球界トピックス

9月3日


大阪ドーム:巨人13勝12敗
D  000111010  4
G  012000002× 5
勝:チョコ5勝2敗3S
負:大塚1勝3敗11S
本:ペタジーニ27、オチョア15、レイサム6
 
名手・川相、悪夢の途中交代! レイサム、怒りのサヨナラ2ラン!
前夜、通算犠打世界記録を樹立したばかりの名手・川相が絶妙のタイミングで地元・岡山に凱旋したにも拘わらず、その活躍を心待ちにしていた大観衆を無惨に裏切り、ブーイングの嵐を浴びた巨人悪逆非道極まりない幽閉策にこの日は球団に抗議の電話が鳴りっぱなしだった事は想像に難くなく事態を重く見た若大将・原監督は茂雄の圧力を何とか凌いで、名手・川相を2番セカンドでスタメン起用する事に成功。これにより、試合前から意気上がる巨人だったが、中日の先発は難敵・山本昌。これに対して、初回、ニックンは2番に繋ごうと言う気のまるで感じられない無茶振りでライトへの凡フライに倒れる相変わらずのインケツぶりを発揮またもやニックンに犠打記録更新を阻止された名手・川相だったが、自らチャンスを作るべく、痛打。打球はセンターへの大飛球となったが、オチョアのスーパーキャッチに阻まれ、無念の凡退。続くマッスル千代の富士も倒れて、この回は三者凡退となるも、この川相との対決で激しく消耗させられた山本昌から、続く2回、先頭のペタジーニがバックスクリーンへ27号ソロを叩き込み、1点を先制。3回には先頭の村田が左中間へ二塁打を浴びせると、林がきっちり送って、一死三塁。ここでニックンが2番に繋ごうと言う気のまるで感じられない無茶振りでレフトへの犠飛を放ち、またまた川相の犠打記録更新を阻止流石に幽閉策筆頭刺客だけあって、茂雄からの嫌がらせ指令が下っているとしか思えない怒涛のインケツぶりに怒り心頭の川相はセンター前へ会心のヒットを放ち、出塁。川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとマッスル千代の富士が粘って四球を選ぶと、ペタジーニが左中間突破のタイムリー二塁打で川相を迎え入れ、3点目を追加。一方、巨人先発・林は不調ながらも、川相がバックにいると言う絶大な安心感に支えられ、走者を出しながらも要所を抑える粘りの投球で3回まで無失点。しかし、4回、中日は先頭のリナレス議員が左中間突破の二塁打を放つと、ボンジュール大西のショートゴロで三進。ここで山本昌がセンター前へ執念のタイムリーヒットを放ち、ようやく1点をゲット。続く5回には一死からオチョアが左中間スタンドへ15号ソロを叩き込み、1点差。何とか突き放したい巨人はその裏、チャンスブレイカーにも拘わらず、チャンスメーカーの1番を任されているニックンが2番に繋ごうと言う気のまるで感じられない無茶振りでライトライナーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮またまたまた犠打記録更新を阻止され、3打席連続走者なしでの打席となった川相は執拗にファールで粘った末に巧みに右へおっつけるも、ライト線を破ろうかと言うこの打球を福留が鋭いダッシュで見事にキャッチする超ファインプレー。続くマッスル千代の富士もセンターフライに倒れて、三者凡退。直後の6回、若大将・原監督は林からベイリーにスイッチ。これに対して、中日はボンジュール大西のピッチャー前に高く跳ね上がったラッキーな内野安打の後、山本昌のピッチャー前へまともに転がってしまった送りバントをベイリーが二塁へ悪送球を犯し、労せずして、無死一、二塁のチャンス。井端のショートゴロで二、三塁となった所で荒木がセンターへ犠飛を打ち上げ、ついに同点。追い付かれた巨人は7回、一死から代打のガッツな貴公子・仁志がショートへの内野安打で出塁。しかし、怒涛のチャンスブレイカー・ニックンは2番に繋ごうと言う気のまるで感じられない無茶振りでライトライナーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮またまたまたまた犠打記録更新を阻止された川相は執拗にファールで粘った末に基本に忠実なセンター返し。しかし、この火の出る様な打球が山本昌の素晴らしい反応で抑えられ、無念の凡退。直後の8回、代打で出たガッツな貴公子・仁志がセカンドに入り、あろう事か名手・川相はベンチへ下げられる狂気の采配が炸裂。茂雄の圧力が強まった事は想像に難くないが、若大将・原監督はここで唯一、川相不在をフォロー出来る男・元造反五人衆の桑田を何と中継ぎで起用2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況での登板ながら、逆境に燃える桑田は先頭のリナレス議員を空振り三振に斬ってとると、ボンジュール大西にはセンター前へ弾き返されるも、続く代打・関川をショート正面のゴロに打ち取り、ゲッツーでチェンジ…と思いきや、川相を差し置いて聖域に居座るニックンがボンジュール大西のスタートを見て、軽率にも二塁ベースへ大きく寄ってしまう大チョンボ。打球は無人のショートエリアを抜けて、ボンジュール大西は一気に三塁へ。ここでも桑田は井端をセカンドゴロに打ち取り、ゲッツーでピンチ脱出…と思いきや、この回から川相を退けてまでセカンドに入ったガッツな貴公子・仁志は一塁を刺すのが精一杯でこの間にボンジュール大西の生還を許して、むざむざ勝ち越し点を献上。その裏、中日2番手・岩瀬の前にマッスル千代の富士,ペタジーニ,破戒僧・清原のクリーンアップがあえなく三者凡退と川相不在の弊害を大露呈。4−3の儘、迎えた土壇場9回、中日は満を持して、守護神・大塚を投入。これに対して、巨人は先頭の代打・ヒットマン後藤が四球を選ぶと、続くレイサムが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ6号2ランを叩き込み、起死回生のサヨナラ勝ち名手・川相が理不尽に途中交代を強いられた途端に怒涛の拙攻拙守を展開した巨人は結果オーライの白星に手放しで喜べる筈もなく、ナインはサヨナラ勝ちを飾ったとは到底、思えない重苦しい足取りで球場を後にした。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相のスタメンフル出場が待たれる所だ

