球界トピックス

5月9日


東京ドーム:巨人3勝4敗
D  000000043  7
G  005000000  5
勝:山北2勝0敗
負:河原0勝2敗4S
S:ギャラード2勝1敗9S
本:阿部4、福留9
 
悪逆非道の嫌がらせ大炸裂! 河原、決死の自爆殺法もまたもや空転!
ニックンを聖域から追放する強攻策をかけても、一向に衰えない茂雄の嫌がらせで川相が幽閉され続け、波に乗れない巨人。事態を重く見た若大将・原監督はついに名手・川相のスタメン起用に踏み切るも、聖域2番ではなく、全く本領を発揮出来ない8番に置く事を余儀なくされる辺り、やはり、茂雄に対して、真っ向対立は出来ない模様。それでも川相がスタメンとあって意気上がる巨人の先発は来日初登板となるラス。バックに川相がいる事で引き締まった内野陣をバックにラスは初回から悠然と投げ込み、一死からボンジュール大西を歩かせはしたものの、後続をピシャリと断ち切る上々の立ち上がり。その裏、巨人は中日・バルガスに対して、斉藤,鈴木の連打の後、ニックンがキャッチャー前に転がしてしまうあわやゲッツーか…とヒヤリとせる犠打を辛くも決め、一死二、三塁。二死後、これまた久々のスタメンとなった破戒僧・清原の打球は三遊間への詰まったゴロ。普通の走者ならタイムリー内野安打になったであろう当たりだったが、スタメン復帰とは言え、依然としてまともに走れない破戒僧・清原は間一髪どころか楽々アウトとなり、結局、無得点。いきなり嫌な展開となったが、ラスは直後の2回も名手・川相に打球を集める頭脳的投球を見せ、またも無失点。その裏、巨人は先頭の阿部がレフト前ヒットで出ると、ガッツな貴公子・仁志のサードゴロで二進。ここで名手・川相は右に叩きつけるバッティングでセカンドゴロを放ち、阿部は三進。ニックンとは対照的に安易に無駄な凡打を打たない男の本領を発揮し、進塁打をきっちりと放ったものの、不憫な事にこの日の川相は2番ではなく8番。次打者が投手のラスとあっては、川相の一打も報われず、この回も無得点。しかし、この川相と対峙した事による極度のプレッシャーはバルガスに激しい疲弊感を与えており、続く4回、一死から鈴木がレフト前に弾き返すと、ニックンが歩いて、一、二塁。ここでペタジーニがセンター前へタイムリーを放ち、鈴木が先制のホームイン。更に、破戒僧・清原が左中間突破の2点二塁打を浴びせると、阿部がライトスタンドへ4号2ランを叩き込み、5点目。続くガッツな貴公子・仁志が倒れ、二死走者なしと言うまるで本領を発揮出来ない場面で第2打席を迎えた名手・川相は得意のおっつけるバッティングで一、二塁間を真っ二つ…と思いきや、これを荒木が見事に抑えて、素早く反転して一塁へ好返球する超美技を見せ、無念の凡退5点のリードを貰い、しかもバックには川相がいると言う最高の環境で投げ続けるラスは走者を出しながらも、要所を抑える粘りの投球を展開。しかし、6回、二死から、福留のサードゴロを名手・川相がバウンドのタイミングを合わせ損ねてまさかのエラー球界随一の川相派として誉れ高い掛布雅之氏は「福留君の足と言うものがエラーを誘いましたね。(バウンドを)待とうか出ようかと迷う所で福留君の足を考えれば出なきゃいけない…と考えた所で、フッと間が出て、待ってしまったんですね」と世にも珍しい川相のエラーの分析を力説。これに対して、池谷公二郎氏は「いや、でも、今日はサードの川相の所に難しいゴロがたくさん飛んで(それをここまで悉く巧みに捌き続けて)ますよね」と、川相の好守を称賛。これを受けた実況アナウンサーも「大ベテランですけど、本当にメチャクチャまだ上手いですからね、川相選手ってのは…」と大絶賛。日常茶飯事のニックンのエラーとは対照的に1つポロッとやっただけで「珍しい」を連呼されまくり、騒然となる川相のエラーに流石に動揺したラスは続く立浪にはセンター前へ弾き返され、一、三塁とこの試合、最大のピンチを背負ったものの、谷繁を空振り三振に斬ってとり、ピンチを脱出。その裏、またもや二死走者なしと言うまるで本領を発揮出来ない場面での打席を強いられた名手・川相はまたまた右におっつける職人技を見せたものの、この日、再三の好プレーで乗りに乗っているセカンド・荒木の美技にまたしても阻まれ、無念の凡退。好投を続けていたラスが7回に代打を送られ、8回からランデルがマウンドに上がるも、この継投が大誤算。ランデルは代打・ピンキー井上,オチョア,ボンジュール大西の3連打で1点を失った所であえなくKOされると、3番手・岡島が代わりばな、福留にレフトスタンドへ9号3ランを放り込まれて、一気に1点差。そして、迎えた土壇場9回、自らを犠牲にしてでも、川相に活躍の場を与えようと言う自爆殺法が空転し続けている守護神・河原が登場。8番と言う理不尽な打順に置かれて、案の定、ロクな場面で回ってこない川相の姿をあまりにも不憫と憂いて、三度、自爆殺法の発動を決意した河原は二死一、二塁の場面から、蔵本に同点タイムリー,福留に勝ち越しタイムリーを許して、KOされると、更に、代わった河本組長も立浪にタイムリーを浴びて、この回、3失点。その裏、中日守護神・ギャラードに対して、先頭の阿部はバットを折られてのセカンドフライ。何とか走者のいる場面で川相に繋ぎたいとばかりにガッツな貴公子・仁志は粘って四球を選んだものの、その仁志の想いも、懲りずに自爆殺法を仕掛けた河原の想いも無惨に裏切るがごとく、何と名手・川相に対して代打・川中が投入される茂雄の嫌がらせが炸裂! しかも、簡単に2−0と追い込まれた川中はエンドランのサインを出された3球目もあえなく空振りする体たらく。仁志は間一髪セーフとなり、最悪の三振ゲッツーは免れると、代打・江藤が歩いて、一、二塁となったものの、斉藤は泳がされてのセカンドフライに倒れて、二者残塁と川相不在の弊害を大露呈する形でゲームセット。土壇場でこそ何とかする男・川相が理不尽に引っ込められると言う気がふれたとしか思えない起用で敗れるべくして敗れた巨人は4位転落。しかし、チームの勝敗などどうでもいい茂雄は川相をシメ倒せた事にすっかりご満悦。またしても自爆殺法が実らず犬死にとなった河原も深刻な精神的ダメージを負うなど、チームのムードはどん底状態。この絶体絶命の状況を打破しうる策は名手・川相の聖域復帰以外、考えられないだろう

横浜:横浜1勝6敗
T  506000000 11
YB 000000011  2
勝:伊良部クラゲ5勝0敗 負:吉見2勝4敗
本:濱中9、片岡4、アリアス7

広島:広島2勝4敗
S  120020400  9
C  000000010  1
勝:佐藤秀1勝0敗 負:黒田1勝3敗
本:寿司職人ラミレス11、金村弟4、キムタク4

福岡ドーム:ダイエー4勝2敗1分
F  030000000000  3
H  111000000000  3
本:松中5

千葉マリン:ロッテ4勝2敗
L  100000000  1
M  01020110×  5
勝:ミンチー姉さん3勝3敗 負:ミッチー5勝1敗
本:フェルナンデス6、初芝1