球界トピックス

4月5日


広島:広島0勝1敗
G  000010000  1
C  000000000  0
勝:カリメロ2勝0敗
負:黒田1勝1敗
 
名手・川相、悪夢のフル欠場! カリメロ、怒りの毎回13三振!
川相の出場を阻止し続ける茂雄の嫌がらせで苦しい試合の連続となっている巨人。ここ広島へ遠征してきても、都内にいる筈の茂雄の圧力は留まる事を知らず、2番ショートの聖域には名手・川相…ではなくインケツ続きのニックン、サードには名手・川相…ではなく不振を極める江藤、そして、セカンドにはガッツな貴公子・仁志が発熱と下痢を訴えて欠場となったと言うのに、名手・川相…ではなくソーサ元木が入り、名手・川相はベンチに追いやられる人外魔境オーダーが炸裂した。これにより試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は、宿敵である今夜の松井さんが川相の必要性を訴える為に命を懸けて国外亡命を決意したと言うのに、全く松井さんの意志を汲み取らない茂雄のやり口に怒り心頭の広島先発・黒田の前に2回まで無得点。3回には先頭の斉藤がヒットで出ると、黒田のボークで二進したものの、カリメロのヘッポコバントで三塁タッチアウトとなる最悪の展開。この後、清水,ニックンも倒れて、結局、無得点とまたまた川相不在の弊害を大露呈。一向に点の取れない巨人は先頭のソーサ元木がレフト線へ二塁打を浴びせるも、阿部,斉藤と倒れて、二死三塁。ここで打席にはカリメロとあって、またも無得点か…と思いきや、何とここで西山が痛恨の捕逸を犯し、ソーサ元木は労せずして先制のホームイン。一方、巨人先発・カリメロは江藤のヘッポコエラー等に足を引っ張られながらも、川相不在のバックを極力、アテにしない為に強引に三振を奪いに行く投球で広島打線を翻弄。6回までノーヒットピッチングを続けてきた事で快挙達成への期待が高まりつつあったが、7回、先頭のシーツのショートゴロを川相を差し置いて聖域に居座るニックンが緩慢な動きで内野安打としてしまい、記録を粉砕。一気に畳みかけたい広島だったが、ここで絶不調の緒方がバント失敗の末の強攻策でゲッツーに倒れると、新井も空振り三振に終わり、無得点。続く8回には二死からキムタクがヒットで出るも、牽制に引っかかって憤死する大チョンボ。相次ぐ広島のミスに助けられたカリメロは川相不在のバックを信用せずに三振を狙いに行く投球を貫き、最後の打者である代打・朝山もこの日、13個目の三振に斬ってとり、史上最多タイとなる通算5度目の毎回奪三振で、球団史上最年長の完封勝利。カリメロの気力の投球と西山の捕逸で辛くも勝利を拾ったものの、名手・川相が悪夢のフル欠場に終わり、怒涛の拙攻拙守が炸裂する一歩間違えば、負けていた展開にナインは重苦しい足取りで球場を後にした。造反五人衆ではないものの、造反組に属していたカリメロの活躍こそ面白く思っていない茂雄だったが、それ以上に川相を6日間も実戦から遠ざけた事にすっかりご満悦。茂雄の策謀にハマるばかりで巨人は連覇の可能性から遠のく一方だ。
 左:頼りないバックにくじけず、怒涛の三振奪取で完封のカリメロ

ナゴヤドーム:中日2勝0敗
YB 000000101  2
D  00101001×  3
勝:野口1勝0敗 負:グスマン0勝2敗 S:ギャラード1勝0敗2S
本:村田2

大阪ドーム:阪神2勝0敗
S  001000040  5
T  20150022× 12
勝:ムーア2勝0敗 負:戎1勝1敗
本:濱中2,3、片岡1

東京ドーム:日本ハム0勝2敗
H  000102300  6
F  000300001  4
勝:内藤1勝1敗 負:芝草うちゅー0勝1敗 S:スクルメタ2S
本:J.マッケンジー2、エチェバリア2、田中幸1、ヒチョリ1

GS神戸:オリックス0勝1敗
M  020120011  7
BW 020020000  4
勝:清水直2勝0敗 負:土井0勝1敗 S:小林雅2S
本:メイ2、シェルドン1、ショート2

西武吹き抜けドーム:西武0勝2敗
Bu 210000403 10
L  200000000  2
勝:岩隈2勝0敗 負:後藤光岩1勝1敗 S:吉田1S
本:マクレーン2


 オーティズ、怒涛のチャンスブレイク! ショート、一軍残留へ必死の活躍!
負けた方が単独最下位となるこの試合、両軍の新助っ人の活躍が明暗を分けた。オリックスはオーティズの不振により、助っ人クリーンアップ解体を余儀なくされ、7番降格を命じたが、そのオーティズが2回、まずい守備で先制点献上のきっかけを作ると、打ってはその裏、無死一、二塁,3回一死一、二塁の場面で立て続けにゲッツーと悉くチャンスブレイク。もう一人の新助っ人・ブラウンもオーティズ同様に4タコの体たらく。これに対して、開幕から未だにタイムリーが1本も出ていなかったロッテは弊社期待のショートが2回にはチーム初タイムリーとなる先制二塁打。8回にはダメ押し2号ソロと活躍し、来日初のお立ち台となった。謎の新助っ人・フェルナンデスの一軍合流が近付き、依然として崖っ淵に立たされているショートは焦りを隠せずにいるが、一軍残留へ必死のアピールを続けていくしかない。

 ダイエー、3連勝で通算4000勝! 内藤、来日初勝利!
この日、3連勝を飾ったダイエーが前身の南海時代を含めて球団通算4000勝をマーク。絶好調のJ.マッケンジーの2号で先制すると、一時は逆転されるも、またもJ.マッケンジーがタイムリー二塁打を放って、同点。更に、川崎,バルデスのタイムリーで勝ち越しに成功。最後は新ストッパー・スクルメタがヒチョリに被弾しながらも、後続を締めて2セーブ目。先発・内藤は6回を3失点の内容で来日初勝利。ここまで通算8065試合かかっての4000勝だが、巨人,オリックス,阪神,中日に続いて、史上5球団目の達成となった。

 ギャラード、史上最速の通算100セーブ! 横浜、泥沼6連敗!
中日は金城のタイムリーエラー等で先制すると、故障からの完全復活を目指す野口が7回途中まで1失点の好投を展開。この後、霊感投手・落合−岩瀬と繋ぐと、9回からは守護神・ギャラードが登場。ギャラードはメカゴジラ,古木と連続三振の快投を見せるも、ルーキー・村田に一発を浴びて、1点差。しかし、最後は中村をセカンドゴロに打ち取り、史上13人目となる通算100セーブを達成。初登板から148試合目での達成はペドラザ(現巨人)の162試合目を上回る史上最速。開幕から3カード連続勝ち越しとなった中日はこれで4連勝。一方、横浜は粘り強く投げていたグスマンを打線が援護出来ず、開幕戦に勝った以降から白星なしの6連敗。