球界トピックス

5月31日 C−YB(盛岡)、S−D(千葉マリン):雨天中止



土壇場9回、絶妙な流し打ちを見せる川相

執念の一打は一、二塁間を真っ二つ

最後まで試合を諦めない気迫満点の川相
東京ドーム:巨人2勝8敗1分
T  0000020011 13
G  200000021  5

勝:谷中3勝1敗
負:河原0勝3敗7S
本:福井1、矢野5、関本1、キュラソ星人6
 福井、悪夢の11失点呼ぶ大エラー! 名手・川相、執念の一打も届かず!
前夜、名手・川相が悪夢のフル欠場となり、茂雄暗黒政権を彷彿とさせる完全無策一発依存の野放し野球が炸裂したばかりか、春風亭半ケツがまたもや完封を打ち砕かれるなど、首脳陣へのナインの不信感は最高潮に達しつつある巨人。しかし、そんな事など歯牙にもかけない嫌がらせに邁進する茂雄は、この日も圧力をかけ、2番の聖域には.114と言うレイサムに匹敵する壊滅的な低打率に喘ぐ偽井川キラー・福井,ショートの聖域にはヘッポコ守備を繰り返すニックン,サードにはこれまた守備力は心許ない病み上がりのソーサ元木が入り、名手・川相はベンチに追いやられると言う人外魔境オーダーがまたもや炸裂した。この傍若無人な茂雄の軍門に若大将・原監督が下ったのは、自分と入れ替わりで入団してきた東海大相模の後輩・原俊介のファーストでのスタメン起用を許されたからか否かは分からないが、何はともあれ、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、阪神先発・下柳に対して、一死からレイサムに匹敵する壊滅的な低打率に喘ぐが故に最早、どんな無様な結果に終わろうとも怖い物がない福井が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2番にあるまじき無茶振りで左中間スタンドへ今季初アーチを叩き込み、1点を先制。二死後、マッスル千代の富士,ソーサ元木とボテボテのゴロが悉く内野安打になると言うツキに恵まれ、一、二塁とすると、斉藤のチョコンと当てた打球がレフト前に落ちるこれまた幸運なタイムリーとなり、2点目を追加。なおも、一、二塁のチャンスだったが、阿部はセカンドゴロに倒れて、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。2回も三者凡退とまたも川相不在の弊害を露呈した巨人は3回、先頭の福井が2番にあるまじき無茶振りで引っかけてサードゴロに倒れるも、これを片岡が大トンネル。しかし、この後、ニックンがサードゴロと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、マッスル千代の富士,ソーサ元木と連続三振に倒れて、結局、無得点とまたまた川相不在の弊害を露呈。一方、巨人先発・木佐貫は川相不在のバックに対する不安感から、初回は無死一塁,2回には二死一、二塁,3回にも無死一塁とピンチの連続。4回も二死からアリアスに左中間の二塁打を浴びると、続く矢野にもセンター前へ痛打される始末。しかし、ここで強引に三塁を蹴ったアリアスが斉藤の好返球の前に本塁憤死となり、このピンチを辛くも脱出。その裏も巨人は三者凡退とまたまたまた川相不在の弊害を露呈し、落胆の色を隠せない木佐貫は直後の5回、二死からゼブラ今岡を歩かせると、続くシャア少佐を平凡なサードゴロに打ち取った…と思いきや、これをソーサ元木が緩慢な動きで内野安打としてしまい、一、二塁のピンチ。ここでキュラソ星人にも痛打されるも、一、二塁間を破ろうかと言うライナーを原俊介が好捕し、このピンチも何とか脱出。その裏も巨人はあえなく三者凡退とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈し、落胆の色を隠せない木佐貫は直後の6回、いきなり悠久の若虎・桧山にライト前へ痛打され、無死一塁のピンチ。ここで片岡を空振り三振に斬ってとると、続くアリアスはサードゴロゲッツーでチェンジ…と思いきや、福井の送球が逸れた為に原俊介の足がベースから離れ、一塁はセーフ。このプレーが、続く矢野にライトポール際へ5号2ランを放り込まれると言う致命的な結果に繋がり、試合は一気に振り出しに。その裏も巨人は簡単に三者凡退とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈し、落胆の色を隠せない木佐貫は直後の7回、一死からまたもゼブラ今岡に痛打され、二死後、キュラソ星人を迎えた所で勝利投手の権利を得られない儘、失意のKO。ここで代わった岡島はキュラソ星人をライトフライに打ち取り、このピンチも脱出に成功。川相不在で粘りに欠ける巨人打線は2回以降ノーヒットと完全に沈黙していたが、下柳が7回に代打を出され、吉野にスイッチした事で流れは変わるか…と期待されるも、それも虚しく、斉藤,阿部と簡単に打ち取られると、ここで代わった3番手・安藤の前に原俊介は空振り三振に終わり、三者凡退とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈チャンスを掴めないと言うより、掴む気の感じられない味方打線に愕然とする岡島は直後の8回、一死から代打・浅井にヒットを許すと、アリアスを歩かせ、一、二塁のピンチ。