球界トピックス

3月30日 第75回選抜高校野球:近江4−0愛工大名電 東北9−10花咲徳栄 鳴門工0−3東洋大姫路


東京ドーム:巨人1勝2敗
D  3230022000 10
G  1012001211  9
勝:平井1勝0敗
負:木佐貫0勝1敗
S:ギャラード1S
本:クルーズ1、原俊介1、阿部2、ペタジーニ2、ガッツな貴公子1、ニックン1
 
木佐貫、川相不在で失意の2回KO! 原俊介、涙の初アーチも空砲!
前日、川相の活躍で逆転負けの危機を脱し、初勝利をあげた巨人。だが、全試合フル欠場を目論んでいた茂雄は怒り心頭で圧力を更に強めた影響で、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックン。サードにはソーサ元木、ファーストには好調の斉藤が外れたものの江藤が入り、名手・川相はベンチへ追いやられる人外魔境オーダーが展開された。これにより試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発は期待のルーキー・木佐貫。記念すべきデビュー戦で川相不在のバックを強いられると言う信じがたい状況に不安感一杯の木佐貫はバックはアテに出来ないとばかりに強引に三振を狙いに行く雑な投球。結果、福留三振,井端ヒット,立浪三振,オチョアヒットの末、クルーズにバックスクリーンへ来日初アーチを叩き込まれて、早々と3点を献上。なおも連打と四球で満塁のピンチを迎えるも、ここで回ってきた投手の野口を何とか抑えて、ようやくチェンジ。その裏、巨人は清水,ニックンの連打で無死一、二塁とした所で、今季初スタメンの江藤があわやゲッツーのサードゴロに倒れるも、マッスル千代の富士がセカンドへのタイムリー内野安打を放ち、清水が生還。なおも、一、二塁のチャンスにペタジーニ,ソーサ元木と倒れて、二者残塁と川相不在の影響を大露呈。動揺冷めやらぬ木佐貫は2回にも井端,オチョアにタイムリーを浴び、川相不在を強いられた儘、2回保たずに5失点KOと言う今後の選手生命に拘わりかねない精神的ダメージを受ける無惨な結果で失意のデビューとなった。続く3回には3番手の木村がこれまた川相不在の不安感から一死満塁のピンチを迎えると、井端に押し出し四球,立浪に押し出し死球,オチョアには犠飛を許して、3点を献上。その裏、ソーサ元木のタイムリーで1点を返した巨人は続く4回、無死一塁の場面で前日、涙のプロ初打席初タイムリーを放ったばかりの原俊介が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへプロ初アーチとなる2ランを叩き込み、野口をKO。しかし、パ・リーグから脱出した事で水島の呪いから解き放たれ復活を期す中日2番手・平井が後続を断ち切ると、5回もピシャリと抑え込み、巨人に傾きかけた流れは再び中日へ。すると、6回、代打・ボンジュール大西がセンターオーバーの二塁打を放ち、貴重な1点をあげると、更に、荒木がセンターへきっちり犠飛を打ち上げ、10点目。その裏、巨人は先頭の阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2号ソロ。何とか追い上げたい若大将・原監督は7回の守備からついに名手・川相をサードに投入すると、この回から登板のルーキー・久保は木佐貫と違い、引き締まった内野陣を背に投げられる事の幸せを噛み締め、ピシャリと抑える好投を展開。その裏、一死から打席に入った川相は無念の空振り三振を喫したものの、川相の執拗な粘りと強烈なプレッシャーで心身共に激しく疲弊した山北からマッスル千代の富士が四球を選ぶと、ペタジーニがライトスタンドへ2試合連続の2号2ランを放ち、3点差。続く8回には岩瀬からガッツな貴公子・仁志がライトスタンドへ1号ソロ。更に、ヒットの清水がボークで二塁へ進むも、ここでリードを大きく取り過ぎて、谷繁の牽制で刺される痛恨のボーンヘッド。迎えた土壇場9回、中日守護神・ギャラードに対して、先頭のニックンが打席に入った所でネクストバッターズサークルには名手・川相…ではなく斉藤が登場。よりにもよって、この土壇場で茂雄の圧力がかかった事で、繋いでも次が川相でないならば、一発に賭けるしかないとばかりにニックンがレフトポールを直撃する1号ソロを放ち、1点差まで迫ったものの、名手・川相を差し置いて代打に入った斉藤,マッスル千代の富士,ペタジーニとあえなく凡退し、ゲームセット1点を争う展開でより一層、真価を発揮する男・川相を土壇場で引っ込めさせると言う致命的な茂雄の嫌がらせにより、敗れるべくして敗れた巨人は昨年に続いて、開幕カードでまたもや負け越し。言うまでもないが、茂雄はすっかりご満悦。警戒体勢を強めていたにも拘わらず、茂雄にしてやられた事で屈辱の負け越しスタートとなり、首脳陣は勿論の事、ナインも重苦しい足取りで球場を後にした怒涛の嫌がらせ攻勢に最早、巨人の連覇は殆ど絶望的と言う声が所々で挙がり始めている

神宮:ヤクルト1勝2敗
C  000000012  3
S  01011500×  8
勝:戎1勝0敗 負:ブロック0勝1敗
本:金村弟1、町田1

横浜:横浜1勝2敗
T  010102001  5
YB 100020000  3
勝:ムーア1勝0敗 負:若田部0勝1敗 S:ウィリアムス1S

福岡ドーム:ダイエー2勝1敗
M  000000000  0
H  30000000×  3
勝:杉内1勝0敗 負:高木0勝1敗
本:松中1

大阪ドーム:近鉄3勝0敗
BW 100100001  3
Bu 10101050×  8
勝:前川1勝0敗 負:小倉0勝1敗
本:オーティズ2、鈴木1、ローズ1

西武吹き抜けドーム:西武2勝1敗
F  010000000  1
L  10011100×  4
勝:後藤光1勝0敗 負:シールバック0勝1敗 S:豊田2S
本:上田1、ベンちゃん3


 新守護神・赤堀、右肩に違和感で登録抹消!
星野監督(阪神)が激昂したゴネ得トレードにより、大塚が中日へ亡命し、新ストッパーとして期待されていた赤堀だったが、この日、右肩に違和感と張りを訴え、出場選手登録抹消となった。開幕前から張りがあったと言う赤堀は開幕戦で1イニングを投げた事で「肩の裏の張りが強くなった」と悪化させてしまった事を明かした。梨田監督は「痛みはない様だし、万全の状態で投げる為に大事を取った。10日ぐらいで戻れるのでは」と軽症である事を強調した。再び不在となったストッパーだが、当面は岡本らを起用して凌いでいく模様だ。