球界トピックス

8月27日


甲子園:阪神15勝6敗1分
G  200000200  4
T  31001001×  6
勝:伊良部クラゲ12勝6敗
負:桑田4勝3敗
S:ウィリアムス1勝1敗23S
本:キュラソ星人18、清水14、破戒僧・清原18
 あまりにも遅過ぎた川相投入! 桑田、失意の2回KO!
前夜、名手・川相が2番でスタメン起用されたにも拘わらず、雨天中止の災厄に見舞われた巨人天候をも完全に読み切って、あえて圧力をかけなかった事で精神的ダメージを倍加させると言う巧妙な陰謀を企てていた茂雄の嫌がらせはこの日も健在で、ショートの聖域にはヘッポコ守備を繰り返すニックン,サードには斉藤,セカンドには川中を投入したばかりか、あろう事か、2番の聖域には今季初めて清水を起用。川相が2番の聖域から失脚した(正しくは「させられた」)主因とも言える「2番清水」を復活させる事で更なる精神的ダメージを加えられた名手・川相はまたもやベンチに追いやられる事となった。この日の阪神の先発はリズムを狂わされて、シーズンを棒に振る事を恐れて、オープン戦では徹底して川相との対戦を回避していた伊良部クラゲだと言うのに、理不尽に川相が外されたとあって、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、ニックンが無茶振りで三遊間を破ると、清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破るタイムリー二塁打となり、1点を先制。一死後、ペタジーニがライト前に弾き返すと、破戒僧・清原がレフト前へタイムリーを放ち、清水が2点目のホームイン。なおも、一、二塁のチャンスだったが、斉藤,川中と倒れて、二者残塁と早くも川相不在が故のツメの甘さを露呈。一方、川相幽閉を余儀なくされる事を察知していた若大将・原監督は川相不在を唯一、カバー出来る男として、元造反五人衆の一角・桑田を先発マウンドに投入。しかし、逆境に燃える桑田も右手中指のマメと言う身体的逆境は如何ともしがたく、その裏、先頭のゼブラ今岡に四球,シャア少佐にセンター前ヒットを許して、無死一、二塁のピンチ。ここでキュラソ星人にバックスクリーンへ18号3ランを叩き込まれて、一気に逆転される有様。1点を追う巨人は直後の2回、一死から桑田が川相不在とあっては自分で口火を切るしかないとばかりに執念の四球を選ぶも、続くニックンは無茶振りでサードゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮とまたも川相不在の弊害を露呈ニックンの怒涛のチャンスブレイクに流石の桑田も落胆の色を隠せず、その裏、一死から藤本に左中間突破の二塁打を浴びると、何と伊良部クラゲに三遊間を破られ、4点目を献上。更に、ゼブラ今岡にもレフト前へ弾き返され、2回途中にして、失意のKO。2点差と引き離された巨人は直後の3回、あえなく三者凡退とまたまた川相不在の弊害を露呈。続く4回には先頭の破戒僧・清原がレフト前ヒットで出ると、一死後、川中がファーストへの内野安打で繋ぐも、村田はピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、無得点とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。5回にはノリダー柏田に代わって、いよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのはガッツな貴公子・仁志。しかし、仁志はキャッチャーフライに倒れて、まず一死。ここで怒涛のチャンスブレイクでインケツパワーを貯め込んだニックンが無茶振りでセンター前へ弾き返すと、二死後、マッスル千代の富士が歩いて、一、二塁。しかし、ペタジーニは見逃し三振に倒れて、二者残塁とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。その裏からマウンドに上がった3番手・林だが、川相不在のヘッポコ内野陣を背負わされて不安感一杯で先頭のシャア少佐にセンター前へ弾き返されると、二盗と捕逸で無死三塁のピンチ。ここでキュラソ星人には一、二塁間を破られて、5点目を献上。直後の6回、巨人は一死から斉藤のピッチャーゴロを伊良部クラゲが後逸(記録は内野安打)。更に、伊良部クラゲの暴投で斉藤は二進。ここで川中はショートゴロに倒れるも、藤本からの送球をアリアスが後逸と、相次ぐ守乱で一、三塁とタナボタのチャンスをゲット。代打・ヒットマン後藤も四球を選んで満塁となった所で林に代わり、いよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは江藤。しかし、江藤はあえなく見逃し三振に倒れる体たらく。ここで打席にはよりにもよって、怒涛のチャンスブレイカー・ニックン。案の定、ニックンは泳がされてどん詰まりのセカンドゴロに終わる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、三者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。続く7回、いつまで経っても川相が出る気配のない状況に最早、タイムリーなど期待出来ないと言う思いを強めた巨人は先頭の清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ14号ソロを叩き込むと、二死後、破戒僧・清原も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトポールを直撃する18号ソロを放ち、伊良部クラゲをKO。一気に畳みかけたい所だったが、2番手・吉野の前に斉藤はどん詰まりのピッチャーゴロに倒れて、2点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。その裏から、破戒僧・清原が両太腿の痛みで退いた事で斉藤がファーストへ回り、ようやくサードに名手・川相が登場。4番手・ベイリーは川相がバックにいる絶大な安心感に支えられ、この回を無難に凌いだものの、続く8回、よもやの出来事が待ち受けていた。この回から登板の5番手・チョコは先頭のアリアスを川相の所へ打たせる頭脳的投球でまず一死…と思いきや、打球に強烈なスピンがかかっていた事でさしもの名手・川相も握り損ねてしまい、アリアスは出塁。当然、内野安打と思いきや、何とエラーがついた事で納得のいかないチョコは暴投でアリアスの二進を許すと、二死後、中村豊にセンターオーバーのタイムリー三塁打を浴びて、痛恨のダメ押し点を献上。土壇場9回、2人出なければ、川相まで回らないと言う苦しい状況の巨人は阪神4番手・ウィリアムスに対して、怒涛のチャンスブレイクでインケツパワーが充電されたニックンがライト前にポトリと落ちる幸運なヒットで出るも、清水,マッスル千代の富士,ペタジーニと倒れて、川相の目の前でゲームセット。あまりにも遅過ぎた川相投入が大きく響き、敗れるべくして敗れた巨人の連続カード勝ち越しは6でストップ。最後の意地を見せるべく乗り込んできた甲子園で2夜続けて茂雄の陰謀に振り回される格好となり、巨人ナインは最下位転落でもしたかの様な陰鬱とした表情で球場を後にした。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だ

