球界トピックス

3月29日 第75回選抜高校野球:中京2−3平安 横浜8−4明徳義塾 広陵6−0遊学館


東京ドーム:巨人1勝1敗
D  000000000  0
G  01015040× 11
勝:カリメロ1勝0敗
負:朝倉0勝1敗
本:ペタジーニ1、阿部1
 
原俊介、涙の初打席初タイムリー! カリメロ、7回零封の好投!
開幕戦で名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、大惨敗を喫した巨人。早くも連覇へ危機感を覚えた若大将・原監督は川相のスタメン起用を目論むも、またもや立ちはだかった茂雄の陰謀により、2番ショートの聖域にはインケツ続きのニックン。サードには江藤が外れたにも拘わらず、川相でなくソーサ元木が入り、名手・川相はベンチへ追いやられる人外魔境オーダーが展開された。これにより試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は中日先発・朝倉に対して、2回、ペタジーニが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ移籍第1号をぶち込んで1点を先制。更に、続くソーサ元木がライト線へ弾き返すと、ヘルメットを井端の顔面にぶち当てる殺人スライディングで二塁をゲット。しかし、阿部のショートゴロで迂闊にも飛び出し、二、三塁間に挟まれると、最後は荒木から井端の仇とばかりに顔面に強烈なタッチを食らわされ、あえなく憤死。続くガッツな貴公子・仁志がヒットで繋ぐも、カリメロはヘッポコバントを繰り返した挙げ句にスリーバント失敗。清水もどん詰まりのセカンドゴロに終わり、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。巨人先発・カリメロは川相不在で不安なバックを抱えて、毎回の様に走者を背負う苦しい内容が続くも持ち前の老獪なコーナワークで4回まで無失点の粘投。その裏、一死満塁のチャンスに打席が回ってきたカリメロは川相不在の打線がアテにならないとあれば、自分で叩き出すしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、センターへの犠飛となり、2点目を追加。しかし、なおも一、二塁のチャンスにまたも清水がどん詰まりのセカンドゴロに終わり、二者残塁とまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。攻守に渡って必死のプレーを続けるカリメロを何とか援護したい巨人は続く5回、目の前でペタジーニを敬遠されて怒り心頭のソーサ元木のタイムリーと、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した阿部の1号グランドスラムで5点を追加。7回にはガッツな貴公子・仁志のタイムリーで1点を加え、なおも無死満塁のチャンスに、東海大相模出身である若大将・原監督の現役引退した年に入れ替わりで東海大相模入ってきた運命の男・原俊介が代打で登場。8年目にして、待望のプロ初打席となった原俊介は追い込まれながらも、一、二塁間をしぶとく破るまるで川相が乗り移ったかの様な渋いタイムリーを放つと、更に、清水も一、二塁間を破るタイムリーで10点目。続くニックンはショートゴロゲッツーに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するも、この間に三塁走者の仁志が返って、11点目。運命の男・原俊介の号泣タイムリーをもってしても、いまひとつ盛り上がらないベンチの雰囲気に意を決した若大将・原監督は茂雄の圧力を振り切って、8回から名手・川相をサードの守備に投入川相が入った事で一気に引き締まった内野陣にこの回から登板の岡島は意気揚々と投げ込み、3人でピシャリと抑える好投を展開。その裏の初打席では無念の凡退に終わった川相だが、その堅守ぶりは9回もペドラザの好投を呼び込み、完封リレーに導いた。最後の最後でようやく登場した川相の活躍により、辛くも逆転負けの危機を免れた巨人は今季初白星。しかし、川相をシーズンフル欠場に追い込む野望が早くも断たれた茂雄は怒り心頭逆ギレした茂雄は何をしでかすか分からないとあって、首脳陣はより一層、警戒体勢を強めている
 左:投手では史上最長タイの実働22年となる登板で白星を飾ったカリメロ

神宮:ヤクルト0勝2敗
C  000020100  3
S  200000000  2
勝:高橋1勝0敗 負:石川0勝1敗 S:永川1S
本:偽エリクソン1、野村1

横浜:横浜1勝1敗
T  004001002  7
YB 201000000  3
勝:伊良部クラゲ1勝0敗 負:グスマン0勝1敗
本:メカゴジラ1、アリアス1

福岡ドーム:ダイエー1勝1敗
M  000100100  2
H  000000000  0
勝:清水直1勝0敗 負:内藤0勝1敗 S:小林雅1S

大阪ドーム:近鉄2勝0敗
BW 010000020  3
Bu 20200031×  8
勝:岩隈1勝0敗 負:小林0勝1敗
本:中村1、吉岡1

西武吹き抜けドーム:西武1勝1敗
F  000011000  2
L  01004000×  5
勝:ミッチー1勝0敗 負:伊集院光の弟子・金村0勝1敗 S:豊田1S
本:ベンちゃん2、西浦1


 岩村、右手有鉤骨の疑いで登録抹消! 手術で長期離脱の可能性も!
開幕戦で右手首を痛め、骨挫傷の疑いがかかっていた岩村がこの日、都内の病院でCTスキャンとレントゲンによる精密検査に臨んだが、骨挫傷どころか、右手有鉤骨骨折の疑いがあると言う最悪の診断結果となった。これを聞いた若松監督は出場登録抹消を即断。岩村不在のチームは偽エリクソンの一発による2点だけと、この日も沈黙し、2連敗となった。依然として痛みが引かない岩村は「痛みが尋常じゃない。骨に影響がない事とはないと思う。チームに迷惑を掛けるのが申し訳ない」と泣き言を連発。痛みの原因が判別しにくい場所との事で、この日、予定されていた筈のMRI検査を 31日に受ける事になった。堀内チーフトレーナーは「骨折ならば手術の可能性が高い箇所」と語っており、長期離脱となる可能性も出てきた。

 小林、4失点KO! オリックス、早くも単独最下位!
毎年毎年、復活を期すと言われる男・小林。今年もオープン戦では好投を続けた事で期待され、開幕2戦目にして2年半ぶりの先発マウンドを任された。しかし、初回、いきなり中村にタイムリーを浴びると、3回には中村,吉岡と連続被弾で、結局、6回途中でKO。助っ人クリーンアップはそれぞれ安打を放つも、この日は中日から移籍の山崎がブレーキとなり、開幕2連敗で早くも単独最下位に陥った。

 伊良部クラゲ、3失点も7年ぶりの白星!
開幕戦の吉井(オリックス)に続き、逆輸入メジャーリーガー・伊良部クラゲが凱旋登板。いきなり2点を失う苦しい展開の伊良部クラゲは今まではパ・リーグにいた事で日本初打席となった3回には空振り三振。しかし、この後、味方打線が爆発し、一気に4点を奪って、逆転に成功。その裏、尽誠学園時代の後輩・メカゴジラに一発を許すも、5回には三者三振の快投。7回に先頭のマイケルにヒットを浴びた所で降板したが、吉野−ウィリアムス−ポートのリレーで後続を断ち切り、日本では7年ぶりの白星となった。