球界トピックス

４月２３日

東京ドーム：巨人２勝２敗
Ｓ　　２０００００１０５　　８
Ｇ　　００１０３２０００　　６
勝：花田１勝０敗
負：河原０勝１敗３Ｓ
Ｓ：高津０勝２敗４Ｓ
本：山田１、佐藤真１
　究極無比の嫌がらせ！　土壇場９回、川相に破戒僧・清原を代打投入！
ケガ人続出の野戦病院状態の巨人だが、前日、腰痛で途中退場したマッスル千代の富士は登録こそ抹消されなかったものの、試合前に帰宅を余儀なくされたばかりか、破戒僧・清原も両足の張りが酷く、スタメン落ちとなる非常事態。しかし、この期に及んでも、怨恨丸出しの嫌がらせを敢行する茂雄の圧力により、２番ショートの聖域にはリーグ失策王に君臨するニックン、サードにはこれまたヘッポコ守備の江藤が入る地獄三遊間が結成され、名手・川相はベンチに追いやられると言う人外魔境オーダーが炸裂した。投げる試合、投げる試合、川相不在の絶望的なマウンドを強いられた挙げ句、リリーフが打たれては白星を粉砕されるなど、茂雄暗黒政権時を彷彿させる展開で２桁勝利を阻止され続けたトラウマが甦り、とてつもない精神的ダメージを負っている巨人先発・春風亭半ケツはまたもやや川相不在のヘッポコバックを背負わされて、茫然自失。しかも、初回、先頭の稲葉をファーストゴロに打ち取りながら、これを川相不在で守備のリズムを崩したペタジーニがいきなりヘッポコエラーをかますと言う最悪の立ち上がり。更に、続く宮本をショートゴロに打ち取り、ゲッツーか…と思いきや、これを川相を差し置いて聖域に居座るニックンが緩慢な動きで内野安打としてしまう体たらく。落胆の色を隠せない春風亭半ケツは続くベッツにレフト前へのタイムリーを浴び、早々と先制点を献上。なおも一、三塁の場面で寿司職人ラミレスをセカンドゴロゲッツーに打ち取るも、この間に宮本の生還を許して、この回、２失点。一方、ヤクルト先発・石川の前に２回まで抑え込まれていた巨人は３回、先頭の川中が内野安打で出塁。続く春風亭半ケツが川相不在では自分が決めるしかないとばかりに犠打を決めると、斉藤のセカンドゴロで川中は三進。ここでインケツパワーが充電されたニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに２番にあるまじき無茶振りでレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、１点差。続く４回には先頭のペタジーニがライトオーバーの二塁打で出塁。二死後、山田が歩いて一、三塁となったものの、川中はショートフライに倒れて、二者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。しかし、続く５回、一死から斉藤がラッキーな三塁打で出ると、インケツパワーが充電されたニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに２番にあるまじき無茶振りでレフト線へタイムリー二塁打を放ち、同点。二死後、ペタジーニ，江藤にも連続タイムリーが飛び出し、勝ち越しに成功。６回には先頭の山田が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへプロ入り初アーチ。更に、この後、一死一、三塁のチャンスを作るも、インケツパワーを放出しきったニックンは最悪のショートゴロゲッツー…と思いきや、ヤクルトが中間守備を敷いていた事から、一塁は間一髪セーフとなり、この間に三塁走者・川中が返って、６点目。しかし、依然として川相不在ショックから立ち直りきれない春風亭半ケツに対して、ヤクルトは直後の７回、代打・佐藤真が右中間スタンドへ１号ソロを叩き込み、３点差。この儘ではまずいと察知した若大将・原監督は８回からついにサードの守備で名手・川相を投入。この回からマウンドに上がった久保は一気に強固になった内野陣に安心感たっぷりに投げ込むと、バックもこれに応えるかの様にガッツな貴公子・仁志，名手・川相とスーパープレイを連発。そして、迎えた土壇場９回、満を持してマウンドに上がった筈の守護神・河原だったが、これが目を覆いたくなる様な絶不調。３本のヒットを浴びて、一死満塁のピンチを迎えると、城石のタイムリー，稲葉のファーストゴロで１点差。なおも二死一、三塁の場面で宮本，ベッツに連続タイムリーを浴びて、一気に形勢逆転。更に、寿司職人ラミレスにまでタイムリーを浴びて、無念のＫＯ。しかし、この河原の不調はその裏の攻撃で川相に打席に立たせようと言う緻密な作戦だったのだ！　その裏、通算セーブ日本新記録を賭けて登板してきた高津に対して、巨人は代打・ヒットマン後藤がヒットを放ち、二死一塁で河原の目論見通り、川相の打席を迎えたが、嫌がらせにかけては球界随一の知謀を誇るだけにこの河原の作戦を見破っていた茂雄はよりにもよって、この場面でお気に入りの破戒僧・清原を投入させる究極無比の嫌がらせを敢行。日本新記録は世界の犠打王・川相で達成…と燃えていた高津はこの悪夢の交代劇に落胆の色を隠せず、破戒僧・清原を歩かせ、同点のランナーが出たものの、執拗にカットを繰り返し、粘りに粘って勝ち取った執念の四球ならば、まだしもこんな形での四球では巨人が勢いつく筈もなく、続く川中は空振り三振に倒れて、ゲームセット。ササキ様（マリナーズ）を越える日本新の通算２３０セーブをマークした高津だったが、川相を抑えての達成を目前にしながら、それを無惨に打ち砕いた茂雄の裏切り行為に快挙達成の喜びを露わにするどころか怒り心頭で憮然とした表情。一方、敗れた巨人もセーブ新記録を献上した悔しさ以上に土壇場で何とかする男・川相を無為に下げてしまう狂気の沙汰に怒り心頭。そして、茂雄の嫌がらせにより、一向に打席に立たせて貰えない川相をおもんぱかったが為に自らを犠牲にした河原の暴走で春風亭半ケツの白星はまたしても粉砕され、トラウマは悪化する一方。マッスル千代の富士の腰の状態も予断を許さず、巨人の連覇への光は消えつつある。

