球界トピックス

9月22日


 球界最年長・トラさん、優勝を花道に今季限りで現役引退か!?
球団の陰謀により、半ば強制的に引退させられた名手・川相(巨人)水島新司の呪いに精魂尽き果てて監督就任の為にユニフォームを脱ぐ伊東コーチ(西武)に続き、また一人のベテランが現役生活を終えようとしている。この日、球界最年長のトラさんが今季限りで引退する可能性が高い事が明らかになった。前半戦はファームでくすぶっていたトラさんだったが、8月に入って、一軍に上がるとベテランならではの存在感を存分に発揮し、優勝に貢献。18年前には相手チームのヤクルトの一員として阪神の胴上げを目の前で見せつけられた男が、今度はその阪神の輪に加わって胴上げに参加した。まだまだ元気な所を見せてくれそうなトラさんは、この日の取材でも「来年もやる気満々」と言いながらも、「決めるのは監督。これから監督と相談する」と気になる一言。星野監督は「現役を続けたら、来年は不甲斐ない成績で終わるかもしれない。優勝を花道に退かせた方がいいのかも…」と考えており、引退勧告する事が濃厚。トラさんは「やりたい気持ちはあるが、(チームに)迷惑はかけられない」とこぼしている事から、引退勧告されてしまえば、素直に了承する可能性が高いと見られている。8月28日の巨人戦でお立ち台に立ったトラさんは日本シリーズでのリサイタル開催を予告。見事、甲子園で日本一に輝き、六甲下ろし熱唱リサイタルで締め括る最高の花道を飾る事が出来るか!?

 若松監督、ベテラン勢のリストラ政策阻止へ徹底抗戦!
球界に押し寄せるリストラの波。ヤクルトでも、多菊球団社長が世代交代を目論見、飯田,佐藤真,土橋らベテラン勢に対して、戦力外通告を申し渡す意向を示しているが、これは現場無視の球団の独断専行であった事が明らかになった。来季も監督を務める事が決まっている若松監督は「(戦力外通告の事は)社長から直接聞いていない。今、一軍にいるベテランは来年も必要な戦力だと思っている。すぐにでも社長と話し合いをする。シーズンが終わってからでは遅い」と、一方的なリストラ政策阻止へ今月中にも多菊社長と徹底的に話し合う構えだ。しかし「俺も雇われの身だから、どうしてもと言われたら従わなきゃならない時もある」と弱気な姿勢も覗かせており、自らの進退を懸けてまでは、ベテランを守る気はない模様。果たして、若松監督は何人のリストラを阻止出来るのか!?