球界トピックス

4月8日 S−G(神宮),YB−C(静岡),M−Bu(千葉マリン):雨天中止


北九州:ダイエー0勝1敗
L  001400001  6
H  101002000  4
勝:ミッチー2勝0敗 負:新垣0勝2敗 S:豊田3S
本:平尾1、バルデス2
 
伏兵・平尾に痛恨の被弾! 新垣、11三振完投も無念の黒星!
西武相手に21年連続負け越しを喫しているダイエーは、前回の登板で痛恨のミスジャッジと継投ミスと言う不運な形で黒星デビューとなったゴールデンルーキー・新垣が「新パンジャキラー」の期待をかけて、先発マウンドに送り込んだ。前回同様、先制点を貰った新垣だったが、3回、エセネオエセ松井,小関と連打を浴びると、宮地に同点タイムリーを許してしまう。その裏、井口の犠飛で再びリードを貰ったものの、直後の4回、先頭のベンちゃんにセンター前へ弾き返されると、続くシバタオーの送りバントをエラーする自らのミスでピンチを広げる有様。一死後、細川に同点タイムリーを浴びると、更に、年に2本打つかどうかと言う平尾にライトスタンドへ手痛い3ランを浴び、この回、悪夢の4失点。それでも、王さんは辛抱強く新垣をマウンドに送り続けると、6回、バルデスに2号2ランが飛び出して、1点差。王さんの期待に応えんと新垣は8回までに毎回の11三振と尻上がりに調子を上げていたが、徐々に勝機の見え始めた事で逆に気負ったのか、土壇場9回、先頭打者として打席に入った同じくルーキーの後藤武にヒットを浴びると、暴投とまたも自らのミスで三進を許してしまうピンチを形成。ここで登場したのが、またもや平尾。平尾の打球はサード後方のファールフライとなったものの、サード・本間の体勢が大きく崩れている隙に代走・赤田が一気に本塁をつき、ダメ押し点をゲット。この1点が大きくモノを言い、西武が逃げ切り勝ち。新垣はプロ初完投を飾れず、2敗目となった。

甲子園:阪神0勝1敗
D  00000040002  6
T  00010000300  4
勝:遠藤1勝0敗 負:ポート0勝1敗1S S:大塚1S
本:クルーズ2、濱中4

札幌ドーム:日本ハム0勝0敗1分
BW 000001201000  4
F  001012000000  
本:高橋信1


 大塚、移籍初登板初セーブ! 星野監督、屈辱の黒星に激昂!
阪神−中日、因縁カードの初戦となったこの試合、苦渋を飲まされたのは阪神だった。昨年までの守護神・バルデスの前に、先制点こそ奪ったものの、6回まで僅かに2安打と抑え込まれると、7回には一昨年までの4番・クルーズに2号3ランを叩き込まれて、逆転を許してしまった。土壇場9回、濱中がギャラードから執念の4号同点3ランを放ち、延長戦に持ち込んだものの、11回、守護神・ポートが一死満塁にピンチを迎えた所で谷繁に痛打され、2点を献上。その裏、星野監督が激昂したゴネ得トレードで中日へ移籍し、この日、一軍登録されたばかりの大塚の前に後続を断たれ、移籍初セーブを献上する屈辱的展開でゲームセットとなった。

 元巨人・ワズディン、3Aで完全試合達成!
昨年、茂雄の嫌がらせで川相不在のバックに拙攻拙守を繰り返され、好投虚しく1勝しか出来ない儘、失意の帰国となったワズディンが大仕事をやってのけた。今季、パイレーツ傘下の3A・ナッシュビルに所属しているワズディンはこの日、アルバカーキ戦に先発。いきなり三者三振と言う素晴らしい立ち上がりを見せると、その後も変幻自在の投球が冴え渡り、8回まで一人の走者も許さない。土壇場9回、三塁線へ痛打されるも、これを昨年まで横浜にいたグランが好捕。結局、15三振を奪う力投で完全試合を達成した。「まだ実感が沸かない。明日になったら違うかもしれないが…」と淡々と語ったワズディンだが「カワイさえいれば、日本でもパーフェクトくらい出来たぜ!」と心の中では思っていたかもしれない。

 マック鈴木、ウエスタンリーグでまたもやKO!
出ればメッタ打ちでサーパス神戸に追いやられた逆輸入メジャーリーガー・マック鈴木が、この日、ウエスタン・リーグでダイエー相手に2度目の先発登板。しかし、相変わらず、キレの悪いマック鈴木は二軍相手にまたも火だるまの4失点。7回途中で関屋の打球を右腕に食らって降板するおまけつきと言う踏んだり蹴ったりの内容で、早くも2敗目。幸い、打撲の方は軽症との事だが、一軍昇格の道のりはまだまだ遠そうだ。

 更なる故障者! 飯田、左肋間筋挫傷で全治2週間!
岩村,藤井と投打の軸がリタイアするなど、故障者続出のヤクルトに更なる犠牲者が! 6日の阪神戦で左脇腹を痛めていた飯田が、この日、都内の病院で検査を受けた所、「左肋間筋挫傷で全治2週間」と診断されたのだ。即登録抹消とはせず、しばらくは様子を見る模様だが、貴重なバイプレーヤーにまで及んだ故障禍に若松監督は頭を抱えるばかりだ。