KO。しかし、何とか若大将・原監督のラストゲームを飾りたい巨人は4回、マッスル千代の富士が藤本のエラーで出塁するタナボタのチャンスに破戒僧・清原が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ26号2ランを叩き込み、一気に同点。続く5回にはソーサ元木のタイムリーで勝ち越すと、2番手としてマウンドに上がっていた林が川相不在の打線がアテにならないとあっては、自分が決めるしかないとばかりに執念のタイムリー。更に、江藤,ガッツな貴公子・仁志もタイムリーを浴びせて、この回、一挙4点。この後、打線の方は拙攻三昧で追加点はあげられなかったものの、リリーフ陣が必死の継投で踏ん張り、逃げ切りに成功。試合後、星野監督から「くじけるなよ、また勉強せぇよ」と、花束を手渡された若大将・原監督は、敵地では異例とも言えるマイクによる惜別の挨拶の場を貰うと、球団への恨み言や無念の心境など、一切漏らす事なく、ひたすらにファンへの感謝の気持ちを露わにして、目を潤ませたナベツネ,チンピラ三山代表らの嫌がらせ工作で辞任を迫られ、ドーム最終戦でもロクな扱いを受けなかった若大将・原監督だったが、甲子園で宿敵・阪神から温かく送り出される事になるとは何とも皮肉な話だ今夜の松井さんが去り、名手・川相が去り、そして、若大将・原監督が去って、崩壊の一途を辿る巨人だが、いつの日か、若大将・原監督の再任や、名手・川相監督の誕生で再建出来る時が来ると信じたい

若大将・原監督、惜別の挨拶
「本当に有難うございます。思い起こせば、昨年のこの時期、阪神甲子園球場におきまして、宙を舞う事が出来ました。その時のジャイアンツファンの歓声、そして、最後まで見守って下さった、そして、祝福を送って戴いた阪神ファンの姿、忘れる事が出来ません。そしてまた、本日、私ごときの為に阪神球団のご厚意、そして、皆様のおかげを持ちまして、この様な時間を作って戴きました事を大変感謝申し上げます。何より尊敬する指揮官、星野監督から最後、ねぎらいの言葉まで戴いて、どう自分の気持ちを説明していいか分からないぐらい感動しております。大変有難うございました。タイガースはこれから日本シリーズと言う大きな舞台が待っております。必ず日本一を勝ち取って下さい。願っております。最後になりますが、ファンの皆様…、プロ野球はファンの皆様、そして、皆様のおかげがあってプロ野球は成り立っております。プロ野球,タイガース,そして、ジャイアンツ…、これからも温かいご声援宜しくお願い致します。私は『夢の続き』と言うものを胸の中にしっかりしまい込んで暖め、宝物にして、明日からまた生きてまいります。本当に有難うございました」


 落合氏、監督就任要請を快諾!? 早ければ、8日にも発表!
この日、中日の監督として、ミスター三冠王・落合博満氏(49)の就任が、ほぼ確実となった事が明らかになった。3年契約をあと1年残しながら、山田監督を事実上の解任に追い込んだ中日フロントは山田政権時の反省を元に、中日OBから新監督を模索。一時は高木守道氏が本命視されていたが、ここに来て、落合氏を推す声が急浮上。6日に電話で打診された落合氏は「俺にも(監督就任要請の)話が来る様な時代になったのか。一生ないだろうと思っていたが、話が来ると言う事は、やりなさいと言う事でしょう。家庭を持っているが、女房が『やってもいいよ』と言ってくれたので、前向きになった」と語るなど、就任要請を受諾する意向を示唆。順調にいけば、8日にも名古屋市内で正式発表に至る予定で、早ければシーズン終了後の秋季キャンプから指揮を執る事になりそうだ。
 9月の月間MVP発表! 平井、8年ぶりの受賞!
この日、9月の月間MVPが発表された。セ・リーグ投手部門は恩師・山田監督の理不尽な退陣劇に怒りの炎を燃やし、2完封を含む3完投で4勝(1敗)、防御率1.14と安定した投球を展開した平井(中日)が1995年以来8年ぶりとなる2度目の受賞。打者部門は月間本塁打新人記録となる10ホーマーを放ち、リーグ2位の23打点をマークした村田(横浜)が初受賞。新人野手が受賞するのはセ・リーグでは初の快挙となった。一方、パ・リーグの投手部門はリーグトップの4勝(無敗)、防御率2.89の清水直(ロッテ)が初受賞。打者部門では婚約者・田村亮子の世界柔道6連覇に刺激され、リーグトップの39安打で.424のハイアベレージを残した松田さん(オリックス)が7年目にして、意外にも初の受賞となった。

横浜:横浜9勝18敗1分
D  112040000  8
YB 200000000  2
勝:平井12勝6敗 負:斎藤タカシ6勝7敗
本:鈴木なおのり19、谷繁17,18、オチョア21

神宮:ヤクルト13勝9敗1分
C  002100000  3
S  50000010×  6
勝:石堂4勝0敗 負:デイビー5勝2敗1S S:高津2勝2敗33S
本:デイビー1、浅井7、寿司職人ラミレス38

福岡ドーム:ダイエー19勝9敗
M  000001000  1
H  00002002×  4
勝:斉藤20勝3敗 負:渡辺俊8勝4敗
本:松中30

GS神戸:オリックス12勝15敗
Bu 01101011101  7
BW 22100000103× 9
勝:窪田1勝1敗 負:有銘0勝3敗
本:松田さん21、益田7、ローズ51、三輪8