球界トピックス

5月20日


福岡ドーム:巨人4勝4敗
S  000030010  4
G  000010000  1
勝:石川3勝3敗
負:真田1勝4敗
 
若大将・原監督、茂雄に反旗! 名手・川相、聖域復帰で会心の二塁打!
執拗な川相幽閉策がたたり、首位阪神相手に3カード連続負け越しを喫する屈辱を味わわされた巨人。この日は清水が一軍に復帰し、右の代打好捕・原俊介も再昇格するなど、更なる川相幽閉策が整いつつある様に思われた。しかし、これまで茂雄の圧力に屈していた若大将・原監督は大不振のガッツな貴公子・仁志をスタメンから外す英断に出た上、聖域に居座っていたニックンを3番に降格。更に、ヤクルトの先発が左腕・石川と判明するや、あて馬で2番に入れていた木佐貫に代えて、名手・川相を投入と茂雄に反旗を翻したついに名手・川相が2番(実質上)スタメンを勝ち取り、意気上がる巨人の先発は入団前から川相を信奉していたナイスガイ・真田。前回の登板では川相効果により、プロ初完投を収めるなど、首脳陣に川相効果の大きさを知らしめた真田は念願叶った喜びから、立ち上がりからキレのいいボールで4回まで無失点とヤクルト打線を翻弄。しかし、対する石川は真田を上回る快投を展開。名手・川相が2打席で14球,その川相のバッティングを手本にしている真田が11球と執拗な粘りで苦しめるも、4回まで僅かに1安打で無得点に抑えられていた。息詰まる投手戦だったが、先に根負けしたのは真田。0−0で迎えた5回、一死から真中にセンター前へ弾き返されるも、続く城石を三塁線へのゴロに打ち取った…と思いきや、江藤が緩慢な動きで抜かれてしまい、レフト線へ転々としたこの打球はタイムリー二塁打となって、ついに先制点を献上。内野手全員が川相だったなら…などと、無茶な願望が脳裏に浮かび、動揺した真田に追い打ちをかけるかの様に石川のサードへの打球をまたも江藤が抜かれると、佐藤真を歩かせて、満塁のピンチ。ここで宮本にセンター前タイムリー,偽エリクソンにセンターへの犠飛を浴びて、この回、3失点。その裏、巨人は一死からスタメン復帰の清水がセンター前へ弾き返すと、二死後、代走・堀田が二盗に成功した所で村田がセンター前にタイムリーを放ち、ようやく1点をゲット。ここで真田に代わり、スタメンを外されたガッツな貴公子・仁志が登場するも、ショートゴロに倒れて、この回、1点止まり。続く6回には一死から3度目の打席に入った名手・川相が今度は積極果敢に初球を痛打。センター前へ抜けるかと言う当たりだったが、セカンド・三木の超美技に阻まれて、無念の凡退。3−1の儘、迎えた8回、巨人3番手・チョコは一死一、二塁のピンチを迎えると、絶好調・金村弟にタイムリーを浴び、痛恨の4点目を献上。土壇場9回、巨人は一死から名手・川相が4度目の打席に登場。ここまで無安打の川相だったが、土壇場で何とかする男だけあり、レフト線を破る会心の二塁打で出塁。これで一気に畳みかけようと言う所で、チャンスプレイカー・ニックンが簡単に打ってファーストへのファールフライと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。これで士気を削がれたマッスル千代の富士は粘ったものの、最後はレフトフライに倒れて、ゲームセット。散発4安打に抑え込まれ、石川の完投勝ちを許してしまった巨人だが、あまりにも石川の調子が良過ぎた上、やる事をやっての敗戦にナインは納得の表情でグラウンドを後にした。ニックンにチャンスを叩き潰されたとは言え、快投・石川からチーム唯一の長打を浴びせるなど、川相は好調ぶりをアピール。聖域に座りながら、全打席一死走者なしと言う不運に苛まれ、世界記録への前進はならなかったが、この儘、スタメンをキープし続ければ、首位ロードへの返り咲きもすぐそこだろう

横浜:横浜3勝5敗
D  00         0
YB 0×         0 降雨ノーゲーム

甲子園:阪神5勝2敗
C  000102000  3
T  00011200×  4
勝:井川6勝3敗 負:佐々岡3勝4敗 S:ウィリアムス12S
本:アリアス9

東京ドーム:日本ハム3勝7敗1分
H  092100000 12
F  200001010  4
勝:和田5勝2敗 負:正田1勝5敗
本:エチェバリア11、バルデス7、ネルソン1

GS神戸:オリックス2勝5敗
M  300000102  6
BW 002000000  2
勝:ミンチー姉さん4勝3敗 負:小倉2勝3敗 S:小林雅0勝1敗11S
本:フェルナンデス8、松田さん5、立川3、堀3

大阪ドーム:近鉄5勝3敗
L  001000200  3
Bu 30432002× 14
勝:加藤3勝0敗 負:オツ3勝3敗
本:ローズ16,17、マクレーン11、星野5、後藤武4


 川崎、3位浮上の異常事態! 運営委員会、不正組織票発覚に苦言!
この日、オールスターゲーム運営委員会はインターネットによる不正投票を指摘し、ファンに対してモラルを持って、投票する様に呼び掛けた。不正が発覚したのは、FAでの移籍後、右肩痛によるリハビリモードで2年以上も登板していないにも拘わらず、給料は上がっていると言う給料大泥棒・川崎(中日)が 1日で約3万票も票を伸ばして、一気に3位に浮上した事に起因する。運営委員会の調査の結果、1台のパソコンから半日に最多で1000度を超える大量投票が行われたケース等が明るみに出た格好だ。1日5票と決まっているインターネット投票だが、住所や氏名等を投票の度に変更する事で制限に引っかからないと言う盲点をつかれた可能性が高い。運営委員会は「異常事態が続く様なら、何らかの措置を講じなければいけない」としており、最悪、インターネット投票消滅の可能性も出てきた。