球界トピックス
7月15日
オールスターゲーム/大阪ドーム:全セ60勝71敗8分
全パ 001012000 4
全セ 010000201 4
全パ…岩隈(Bu)−和田(H)−吉崎(F)−斉藤(H)−吉田(Bu)
全セ…井川(T)−上原(G)−高橋(C)−岩瀬(D)−永川(C)
本:アリアス(T)1、松田さん(BW)1、エセネオエセ松井(L)1、カブレラ(L)1、マッスル千代の富士(G)1,2
川相不在で怒涛の拙攻三昧! マッスル千代の富士、怒りの2発でMVP!
茂雄の陰謀により、ノミネートされなかった為にファン投票に惜敗した名手・川相(巨人)。今、正に世界の頂点に立とうとしているこの偉大な男の推薦を目論んだ若大将・原監督だったが、これまた茂雄の圧力がかかって阻止される有様。「世界に君臨せんとするプレイヤーなくして、どこが『オールスター』だ!」とファンの怒号が鳴り響く中、始まった今年のオールスター第1戦。全パ先発・岩隈(近鉄)に対して、全セは初回、一死から「球界を代表するバントの下手な2番」ニックン(巨人)が2番にあるまじき無茶振りでショートへのイージーライナーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮…と思いきや、これをエセネオエセ松井(西武)が落球(記録は何故か内野安打)。拾い物のチャンスを得た全セだったが、後続が倒れて、ニックンは一塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈。しかし、続く2回、先頭のアリアス(阪神)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ一発を叩き込み、先制点をゲット。更に、続く福留(中日)がヒットで出ると盗塁と悠久の若虎・桧山(阪神)のファーストゴロの間に三進するも、後が続かず、結局、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈。一方、和製オジーと称される程の堅実無比で華麗なフィールディングを誇る名手・川相をバックに投げる事を楽しみにしていたにも拘わらず、無惨に裏切られて失意のどん底にある全セ先発・井川(阪神)は3回、一死から松田さん(オリックス)にレフトスタンドへ同点アーチを叩き込まれて、試合は振り出しに。追い付かれた全セはその裏、全パ2番手・和田の前にニックンが2番にあるまじき無茶振りでセカンドへのポップフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、三者凡退とまたまた川相不在の弊害を露呈。4回には二死から福留が四球を選ぶも、悠久の若虎・桧山はショートフライに倒れて、福留は一塁に釘付けとまたまたまた川相不在の弊害を露呈。川相不在を痛感させる怒涛の拙攻三昧と言うペナントレース同様の展開にやりきれない気持ちに駆られた全セ2番手・上原(巨人)は5回、エセネオエセ松井にライトスタンドへ被弾し、勝ち越し点を献上。1点を追う全セはその裏、全パ3番手・吉崎(日本ハム)に対して、二死からファン投票史上最多得票のゼブラ今岡(阪神)がサードへの内野安打で出るも、チャンスブレイカー・ニックンが2番にあるまじき無茶振りでショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、無得点とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。ニックンのペナントレースさながらのチャンスブレイカーぶりを目の当たりにし、敵としては、歓迎すべき相手ながら、味方にするとこれ程、やるせない気分になるものか…と巨人投手陣に激しく同情心を抱いた全セ3番手・高橋(広島)のモチベーションは下がりきっており、6回、先頭のローズ(近鉄)にライト前へ痛打されると、続くカブレラ(西武)には右中間スタンドへ飛び込む2ランを浴びて、4点目を献上。その裏、全セは一死から寿司職人ラミレス(ヤクルト)がライト前ヒットで出るも、アリアス,福留と倒れて、寿司職人ラミレスは一塁に釘付けとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く7回には先頭の阿部(巨人)がライト線へ二塁打を放つと、ここで代打・マッスル千代の富士(巨人)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ2ランを叩き込み、1点差。更に、二死後、宮本(ヤクルト)が右中間突破の二塁打を放つも、金城(横浜)はレフトフライに倒れて、宮本は二塁に釘付けとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。8回には今季2000本安打を達成した代打・立浪(中日)がオールスターで実に6年ぶりのヒットとなる二塁打で出塁。しかし、後続3人があえなく打ち取られ、立浪は二塁に釘付けとまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、全パ5番手・吉田(近鉄)に対して、全セは一死から代打・マッスル千代の富士(巨人)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにまたもバックスクリーンへ一発を叩き込み、ついに同点。二死後、宮本がヒットを放ち、勝ち越しの走者が出るも、金城は空振り三振に倒れて、結局、同点止まりとまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈する形でゲームセット。名手・川相が悪夢の不出場に終わり、怒涛の拙攻三昧を展開した全セだったが、完全無策一発依存の野放し野球と言う茂雄暗黒政権を彷彿させる展開で結果オーライのドロー。MVPは同点弾を含む2打席連続アーチのマッスル千代の富士が選ばれ、200万円をゲット。優秀選手には先制アーチのアリアス,最後の最後で決勝弾が幻と消えてMVPをかっさらわれたエセネオエセ松井,豪快な2ランを放ったカブレラ,2回をノーヒットに抑える好投を見せた和田が選ばれた。