球界トピックス
8月14日 S−C(神宮):雨天中止
※8月16,17日付は縮小版となる可能性があります。ご了承下さい。
鋭い眼光で野口にプレッシャーをかける |
先制の口火を切る5年ぶりの三塁打 |
積極果敢に激走を見せる川相 |
8回、代打・谷繁の痛烈な打球を好捕 |
素早く体勢を立て直し、一塁へ好返球 |
ヒットを1本損して大ショックの谷繁 |
ナゴヤドーム:中日12勝11敗
G 100001000 2
D 000000001 1
勝:林1勝1敗
負:野口8勝7敗
S:サンタナ2勝1敗3S
本:レイサム4
名手・川相、先制口火の三塁打! 林、悲願のプロ初勝利!
前夜、2番の聖域でフル出場し、絶不調のカリメロの粘投を呼んだ名手・川相。悉く犠打世界記録を悉く阻止するニックンの怒涛のインケツぶりで連勝がストップしたものの、川相が入る事によって、一気に安定感の高まった内野陣が投手にも好影響を与える事をまざまざと痛感させられた若大将・原監督は連夜の茂雄の圧力をはね除け、この日も名手・川相を2番サードでスタメン起用。これにより、試合前から意気上がる巨人は初回、中日先発・野口に対して、先頭のニックンが無茶振りでセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、またもや川相の犠打世界記録を阻止。またしても走者なしでの打席となった名手・川相は右中間を深々と破る実に5年ぶりの三塁打を放ち、本領発揮のチャンスメーク。二死後、ペタジーニが川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりに右中間へタイムリーを放ち、川相が先制のホームイン。しかし、一気に二塁を狙ったペタジーニは福留の好返球の前にタッチアウトとなり、1点止まり。一方、川相不在のヘッポコ内野陣を背負わされ続けながら、力投を続けても、川相不在で繋がりに欠ける打線の援護を貰えず、未だに白星のない巨人先発・林はその裏、一死から井端に四球,福留にヒットを許して、一、二塁のピンチ。しかし、ここで川相にひと声かけられ、落ち着きを取り戻すと、立浪,リナレス議員と連続三振に斬ってとり、このピンチを脱出。1−0の儘、迎えた3回、巨人は1番からの好打順だったが、ニックンが無茶振りでセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、またまた川相の犠打世界記録を阻止。またしても走者なしでの打席となった川相はコンパクトなスイングで基本に忠実なセンター返し。しかし、打球が伸び過ぎたのが災いし、センター正面へのライナーとなるハードラック。5回には一死から打席に入ったニックンが無茶振りで空振り三振を喫する相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、またまたまた川相の犠打世界記録を阻止。これで犠打世界タイ記録達成以降、10打席連続走者なしとなった川相はここでも二遊間へ痛打するも、セカンド荒木の逆シングルで巧みに捌く好プレーに阻まれ、無念の凡退。しかし、続く6回、川相との対戦で激しく疲弊した野口の甘い球を叩いたレイサムの打球がバックスクリーンへ飛び込む4号ソロとなり、貴重な2点目を追加。7回には先頭の阿部がセンター前ヒットで出塁。続く林がスリーバントを失敗した後、ニックンが無茶振りでセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、またまたまたまた川相の犠打世界記録を阻止。11打席ぶりに走者ありの場面も二死とあってバント出来ない川相は執拗にファールで粘ったものの、最後は無念の空振り三振。一方、立ち上がりこそ苦しんだ林だったが、川相率いる堅実無比の内野陣の絶大な信頼感に伸び伸びとした投球を展開し、3回以降、一人の走者も出さない快投。7回、二死から柳沢に久々のヒットを打たれるも、続く荒木をこの日10個目の三振に斬ってとり、ここも無失点。8回には代打・谷繁に三遊間へ痛打されるも、これを名手・川相が素晴らしい反応でキャッチすると、苦しい体勢から1回転して、一塁へストライク送球を見せるファインプレー。続くボンジュール大西にはヒットを許すも、井端のセンター前へ落ちるかと言うライナーを川相がいる事で守備のリズムに乗っている清水が猛然とダッシュしてダイレクトキャッチ。2つの好プレーでバックへの信頼感を強めた林は続く福留もセンターフライに打ち取り、このピンチを脱出。2点リードの儘、迎えた土壇場9回、中日はここまで3三振の立浪がセンター前ヒットで意地を見せると、続く代打・渡辺が四球を選び、無死一、二塁。ここでオチョアがレフト前へタイムリーを放ち、ついに林をKO。代わったサンタナに対して、柳沢が辛くもスリーバントを決めて、一死二、三塁。しかし、ここで代打・森野,代打・関川が立て続けにセカンドゴロに倒れて、ゲームセット。初完封初完投こそ逃したものの、川相効果に支えられて、林は待望のプロ初白星をマーク。名手・川相が攻守に渡る大活躍でフル出場を果たし、勝つべくして勝った巨人は2位に浮上。ニックンが8打席連続世界記録阻止と言う怒涛のインケツぶりを遺憾なく発揮し、川相の快挙達成はまたしてもお預けとなったが、史上最高2番打者の名に恥じない働きぶりをまざまざと見せつけており、今後は相手投手の左右に関係なく2番スタメンとして出場し続ける事を祈るばかりだ。