二死後、代打の神様・八木がコールされた所で、岡島は下がり、原俊介の所に真田,福井がファーストに回った事でセカンドには名手・川相か…と思いきや、出てきたのはガッツな貴公子・仁志入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田だが、この期に及んでも川相を起用しないやり口に茫然自失。しかし、八木の打ち損じに助けられて、センターフライに打ち取り、辛くもこのピンチを脱出。その裏、巨人は阪神4番手・谷中に対して一死から清水が実に22人ぶりとなるセンター前ヒットで出塁。ここで世界屈指のハイパーテクニックを持つ名手・川相がピンチバンターとして登場か…と思いきや、福井がその儘、打席へ。福井はおぼつかないながらも、何とか犠打を決めたものの、川相の様にバントだけで球場全体をヒートアップする次元には遠く及ばないのは言うまでもなかった。しかし、ピリッとしない谷中から、ニックンが四球を選び、一、二塁となった所で、マッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、バックホームに備えて、浅めに守っていたセンター・シャア少佐の頭上を遙かに越える走者一掃のタイムリー二塁打となり、2点を勝ち越し。なおも二死二塁のチャンスだったが、ソーサ元木はどん詰まりのショートゴロに終わり、代走・鈴木は二塁に釘付けとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。土壇場9回、ソーサ元木が引っ込み、ついに名手・川相をサードの守備に投入されると、この回からマウンドに上がった守護神・河原は川相が8番に入った事で同点にすれば、裏の攻撃で見せ場を作れると察知し、自爆殺法の敢行を決意すると、TERU,ゼブラ今岡と連打を浴びて、無死一、二塁のピンチを形成。ここでシャア少佐がキャッチャー前に小フライを打ち上げるヘッポコバントを炸裂させた事で、誰もがゲッツー…と思った瞬間、イージーに捕れた筈の阿部を制して、猛然とダッシュしてきた福井がしゃりしゃり出ると、不要なジャンピングキャッチを試みた挙げ句、照明を目に入れて弾いてしまう痛恨の大エラー点を取られつつ、巧みにアウトカウントを稼ぐと言う緻密に計算された河原の計画が福井によって無惨に打ち砕かれた事で流れは完全に阪神に移る致命的展開へ発展。続くキュラソ星人にレフト前へ同点2点タイムリーを許して、河原がKOとなると、代わった4番手・チョコは悠久の若虎・桧山を打ち取った後、代打・濱中を敬遠する満塁策でアリアスとの勝負を選択するも、これが誤算。アリアスにセンターオーバーの3点二塁打を浴びると、二死後、関本には左中間スタンドへ1号2ランを許して、KO。更に、代わった木村もTERU,ゼブラ今岡,シャア少佐と3連打で1点を失うと、キュラソ星人にはバックスクリーン右へ通算250号となる今季6号3ランをぶち込まれ、この回、43年ぶりの球団ワーストタイ記録となる悪夢の11失点。その裏、阪神5番手・中村泰に対して、巨人は先頭の斉藤が歩くと、一死後、河原の目論見通り(点差は福井効果で無駄に広がってしまったが)、久々の打席に立った名手・川相は得意のおっつける打撃で一、二塁間を鋭く破る会心のヒット最後まで試合を捨てない名手・川相の気迫溢れるプレーに心打たれたガッツな貴公子・仁志はよけている様で実際には当たりに行く決死の死球を食らって、満塁とすると、清水のセカンドゴロの間に斉藤が返って、5点目。しかし、ここでヘッポコ大エラーで河原の緻密な計画を粉砕した福井は汚名を返上するどころか、ショートライナーに倒れて、川相の作ったチャンスをも粉砕し、ゲームセット。あまりにも遅過ぎた川相投入が大きく響き、怒涛の拙攻拙守で木佐貫の白星を粉砕した挙げ句、屈辱の大逆転負けを喫した巨人と阪神のゲーム差は再び8と拡大。連覇へ絶対条件とされた3連勝の望みが早くも断ち切られ、落胆の色を隠せない巨人ナインは重苦しい足取りでグラウンドを後にした。この絶望的な状況を打開する為にも最後まで諦めない男・名手・川相のスタメン起用が待たれる所だ


金沢:ロッテ2勝8敗
H  100200000  3
M  000000100  1
勝:寺原5勝0敗 負:清水直6勝3敗 S:スクルメタ1勝0敗10S
本:バルデス9

長野:西武3勝7敗
Bu 002004000  6
L  201000000  3
勝:岩隈8勝1敗 負:弓長3勝2敗
本:エセネオエセ松井10

GS神戸:オリックス4勝3敗1分
F  000311001  6
BW 100000011  3
勝:ミラバル6勝4敗 負:徳元1勝3敗 S:伊達2勝0敗8S
本:後藤1、DTクローマー5