球界トピックス

3月19日 オープン戦結果:YB11−1Bu,L13−6BW,F11−2H


宇都宮:巨人0勝0敗
S  000000000  0
G  10000100×  2
勝:木佐貫1勝0敗
負:坂元2勝1敗
S:ペドラザ1S
本:阿部2
 
名手・川相、悪夢のフル欠場! 木佐貫、死力の粘投で5回無失点!
連覇へ最大のキーマンとされる川相の出場を阻み続ける茂雄に対して、この所、ニックンをシメる事で抵抗の意志を示している若大将・原監督。この日も執拗な嫌がらせにより、川相の欠場を余儀なくされた事に業を煮やしたのか、阪神戦で左脇腹をスナイプされた事を建て前にニックンの帯同を許さず東京へ置き去りに…。茂雄に必死の抵抗を続ける若大将・原監督に勇気づけられた巨人は初回、阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込み、1点を先制。一方、巨人先発のルーキー・木佐貫は川相不在のバックに不安を抱え、毎回の様に走者を出す苦しい展開ながら、要所を抑える粘りの投球で5回を無失点。更に、2番手・ベイリー,3番手・木村と無難な投球で無失点投球を展開。川相不在で粘りに欠ける打線は2回以降さっぱりで、6回に坂元の暴投で1点を追加するのが精一杯だったが、最後はペドラザが3人で締めて、完封リレーを達成。川相が悪夢のフル欠場に追い込まれ、案の定、苦戦を強いられたが、投手陣の踏ん張りで辛くも勝ちを拾った巨人。しかし、嫌がらせに関しては球界随一の知謀を誇る茂雄が、この儘、若大将・原監督の抵抗策に手をこまねいている筈はなく、目前に迫る開幕を控え、依然として予断を許さない状況が続きそうだ

 小久保、ロサンゼルスで検査! 手術の必要ありで今季絶望の診断!
パ・リーグの疫病神こと水島新司の呪いの影響か、6日の西武戦で右膝の内側側副靱帯断裂,前十字靱帯断裂,大腿骨挫傷の重傷を負い、検査の為に渡米していた小久保が、この日、ロサンゼルス市内にある病院で診察を受けた所、手術の必要ありと診断された事が明らかになった。手術を回避出来れば、全治3ヶ月と見られていたが、手術を受ける事により、全治まで6ヶ月はかかる見込みで事実上、今季中の復帰は絶望となったと言っていい。今季どころか、今後の選手生命にも拘わる重傷の診断に対して、小久保は「手術は予想していた。何とか今季中に復帰したいとは思うものの、厳しくなってきた。1日でも早く復帰出来る様、治療に専念したい」と、ある程度、覚悟していたのか、淡々とした表情で語った。尚、手術は患部の腫れが引くのを待って、10日以内に行われる予定との事。

 中日への金銭トレードが正式合意! 星野監督、大塚のゴネ得に激昂!
昨オフ、ポスティングシステムによるメジャー挑戦を図りながら、完全に無視された事をいつまでも引きずって、残留要請から頑なに態度を保留し続けている大塚の中日への金銭トレードが合意に達した事が明らかになった。一旦、近鉄と契約を結んだ上でトレードとなる模様で20日に正式発表となる運び。中日側は将来的な大塚のメジャー行きも容認する構えでいるとの事だ。このトレード、中日等のオファーに近鉄が応じた形と思われていたが、実は近鉄からセ・リーグ各球団に打診していた事が判明。大塚のゴネ得を認める訳にはいかないと、これを拒否した事を明かした阪神・星野監督「そんな事が許されるのか! 悪い前例になるな。ナンボ言うてもコミッショナーが動かんのやからしょうがないわ!」と激昂。一方、中日・山田監督は「岩瀬と大塚が組めれば、今まで以上に投手陣が強くなる」と、星野監督の怒りなどお構いなしのホクホク顔。大塚の移籍が中日と阪神の新たな遺恨に発生しそうな気配だ。

 前ブリュワーズ・野村、緊急入団記者会見!
契約金なし,年俸1500万円(推定)+出来高の1年契約で正式に日本ハムの入団が決まった前ブリュワーズの野村が、この日、東京ドームで入団会見を開いた。「最年長投手と言っても体は若いと思っている。実力の世界なので結果を出して、1試合でも多く勝利に貢献出来る様、頑張りたい」と抱負を語った野村は「他の選手に迷惑のかからない様に」と、巨人時代と同じ背番号「95」を選択。三沢取締役管理担当は「戦力分析して、左投手が薄いと言う事で…」と緊急獲得の理由を語り、貴重な左の中継ぎとして期待している事を明かした。