球界トピックス

4月12日


東京ドーム:巨人0勝1敗1分
T  008000001  9
G  000020000  2
勝:ムーア3勝0敗
負:カリメロ2勝1敗
本:ゼブラ今岡1、アリアス5
 カリメロ、失意の3回降板! ニックン、再三のエラーに若大将・原監督、激昂!
お気に入りの破戒僧・清原が復活し、顔が大嫌いな清水が左ふくらはぎ肉離れの疑いで登録抹消となり、有頂天の茂雄はすっかり調子に乗って、この日も嫌がらせ三昧。清水に代わる1番には茂雄暗黒政権時同様にガッツな貴公子・仁志を戻し、レフトには斉藤…ではなく堀田と、昨年の若大将・原監督の改革を悉く打ち砕いた挙げ句、2番ショートの聖域にはニックンを入れて、名手・川相をベンチに追いやる人外魔境オーダーを炸裂させた。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は阪神先発・ムーアの前に1,2回と三者凡退。一方、川相不在の頼りないバックを強いられた事でいつもの様に強引に三振を狙いたい巨人先発・カリメロだったが、この日は三振を取れる程のキレはなく、序盤から苦しい投球。2回までは何とか耐えていたものの、3回、先頭のムーアにレフト前へ弾き返されると、続くゼブラ今岡にライトスタンドへ今季初アーチとなる2ランを叩き込まれて、先制点を献上。更に、シャア少佐,キュラソ星人と連打を浴びると、一死後、悠久の若虎・桧山,アリアスに連続タイムリー。この時、本塁ベースカバーに入ったカリメロは、後方に控えていた次打者の矢野と接触し、左手付け根を突いてしまうアクシデントで無念の降板。代わってマウンドに上がった2番手・木村も緊急登板の上、川相不在の絶望的な状況に顔面蒼白で、いきなり暴投で1点を献上すると、矢野には死球を与え、二死後、またもムーアにライトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打を浴びる始末。投手の1イニング2安打は悪太郎・堀内(元巨人)以来、28年ぶりの快挙だ。続くゼブラ今岡はショートゴロに打ち取り、ようやくチェンジ…と思いきや、和製オジーたる堅実無比の守備力を誇る名手・川相を差し置いて聖域に居座るニックンがまたもやヘッポコエラー改めて川相不在を痛感し、落胆の色を隠せない木村は続くシャア少佐にもタイムリーを許し、この回、大量8失点。4回まで0点に抑え込まれていた巨人は5回、阿部,ガッツな貴公子・仁志のタイムリーでようやく2点を返し、なおも一死満塁と言う場面でチャンスブレイカー・ニックンがサードゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。攻守に渡る精彩のなさに、流石にぶち切れた若大将・原監督はニックンをベンチへ引っ込めた(この際、ショートは投手の所へ代打で入った黒田)。8回に入った所で、ようやく代打で登場した川相は得意の右打ちを炸裂させ、痛烈な打球がライト線を襲うも、これを濱中の超美技に抑えられ、無念の凡退。この後、9回から川相が2番ショートの聖域に収まった事で浮かれてしまった6番手・久保はアリアスに5号ソロを浴びるも、その後は川相の所へ打球を集める頭脳的投球を展開。しかし、結局、その裏も0点に終わり、ゲームセット。あまりにも遅過ぎた名手・川相の投入が大きく響き、敗れるべくして敗れた巨人はこれで3位転落。川相をシメ、斉藤をシメ、仁志が1番に戻って、造反組のカリメロが負傷退場と、茂雄にとってはいい事づくめの展開だったが、勿論、現場は対照的で、この儘、茂雄の嫌がらせによってズルズルと順位を落としていく一方なのではないかと重苦しいムード一刻も早く茂雄対策を施さないと最下位転落も時間の問題だ
 左:川相不在で6失点の上、負傷退場と散々のカリメロ

横浜:横浜1勝1敗
S  100050000  6
YB 43101010× 10
勝:中野渡1勝0敗 負:坂元1勝1敗
本:鈴木なおのり2,3、T.ウッズ4、金城1、中村1,2

ナゴヤドーム:中日1勝1#s
C  062000010  9
D  101000103  6
勝:ブロック1勝1敗 負:野口1勝1敗
本:福地1、立浪2

福岡ドーム:ダイエー0勝1敗
BW 015300000  9
H  001001200  4
勝:小林1勝1敗 負:斉藤2勝1敗
本:シェルドン2、松田さん2、葛城イクロー2

西武吹き抜けドーム:西武0勝1敗
M  301002120  9
L  000000110  2
勝:清水直3勝0敗 負:オツ2勝1敗
本:ショート3、エセネオエセ松井2、フクーラ1

大阪ドーム:近鉄0勝1敗
F  003100002  6
Bu 002000000  2
勝:ミラバル2勝1敗 負:パウエル2勝1敗
本:エチェバリア3、ローズ3、ヒチョリ3


 ショート、先制3号3ラン! 打率も3割突破で一軍定着確定か!?
実況を幻惑する魅惑の助っ人・ショートがまた打った。初回、二死一、二塁の場面で打席に入ったショートはレフトスタンドへ豪快な3号先制3ラン。3回の第2打席でも得点に結びつけるヒットを放ち、勝利に貢献。開幕5カード終了の段階で勝ち越せば、1勝あたり100万円の報奨金と言う条件にいよいよリーチをかけた。ポジションもかぶっている謎の助っ人・フェルナンデスの入団により、二軍落ちの危機に瀕していたショートだが、この日で打率も3割に乗せるなど、好調をキープ。山本監督も不振に喘ぐメイや、投手2人,野手2人と言う編成を崩してシコースキーを降格させる案を検討し始めている。