神宮:ヤクルト9勝13敗
D  001041000  6
S  000000100  1
勝:山本昌8勝4敗 負:霊感投手・高井5勝4敗

横浜:横浜7勝13敗
C  001003300  7
YB 011000000  2
勝:高橋9勝5敗 負:グスマン4勝12敗
本:鈴木なおのり16、キムタク9

西武吹き抜けドーム:西武10勝15敗
H  301301010  9
L  200010200  5
勝:斉藤18勝2敗 負:霊感投手・松坂15勝5敗
本:松中21、カブレラ40、エセネオエセ松井27

GS神戸:オリックス9勝12敗2分
F  000303000  6
BW 100000000  1
勝:伊集院光の弟子・金村9勝6敗 負:マック鈴木2勝9敗1S

千葉マリン:ロッテ10勝11敗1分
Bu 210030011  8
M  50020110×  9
勝:ミンチー姉さん11勝7敗 負:ロドリゲス3勝2敗 S:小林雅0勝1敗23S
本:中村20、サブロー2、渡辺正3、フェルナンデス21


 ダイエー、対西武22年ぶり勝ち越し! 斉藤、16連勝でマジック20点灯!
中4日で先発してきた霊感投手・松坂に対して、ダイエーは初回、松中が21号3ランを叩き込んで先制。これで主導権を握ったダイエーの勢いは留まらず、3回に1点を追加すると、4回には4安打を集中して、3点を奪い、松坂を早々とKO。15連勝中の先発・斉藤は7回途中までで5失点と調子は良くなかったものの、打線の援護に支えられて、18勝目をあげ、連勝を16と伸ばした。これでダイエーは22年ぶりに西武に勝ち越し。また、近鉄が敗れた事でマジック20が再点灯した。

 ガッツ、日本タイ14打席連続出塁! 敬遠四球で労せずして快挙達成!
前日まで、10打席連続出塁を続けていたガッツはこの日も四球,レフト前ヒット,レフト前ヒットと3打席連続出塁。迎えた第4打席は6回、二死二、三塁の場面となったが、ここでオリックスバッテリーは敬遠しての満塁策を選択。これにより、1993年の南淵(元ロッテ),今季のマッスル千代の富士(巨人)に続く史上3人目となる14打席連続出塁の日本タイ記録を労せずして達成した。しかし、5打席目はサードフライに終わり、惜しくも新記録はならず。

 堀、11年ぶりの4番スタメン! シーズン全打順スタメンの珍記録!
この日のロッテの4番として指名されたのは、何と堀。11年ぶりの4番となった堀だが、ここまで今季4番以外の全ての打順でスタメンを経験しており、これで1シーズン全打順でスタメンと言う珍記録をマークした。「今、最も勝負強いから」と言う山本監督の言葉を鵜呑みにしていいのか、はたまたバレンタイン監督招聘の動きがあからさまで解雇が決定的な事に山本監督がご乱心召されたのか、下位低迷による記録狙いの起用か、真相は分からないが、とにかく4番を任された事で発奮した堀は先制タイムリー二塁打で勝利に貢献。堀は「(記録には)気付いていた。何だか分からないが、記録を作れたと思った」と照れ笑いを見せた。