球界トピックス
4月29日
鋭い眼光でムーアに重圧をかける川相 |
初球をいともあっさりと決める職人技 |
世界記録へあと4個と迫る芸術技 |
甲子園:阪神3勝0敗1分
G 000104100 6
T 11101103× 8
勝:安藤1勝0敗
負:岡島2勝1敗
S:ウィリアムス7S
本:片岡3、ペタジーニ10
名手・川相、堅実無比の職人技炸裂! 無惨な交代劇で当然の逆転負け!
27日、全国を興奮の坩堝に巻き込んだ名手・川相の華麗なビッグプレー。これにより、川相のスタメン起用を支持する声はより一層高まっていたが、勿論、これは茂雄の神経を逆撫でする事となり、川相の必要性を訴える為に命を懸けて国外亡命を図った今夜の松井さんの存在により、ベンチウォーマーに甘んじていたヤンキースのクリス・レイサム外野手(29=183cm,93kg 右投両打)を正式に獲得すると言う、松井さんの命がけの行為の逆手をとる嫌がらせを敢行。更に、怨恨丸出しでベンチに圧力をかけ、この日も破戒僧・清原,江藤が足の痛みでスタメンを外れる状況ながら、2番ショートの聖域にはヘッポコ守備を連発しているニックン、サードには右手首骨折が癒えたばかりの福井が入り、名手・川相はベンチに追いやられると言う人外魔境オーダーが炸裂した。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、阪神先発・ムーアの前にあえなく三者凡退と早くも川相不在の弊害を大露呈。若大将・原監督はこの絶望的な状況を打開するにはこの男しかいないとばかりに元造反五人衆・桑田に先発マウンドを託したものの、流石の桑田もあれだけのフィールディングで猛アピールを見せた名手・川相は当然スタメン…と予想していたのか、それを裏切られた事に落胆の色を隠せず、その裏、一死からシャア少佐にセンター前へ痛打されると、続くキュラソ星人には左中間突破のタイムリー二塁打を浴びて、あっと言う間に1点を献上。これで勢いづいた阪神は続く2回には先頭の片岡が右中間スタンドへ通算150号となる今季3号ソロを叩き込み、2点目。3回には一死からヒットのゼブラ今岡をシャア少佐がきっちり送った所で先制打を放っているキュラソ星人が一、二塁間を破るタイムリーを浴びせて、3点目。一方、ムーアの前に3回まで僅か1安打と沈黙していた巨人は4回、先頭のニックンがセンター前ヒットで出ると、一死後、ペタジーニが歩いて一、二塁。続く福井がフルカウントとなった所でエンドランを仕掛けるも、福井はあえなく空振り三振。ペタジーニも二塁で悠々アウトで最悪の三振ゲッツー…と思いきや、何と二塁ベースに誰も入っておらず、矢野の送球がセンターへ転々とする間にニックンが返って、タナボタの1点をゲット。しかし、依然として理不尽に川相不在のバックを強いられて、乗り切れない桑田に対して、阪神は5回、一死からゼブラ今岡がライト前ヒットで出ると、シャア少佐のセカンドゴロで走者が入れ替わり、二死一塁。ここでキュラソ星人が叩き付けた打球はペタジーニの頭上を越すと、スタートを切っていたシャア少佐は一気に三塁も蹴ってホームイン。直後の6回、巨人は先頭の斉藤がレフト前にポトリと落ちるヒットで出ると、続くニックンが死球を食らって、一、二塁。更に、阿部もレフト前にポトリと落とす幸運なヒットで無死満塁。ここでペタジーニが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ10号グランドスラムを叩き込み、一気に逆転に成功。しかし、その裏になっても名手・川相が守備固めとして登場する事はなく、リードを守ろうと言う意志の感じられない布陣に愕然の桑田に対して、阪神は先頭の悠久の若虎・桧山がヒットを浴びせると、すかさず二盗。しかも、この阿部の送球をニックンが止める事すら出来ず、ボールが転々とする間に桧山は一気に三塁へ進むと、続く片岡がセンター前へタイムリーを放ち、あっと言う間に同点。更に、続く矢野がきっちり送って、一死三塁となった所で桑田は無念のKO。ここで代わったノリダー柏田に対して、藤本はスクイズを仕掛けるも、これがピッチャーへの小フライとなる痛恨のヘッポコバントとなり、三塁走者・片岡も戻れず、同点止まり。直後の7回、巨人は先頭の代打・黒田がサードへの内野安打で出た所で、ノリダー柏田に代わり、ついに名手・川相がピンチバンターとして登場。500%バントと警戒されている場面ながら、名手・川相はその厳しい警戒網をいとも簡単にかいくぐる芸術的なバントを決めて、世界記録へあと4個と前進。一死二塁となった所で、斉藤が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライト前に勝ち越しタイムリーを放ち、ムーアをKO。しかし、その裏、名手・川相は当然、守備固めに入ると思いきや、ベンチに下げられる嫌がらせを受ける有様。もう2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況に不安感一杯の2番手・岡島はこの回こそ何とか凌いだものの、続く8回、一死から濱中のショート左へのゴロをニックンがあっさり抜かれた事から、川相が守備固めで残らなかった理不尽さを改めて痛感。続く悠久の若虎・桧山にもセンター前へ弾き返され、一、二塁のピンチとなり、片岡を打ち取った所で無念の降板。ここで代わった久保も川相不在のヘッポコ内野陣をアテに出来ずに投球の幅を大きく狭められ、いきなり矢野にタイムリーを浴びて、試合を振り出しに戻されると、藤本を歩かせて、満塁となった所で代打の神様・八木にショートへのタイムリー内野安打を許して、勝ち越し点を献上。更に、ゼブラ今岡の打席で痛恨の暴投を犯して、この回、3失点。土壇場9回、阪神守護神・ウィリアムスに対して、巨人は二死から代打・江藤がサードへの内野安打を放つも、最後は代打・破戒僧・清原が空振りに倒れて、ゲームセット。折角、川相の職人技で勝ち越しながら、むざむざベンチに下げた事で敗れるべくして敗れた巨人はこれで対阪神3連敗。川相のスーパープレイで波に乗り、一気に首位ロードに…と言うファンの期待は無惨にも打ち砕かれる結果となった。やはり、茂雄の陰謀を阻止しない限り、巨人の連覇の道のりは果てしなく遠いものとなりそうだ。
神宮:ヤクルト3勝1敗 |
広島:広島3勝1敗 |
西武吹き抜けドーム:西武3勝1敗 |
GW神戸:オリックス2勝3敗 |
東京ドーム:日本ハム3勝1敗 |