球界トピックス

6月5日


広島:広島4勝6敗
G  000020031  6
C  000200041× 7
勝:永川2勝1敗9S
負:酒井0勝1敗
本:阿部7、江藤5、シーツ7
 
茂雄、究極無比の嫌がらせ炸裂! 川相不在でリリーフ陣火だるま!
前夜、名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、屈辱的大惨敗を喫した巨人。勝敗度外視の嫌がらせに徹する茂雄の圧力に屈し続けていては逆転優勝の可能性が薄くなるばかりとあって、若大将・原監督が久々に反旗を翻したショートの聖域こそヘッポコ守備を繰り返すニックンが入ったものの、名手・川相を2番の聖域にセカンドでスタメン起用したのだ。これにより、試合前から意気上がる巨人だったが、対する広島先発・高橋が絶好調。何とか高橋を攻略したい巨人は初回、一死から久々の打席に入った川相が気迫を前面に出し、食らい付くバッティングで痛打するも、セカンド・東出の美技に阻まれ、無念の凡退川相との対決で高橋は激しく疲弊させられるも、ここで3番に降格となったニックンはあえなく空振り三振と相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、この回、無得点。一方、巨人の先発は左足首痛から復帰の桑田。チーム状態が苦しい時こそ燃える桑田は同じく造反五人衆で絶大な信頼を寄せる名手・川相がバックにいる事も相まって、気迫満点。先頭の緒方を歩かせるも、見事なクイックで二盗を阻み、東出,浅井と悉く川相の所へ打たせる頭脳的な投球を展開。試合は高橋,桑田の息詰まる投手戦となり、0−0の儘、中盤4回表に突入。一死から打席に入った名手・川相は執拗にカットを繰り返して粘ると、最後は得意のおっつけるバッティングで右中間を襲うも、ライト・浅井が素晴らしい反応で追い付く超美技を見せ、無念の凡退川相にしぶとく粘られて、心身共に激しく疲弊した高橋だったが、これに対して、ニックンはどん詰まりのショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、この回も無得点。その裏、広島は先頭の緒方がライト前に弾き返すと、東出の犠打,浅井のセカンドゴロで三進。新井がファールで粘って、四球を選び、一、三塁となった所で、打席に入ったシーツはサード・福井の無駄に深いポジショニングを見ると、三塁線へ意表をつくセーフティバントを決め、緒方が先制のホームイン。更に、内野手全員が川相だったらと無茶な事を願わずにいられない桑田の動揺をついて、野村がセンター前へタイムリーを放ち、2点目を追加。2点を追う巨人は直後の5回、対川相ダメージが抜けきらない高橋から先頭のマッスル千代の富士がライト前へチーム初安打を放つと、二死二塁となった所で阿部がバックスクリーン右へ7号2ランを叩き込み、試合は一気に振り出しに。続く6回、3度先頭打者として打席に入った清水は何とか無死一塁で川相に回したいと言う極度のプレッシャーからか、ここもレフトフライと凡退。またもや一死走者なしの場面での打席となった川相はこれまた右におっつけるも、少々さしこまれたか、ファースト後方へのフライに倒れて、無念の凡退川相に対して、渾身の投球を見せた事で疲弊度が一気に増した高橋に対して、インケツパワーが充電されたニックンがライト前に弾き返すも、続くマッスル千代の富士の痛烈なライナーがファースト正面に飛ぶハードラックで、結局、無得点。川相がバックにいる安心感から、好投を続けてきた桑田だったが、病み上がりによるスタミナ不足からその裏、新井,シーツと連打を浴びて、ついにKO。ここで代わった河本組長は川相がバックにいる絶大な安心感に伸び伸びと投げ込み、野村をレフトフライに打ち取ると、代打・町田,代打・木村一と連続三振に斬ってとり、このピンチを脱出。2−2で迎えた8回、巨人は先頭の福井がヒットを放つと、代打・黒田のセカンドゴロで代走・鈴木が二進。更に、鈴木は清水の打席で三盗を決めると、清水は粘って四球を選び、一、三塁。絶好のチャンスに名手・川相に回ってくる理想的展開…と思いきや、よりにもよってこのタイミングで左脇腹痛の江藤を代打で送ると言う茂雄の究極無比の嫌がらせが大炸裂大観衆の期待を無惨に裏切る茂雄の非道なやり口に怒り心頭の江藤は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ5号3ランを叩き込み、勝ち越しに成功。ここでKOとなった高橋はマウンドを降りる際、ボールボーイに持っていたボールを投げ返すも、再三再四ジャッジに不満を漏らしていた事に対する腹いせからドミンゴ(元巨人)のごとく審判にボールを投げつけた、と勝手に勘違いした谷球審は高橋に対して、退場を宣告。これに激昂した山本監督が猛抗議を行い、しばし試合は中断するも、特に、試合が動く事もなく、この回は終了。その裏からマウンドに上がった岡島だったが、それまでずっとバックにいた川相が自分が投げる時には不在と言う理不尽さにやりきれず、先頭の新井に痛打されると、続くシーツにはレフトオーバーのタイムリー二塁打を浴び、あっと言う間に1点を献上。更に、野村を歩かせて、あえなくKO。ここで若大将・原監督は真田にスイッチするも、入団前から信奉していた名手・川相に2度と頼れないと言う絶望的な状況に顔面蒼白の真田はいきなり町田にレフト線への2点タイムリー二塁打を浴びて、一気に同点。更に、西山に簡単に犠打を許すと、代打の求道者・前田にはライトへの犠飛を浴びて、勝ち越し点を献上。土壇場9回、広島守護神・永川に対して、巨人は一死から斉藤がセンター前ヒット。続く阿部のライト前ヒットで川相不在とあっては強引にでも先の塁を狙うしかないとばかりに三塁を狙った斉藤だが、これは完全な暴走でタッチアウト…と思いきや、何と吉本塁審はセーフのジャッジ。これに激昂した新井は吉本塁審を手で突いてしまい、高橋に続いて退場処分に。険悪なムードの中、代打・ヒットマン後藤が打席に入った所で永川は暴投を犯し、斉藤が労せずして同点のホームイン。なおも一死二塁のチャンスだったが、ヒットマン後藤,代打の破戒僧・清原と連続三振に倒れ、阿部は二塁に釘付けと川相不在の弊害を露呈。拾い物の同点劇を演じたのも束の間、その裏、4番手・酒井が川相不在の不安感から、先頭のシーツにいきなりレフトスタンドへ7号ソロをぶち込まれ、無惨なサヨナラ負け勝負所で名手・川相を引っ込め、川相不在のマウンドを強いられたリリーフ陣が無惨に打ち砕かれる形で敗れるべくして敗れた巨人と首位阪神との差は今季最大の9と開く有様。川相のスタメン起用を安易に許したのは、土壇場でカウンターダメージを与える為の茂雄の狡猾な企みだったと言う他ないだろう川相を引っ込めた上での結果オーライの展開では、3点のリードなど何ら相手にダメージを与える事が出来ない事を痛烈に思い知らされる結果となったが、この屈辱を教訓に今後は名手・川相がスタメンフル出場となる事を願うばかりだ

甲子園:阪神6勝6敗
D  000000001  1
T  01000100×  2
勝:伊良部クラゲ7勝1敗 負:平井1勝2敗
本:谷繁5

横浜:横浜4勝7敗
S  300100000  4
YB 000001002  3
勝:ホッジス3勝5敗 負:吉見2勝6敗 S:高津1勝2敗14S
本:金村弟5,6、メカゴジラ6、古木11