球界トピックス

7月27日


神宮:ヤクルト9勝9敗
G  120000000  3
S  000000010  1
勝:上原8勝3敗
負:石川7勝7敗
本:阿部11、土橋4
 
名手・川相、久々のスタメンフル出場! 上原、余裕の5安打完投!
前夜、絶大な存在感を見せた名手・川相の活躍により、借金生活から脱出した巨人この所、清水への嫌がらせに力を入れている茂雄の隙をつくかの様に、若大将・原監督は名手・川相を7番と言う真価を発揮しづらい打順ながらも、久々にスタメン起用これにより、試合前から意気上がる巨人は初回、ヤクルト先発・石川に対して、先頭のニックンが相変わらずの無茶振りでセンターオーバーの二塁打を浴びせると、続く鈴木がセーフティ気味に敢行したバントが結果的に犠打となり、一死三塁。ここでマッスル千代の富士がセンター前へタイムリーを放つと言う効率的な攻撃で、あっさり1点を先制。絶大な信頼感を誇る名手・川相が初回からバックにいると言う素晴らしい環境を与えられた上原はその裏、川相に打球を集める頭脳的投球でヤクルト打線を封じ込める好投を展開。直後の2回、巨人は一死から江藤がライト前へのテキサスヒットで出塁。ここで打席に入った名手・川相はいとも簡単に犠打を決め、世界記録へリーチ…と思いきや、世界記録阻止に燃える茂雄の圧力でもかかったのか、若大将・原監督から送られたサインはヒットエンドラン。しかし、よりにもよってこのタイミングで石川の投球は高めのクソボール。江藤を刺させない為にも当てざるをえない川相は抜群のバットコントロールで辛くも当てはしたものの、センターフライと無念の凡退。しかし、川相との対戦で著しく疲弊させられた石川に対して、続く阿部が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライトスタンドへ11号2ランを叩き込み、3点目を追加。その後、両投手の好投が続き、3−0の儘、試合は中盤に突入。迎えた6回、巨人はマッスル千代の富士が四球,ペタジーニが死球で歩き、無死一、二塁。破戒僧・清原がレフトフライに倒れた後、江藤がセンター前に弾き返して、満塁…と思いきや、ペタジーニが二塁をオーバーランする大チョンボで挟殺され、二死一、三塁。ここで打席に入った名手・川相は食らい付く打撃で執拗にファールに粘った末についに捉えるも、この会心の打球がレフト真正面のライナーとなるハードラックで二者残塁。川相率いる強力内野陣をバックに意気揚々と投げ続ける上原の前に完封ペースで抑え込まれていたヤクルトだったが、8回、先頭の土橋が川相のいる内野に打ってしまっては活路は開けないとばかりに激振。打球はレフトスタンドに飛び込む4号ソロとなり、上原の完封を粉砕。しかし、完封が途絶えた所でバックに川相がいると言う安心感に支えられている上原は動揺する事なく、9回もピシャリと抑えて、完投勝利。堅実無比の守備と絶大な存在感を誇る名手・川相の久々のスタメンフル出場により、勝つべくして勝った巨人は再び貯金生活に復帰。ヤクルトとの差も0ゲームとなり、Aクラス復帰も見えてきた。正に、川相効果覿面と言った所だが、守備面だけでなく、攻撃面でも川相効果を遺憾なく発揮させる為にも一刻も早く聖域2番でのスタメン復帰が待たれる所だ

ナゴヤドーム:中日7勝11敗
T  300300200  8
D  010000000  1
勝:井川13勝3敗 負:岡本2勝2敗
本:ゼブラ今岡11

帯広:横浜6勝8敗
C  000410000  5
YB 010000030  4
勝:黒田5勝7敗 負:吉見2勝8敗 S:永川3勝2敗16S
本:T.ウッズ24

福岡ドーム:ダイエー10勝7敗
BW 000140110  7
H  110356100× 26
勝:永井3勝1敗 負:吉井2勝6敗1S
本:J.マッケンジー20,21,ズレータ4、福留1、バルデス17

大阪ドーム:近鉄11勝9敗
L  103000000  4
Bu 000010000  1
勝:弓長6勝4敗 負:岩隈11勝6敗 S:豊田0勝1敗25S
本:エセネオエセ松井18、カブレラ32

東京ドーム:日本ハム12勝6敗
M  240000002  8
F  000001000  1
勝:渡辺俊3勝2敗 負:吉崎8勝5敗
本:堀12,13、フェルナンデス15、ガッツ18


 猛爆・スーパーダブルチャンス打線! 32安打26点の記録的猛攻!
この日のオリックス戦で首位・ダイエーのスーパーダブルチャンス打線(若大将・原監督命名)が記録的猛打で快勝を果たした。まず初回、プロ野球タイ記録(パ・リーグ新)となる10打数連続安打等で11点を奪うビッグイニングを形成。これで勢い付いたダイエー打線はその後も息切れする事なく、J.マッケンジーが2発を含む6安打(パ・リーグタイ)を放ち、7打点をあげるなど、ヒットと得点を量産。終わってみれば、先発全員安打,先発全員打点,先発全員得点のおまけつきでプロ野球新となる32安打,パ・リーグ新の26得点をマーク。また両軍合計安打の42本,ダイエーの1試合チーム最高打率.582がいずれもプロ野球新となった。

 ウェーバー公示の元中日・ギャラード獲得へ!
山田監督の確執により、中日からウェーバー公示されていたギャラードだが、公示期限の前日となるこの日、ウェーバー指名の最優先の権利が与えられている横浜が獲得する事が濃厚となった。ストッパー不在,100敗ペースの黒星ラッシュで最下位を独走するなど、横浜にとって、ギャラードは間違いなく欲しい戦力ではあったものの、高額年俸と衰えが見える事から来年の戦力になりうるかと言う疑問がネックとなり、獲得には慎重な姿勢を見せていた。

 佐藤球審、カウント間違いの大チョンボ! 礒部、カウント2−4からタイムリー!
この日の近鉄―西武戦でまたまた審判がチョンボをやらかした。4−0と西武のリードで迎えた5回、近鉄は二死二塁のチャンスを掴むと、ここで打席に入った礒部はフルカウントからボールを選ぶも、審判は四球となった事に気付かず、プレーが続行。幸か不幸か打席に残った礒部は直後、レフト前にタイムリーを放ち、1点をゲット。これに対して、佐藤球審は「(カウント)2―2の時にスコアボードを見たら2―1だった。おかしいと思ったが、打者も捕手も何も言ってこないので、電光掲示板を信用してしまった」と言い訳をかましたが、明らかなチョンボ。これにより、完封が途絶えた西武先発・弓長は四球となっていた事に気付いていたにも拘わらず、プレー続行で抑えられたら儲け物とでも思ったのか、アピールを怠っていた事を暴露。結局、試合の大勢には影響がなかった事で「勝ったから気にしてません」とサバサバした態度を見せていた。