球界トピックス

8月28日


甲子園:阪神16勝6敗1分
G  000000000  0
T  20404010× 11
勝:井川16勝5敗
負:カリメロ6勝4敗
本:トラさん3,4、アリアス26,27
 トラさん、号砲2発6打点! 日本シリーズでのリサイタル開催を宣言!
前夜、名手・川相の投入があまりにも遅過ぎた事が大きく響き、屈辱的大惨敗を喫した巨人。流石に、やばいと察知した若大将・原監督は茂雄の圧力の間隙をぬって、セカンドながらも2番の聖域で名手・川相をスタメン起用。これにより、試合前から意気上がる巨人だったが、初回、阪神先発・井川に対して、先頭のニックンが2番に繋ぐ気のまるで感じられない無茶振りでショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、まず一死。またしてもニックンに犠打記録更新を阻止され、呆れ果てた川相もショートゴロと無念の凡退川相との対決で激しく疲弊した井川からマッスル千代の富士が死球を貰ったものの、続くペタジーニは空振り三振に倒れて、マッスル千代の富士は一塁に釘付け。一方、巨人先発・カリメロに対して、阪神はその裏、先頭のゼブラ今岡がレフト前ヒットで出るも、シャア少佐,キュラソ星人と倒れ、二死となった所で打席には、この日、4番を任されたトラさん。かつての同僚・川相率いる強力内野陣の堅固さを熟知しているトラさんは一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン横へ豪快な3号2ランを叩き込み、2点を先制。2点を追う巨人は3回、先頭の村田が歩くと、カリメロが送って、一死二塁。ここで怒涛のチャンスブレイカー・ニックンはどん詰まりのセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを発揮し、またも川相の犠打記録更新を阻止。打席に最も打たせてはいけない存在である天敵・川相を迎えた井川は持ちうる全ての精神力を注ぎ込み、徹底した力押しのストレート攻めを展開。ここで激しく消耗する事になっても、打ち取りさえすれば、チェンジとなって休める事を計算に入れた井川の渾身の投球の前に川相は無念の空振り三振。この井川の執念の力投が乗り移ったかの様に阪神はその裏、ゼブラ今岡の二塁打,キュラソ星人の四球で一死一、三塁のチャンスを掴むと、ここでまたもやトラさんが川相率いる強力内野陣の突破が困難とあっては一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2打席連続の4号3ラン。更に、続くアリアスもトラさんに倣って川相率いる強力内野陣の突破が困難とあっては一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ26号ソロを叩き込み、カリメロをKO。6点を追う巨人は直後の4回、3回裏の長い攻撃をもってしても、川相を全力で封じ込んだ事によるダメージが抜けきらない井川に対して、マッスル千代の富士,ペタジーニの連打の後、破戒僧・清原が歩いて、無死満塁と絶好のチャンス。しかし、ピンチになると気合いが入るこの日の井川の前に江藤,斉藤,村田と倒れて、三者残塁。続く5回には代打・ガッツな貴公子・仁志,インケツパワーを充電させたニックンの連打で無死一、二塁。ここで若大将・原監督は何と6点ビハインドにも拘わらず、川相に送りバントを指示一、二塁と言う難しい状況であろうとも、名手・川相の匠の技が曇る事はなく、いともあっさりと芸術的犠打を決めて、前人未踏の通算犠打記録を514と更新するも、本来、バントする場面ではないとあって、球場全体をヒートアップさせるまでには至らずむしろ、苦しい状況下で天敵・川相から楽にアウトカウントを稼げた事で井川を楽にしてしまう結果となり、マッスル千代の富士,ペタジーニと連続三振を喫して、二者残塁。しかも、その裏、ついに首脳陣が茂雄の圧力に耐えきれなくなったのか、3番手・ジョーベ博士が川相を退けて2番の打順に入ってしまい、もう2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況へと発展よりにもよって、自分が投げるタイミングで川相不在のヘッポコ内野陣に変貌してしまった事で落胆の色を隠せないジョーベ博士は絶好調のトラさんにタイムリーを浴びると、アリアスには2打席連続となる27号3ランを叩き込まれて、一気に4失点。直後の6回、破戒僧・清原,江藤が連打を浴びせて、無死一、二塁とするも、斉藤はピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く代打・レイサムもセンターフライに倒れて、結局、無得点と川相不在の弊害を露呈。7回にはニックンが無茶振りでセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、あえなく三者凡退とまたも川相不在の弊害を露呈。その裏、川相不在でモチベーションが下がりきっている巨人4番手・ノリダー柏田中村豊に左中間突破のタイムリー二塁打を浴びて、11点目を献上。完全に息の根を止められた巨人は8,9回もあえなく3人ずつで斬ってとられ、完封負け。何点ビハインドがあろうとも、最後まで諦めない男・川相を理不尽に途中交代させた事で敗れるべくして敗れた巨人は7カードぶりに負け越し。やらずもがなの白星を2つも献上して、死のロードで息も絶え絶えだった阪神をあっさり甦らせてしまう羽目になった。この絶体絶命の状況を打破する為にも名手・川相のスタメンフル出場が待たれる所だ。尚、2発を含む3安打6打点の打棒爆発でお立ち台に上がったトラさんはいきなり「六甲おろしは歌いませんよ」と釘を刺し、テレビ中継がNHKだからとあえてリップサービスは控えたものの、最後に「日本シリーズでやりましょう」と2年ぶりのリサイタル開催を宣言し、ファンを喜ばせた。
 左:トラさんとの不惑対決に完敗したカリメロ

神宮:ヤクルト10勝13敗
D  000100000  1
S  20102002×  7
勝:山部2勝0敗 負:紀藤7勝7敗
本:岩村7、福留23

横浜:横浜7勝14敗
C  040020121 10
YB 100000401  6
勝:長谷川2勝7敗 負:山田0勝2敗 S:沢崎4勝1敗1S
本:シーツ22、石原3、中村10、多村12