球界トピックス
7月20日
小川の凡ゴロを素手で捕りに行く川相 |
素早いモーションで一塁へ矢の様な送球 |
格の違いを見せつける職人ぶりは健在 |
横浜:横浜7勝13敗
G 005020200 9
YB 040000101 6
勝:上原7勝3敗
負:吉見2勝7敗
本:古木17、相川3、上原1、ペタジーニ16,17、破戒僧・清原13,14、ニックン20
名手・川相、超美技炸裂で借金完済! 上原、粘りの完投勝利!
前夜、名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、怒涛の拙攻拙守を繰り広げた巨人だが、完全無策一発依存の野放し野球で結果オーライの白星を拾ってしまった事で調子ぶっこいている茂雄は直接、横浜スタジアムに乗り込んで、怒涛の嫌がらせ三昧を敢行。2番ショートの聖域にはヘッポコ守備を繰り返すニックン,サードにはこれまたヘッポコ守備の江藤が入る地獄三遊間が結成されたばかりか、セカンドには鈴木が入り、名手・川相はベンチに追いやられる人外魔境オーダーがまたもや炸裂した。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、横浜先発・吉見に対して、一死からニックンが2番にあるまじき無茶振りで左中間を破る二塁打を放つも、マッスル千代の富士は見逃し三振。ペタジーニが四球を選んで、一、二塁となるも、破戒僧・清原はどん詰まりのショートゴロに倒れて、二者残塁と早くも川相不在の弊害わ露呈。続く2回にはあえなく三者凡退とまたも川相不在の弊害を露呈。連日連夜の拙攻三昧に落胆の色を隠せない巨人先発・上原に対して、横浜はその裏、先頭の多村がレフト線へ二塁打で浴びせると、マイケルがセンター前へタイムリーを放ち、1点を先制。更に、古木がライトスタンドへ2試合連続となる17号2ラン,続く相川もレフトポール際へ3号ソロを叩き込み、この回、4点。直後の3回、巨人は先頭の上原が川相不在の打線はアテにならないとばかりにレフトポール際へ怒りの1号ソロを叩き込み、まず1点。一死後、ニックンが歩くと、マッスル千代の富士のセンターへの凡フライを金城が見失い、ポトリと落ちる幸運なヒットとなり、一、二塁。この拾い物のチャンスでペタジーニが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ16号3ランをぶち込んで、一気に同点。更に、続く破戒僧・清原も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ13号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。一気に畳みかけたい所だったが、江藤,阿部と倒れて、川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く4回、あえなく三者凡退とまたまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人は5回、先頭のニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2番にあるまじき無茶振りでレフトスタンドへ20号ソロを叩き込むと、一死後、ペタジーニが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2打席連続の17号ソロをぶち込み、吉見をKO。一気に突き放したい所だったが、2番手・田崎の前に破戒僧・清原,江藤と倒れて、結局、2点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。6回には先頭の阿部が三遊間を破ると、鈴木の犠打と、上原のセカンドゴロで三進するも、清水はショートへのポップフライに倒れて、阿部は三塁に釘付けとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。7回にはインケツパワーを放出しきったニックンが2番にあるまじき無茶振りで空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、あっと言う間に二死。しかし、ここからペタジーニがセンター前へ弾き返すと、破戒僧・清原が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへこの日2本目となる14号2ランを叩き込み、9点目を追加。その裏、ようやく名手・川相がセカンドの守備に入ったものの、川相不在を補う為に立ち上がりからペース配分無視の全力投球を続けていた事で疲労困憊の上原は不運な内野安打を2本許して、二死一、二塁のピンチを迎えると、鈴木なおのりにレフト前へタイムリーを浴び、1点を献上。9−5の儘、迎えた土壇場9回、巨人は一死からニックン,マッスル千代の富士の連打で二、三塁とすると、ペタジーニが敬遠されて、一死満塁。ここで打席に入った名手・川相は初球から積極果敢に得意のおっつける打撃で痛打。鋭い打球は一、二塁間を真っ二つに破る2点タイムリー…と思いきや、セカンド・北川が絶妙のポジション取りでこれを抑え、ゲッツーを完成させる超ファインプレーを見せ、結局、無得点。その裏、横浜は先頭のメカゴジラがヒットで出ると、続く代打・小川は三塁前へのボテボのゴロ。完全に内野安打かと思われたこの打球だったが、この回からサードに回っていた名手・川相が猛然とダッシュして、素手でキャッチ。その儘、流れる様なスローイングで一塁へ矢の様な送球で見事に刺すスーパープレーを見せ、一死二塁。この川相の気迫溢れるプレーで気力を取り戻した上原は続く石井タクローの投手右のゴロに飛びついてキャッチする執念のプレーで二死三塁。そして、鈴木なおのりをレフトファールフライに打ち取り、ゲームセット…と思いきや、途中出場のヒットマン後藤がこれをバンザイする大チョンボ。全ボジョンが川相だったら…と物理的に不可能な事を願わずにいられない上原は心の隙をつかれ、打ち直しの鈴木なおのりにセンターオーバーのタイムリー二塁打を浴びると、T.ウッズにはレフト前へ弾き返され、一、三塁と一発が出れば、同点のピンチ。ここで、やはり、頼りになるのは川相しかいないと改めて痛感した上原は多村をサードゴロに打ち取る頭脳的な投球を見せ、川相の堅実無比なグラブ捌きにより、逃げ切りに成功。和製オジーと称されるだけの事はある名手・川相の芸術的なフィールディングで逆転負けの危機を免れ、ようやく借金を完済した巨人だが、この日も川相不在時に完全無策一発依存の野放し野球が炸裂し、ホームランでしか点が取れないと言う無様な試合展開。勝てども勝てども、波に乗れず、依然としてBクラスに甘んじている状況にナインの表情は一様に重苦しい儘。この絶体絶命の状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相のスタメン復帰が待たれる所だ。
甲子園:阪神12勝5敗 |
札幌ドーム:ヤクルト7勝10敗 |
千葉マリン:ロッテ5勝12敗 |
東京ドーム:日本ハム8勝9敗 |
大阪ドーム:近鉄11勝7敗 |