広島:広島7勝14敗
T  001000400  5
C  100100101  4
勝:石毛1勝0敗 負:玉木3勝5敗 S:ウィリアムス1勝1敗24S
本:秀太1、アリアス31

神宮:ヤクルト16勝7敗
YB 011021000  5
S  004000000  4
勝:グスマン5勝12敗 負:山本1勝3敗 S:ギャラード2勝2敗19S
本:村田16、内川2

東京ドーム:日本ハム8勝13敗2分
H  020010000000  3
F  001000011000  3
本:ガッツ27、エチェバリア27、島田10

GS神戸:オリックス5勝17敗1分
M  053000140 13
BW 240000003  9
勝:渡辺俊6勝3敗 負:土井2勝3敗 S:戸部1勝0敗1S
本:後藤6,7、ショート10、フェルナンデス24


 次々と粛清人事! シェルドンは退団! 岡添社長も事実上の解任!
この日、オリックスはシェルドンの退団を発表。昨年は三振王となる不安定な打撃ながらも、26ホーマーを放った事で残留となったシェルドンだが、今季も日本球界に順応した様子もなく、60試合で打率.253 8本と不振で7月2日からサーパス神戸に島流しに遭っていた。オリックスは最下位独走中とあって、来季に残留させる気もない助っ人を起用する理由もなく、シーズン終了を待たずに解雇を決定。「活躍出来ずに残念。また日本でプレーする機会があればいいと思う」と無念の表情で語ったシェルドンは4日にも帰国する予定だ。また、この日、岡添球団社長の辞任も決定。岡添社長は契約金ゼロのルーキーや、FA選手を引き留めずに次々と逃げられるなど、徹底して人件費を削減した方策が弱体化の主因と内部でも批判の声が多く、4年連続Bクラス及び2年連続最下位が濃厚となった事で事実上の解任と言っていいだろう。尚、後任人事として、オリックス・インベストメントで社長を務める小泉隆司氏が就任する事が決まっている。