球界トピックス

3月12日 オープン戦結果:S3−2T,YB3−5T,D8−3L


高松:巨人1勝0敗
C  010020110  5
G  30000211×  7
勝:真田1勝0敗
負:河内0勝1敗
S:久保1S
本:新井2、栗原2
 
名手・川相、史上最高2番打者の本領発揮! 原俊介、怒りの2安打3打点!
JOCの新ポスト就任が内定し、調子ぶっこいている茂雄はまたしても絶好調の名手・川相をシメるべく、幽閉指令を送った模様で、2番ショートの聖域にはニックンが居座る悪夢のオーダーが炸裂。これにより、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、先頭の清水がヒットで出るも、チャンスブレイカー・ニックンは2番にあるまじき無茶振りでライトへの凡フライと進塁打すら打てない相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。しかし、この後、満塁となった所で黒田が押し出し四球を選ぶ、タナボタの先制点をあげると、東海大相模出身の若大将・原監督が引退した直後に入れ替わりで入団した「東海大相模の原」俊介が失意の先輩を救うべくライト線へ会心の2点タイムリー二塁打を放ち、この回、3点。しかし、川相不在のバックに不安感一杯で初回から連打を浴びるなど、不安定な立ち上がりだった先発のルーキー・木佐貫は直後の2回、朝山の犠飛で1点を失うと、5回には新井に2号同点2ランを叩き込まれて、失意のKO。追い付かれた巨人は6回、またもや原俊介のタイムリー二塁打等で2点を勝ち越し。しかし、入団前から名手・川相の信奉者である2番手の真田はまたもや川相不在のマウンドを強いられて、顔面蒼白で直後の7回に東出にタイムリーを浴びる有様。その裏、ガッツな貴公子・仁志のタイムリーで1点を取ったものの、絶望感しか漂わないチームの雰囲気を察知した若大将・原監督は、8回からニックンを退けて、名手・川相を2番ショートの聖域につかせるナイス采配尊敬する名手の投入に大喜びの真田はあまりの嬉しさに我を忘れたか、先頭打者の栗原にレフトスタンドに運ばれる大ポカをやらかしてしまったものの、すかさず気を取り直し、後続をピシャリと抑える好投を展開。その裏、一死満塁の場面で回ってきた恐怖の5割打者・川相は絶好調な事に驕って無茶振りをかます様な事はせず、コンパクトなスイングでしぶとく右へ転がすと言う正に、2番の見本の様な渋いバッティング。痛烈な打球は惜しくもセカンド・東出のダイビングキャッチに抑えられたものの、この間に三塁走者・原俊介が返ってダメ押し点をゲット。9回から登板のルーキー・久保は川相がバックにいると言う絶大な安心感に伸び伸びとした投球を展開し、無失点で切り抜け、ゲームセット。攻守に渡る川相の活躍により、勝つべくして勝った巨人の連敗はようやく4でストップ。故障者続出の状況に、連覇へ最大のキーマンたる活躍がより一層期待される川相がいる事の絶大な効果を思い知らされた格好となったが、これでますます茂雄が不機嫌になった事は想像に難くなく、更なる圧力がかかる事も予想されるだけにまだまだ予断は許さない所だろう。