ナゴヤドーム：中日２勝２敗
Ｔ　　００００２００００　　２
Ｄ　　０００１２０１０×　　４
勝：山本昌１勝１敗　負：藤田１勝１敗　Ｓ：ギャラード１勝０敗８Ｓ
本：福留４，５

広島：広島３勝１敗
ＹＢ　０００１１１０１０　　４
Ｃ　　４００００００３×　　７
勝：玉木２勝０敗　負：福盛０勝３敗　Ｓ：永川１勝１敗４Ｓ
本：求道者・前田４、古木５、メカゴジラ５、村田７

福岡ドーム：ダイエー４勝２敗
Ｆ　　０００００２０１０　　３
Ｈ　　３００１００００×　　４
勝：和田３勝１敗　負：正田１勝２敗　Ｓ：スクルメタ４Ｓ
本：エチェバリア５

札幌ドーム：西武３勝３敗
ＢＷ　０００００４０１０　　５
Ｌ　　１００００２１００　　４
勝：萩原１勝１敗２Ｓ　負：森０勝１敗
本：葛城イクロー４

大阪ドーム：近鉄１勝３敗
Ｍ　　１０００００１１０　　３
Ｂｕ　０１０００００００　　１
勝：ミンチー姉さん２勝２敗　負：山村０勝２敗　Ｓ：小林雅６Ｓ
本：ショート５

　石毛監督、僅か２０試合目で電撃解任！　後任はレオン打撃コーチ！
この日、西武に逆転勝ちを納め、３連戦の勝ち越しを決めたオリックスだったが、試合終了から２７分後、岡添球団社長から石毛監督の電撃解任が発表された。助っ人をシメ倒し、運否天賦に任せたアミダ野球を炸裂させて昨年は３９年ぶりの最下位に沈めた石毛監督。今季は日本球界史上初の助っ人クリーンナップを結成させるも機能せず、逆輸入メジャーコンビも不調でマック鈴木に至ってはサーパス神戸から上がって来られない状況と大型補強も空転し、最下位を独走中だった。解任に関しては２０日の段階で告げられていたとの事だが、石毛監督はそれを微塵も感じさせず、西武３連戦で最後の意地を見せた格好だ。最下位と言っても昨年のチャンピオンチーム・西武とは僅かに０．５差。首位・ダイエーとも５．５差と決して絶望的な状況ではないだけに、僅か２０試合での解任劇は球界に大きな波紋を投げかけた。解任会見で石毛監督は「チームをいい方向に導けなかったのが残念」と涙ながらにコメント。尚、後任はヒルマン完投率いる日本ハムに触発されたのか、打撃コーチを務めていたレオン・リー氏が就く事となった。