球界トピックス

3月2日 オープン戦結果:T5−0Bu,C8−3BW,L0−7YBM3−2S


福岡ドーム:巨人1勝2敗
H  000110200  4
G  001000200  3
勝:新垣1勝0敗
負:ベイリー0勝1敗
S:スクルメタ1S
本:松田1
 名手・川相に代打・川中! 悪夢の地獄采配でサヨナラのチャンス崩壊!
前日、V2へ最大のキーマンたる存在感を見せつける好守を連発した名手・川相だが、これが茂雄の疳に触ったらしく、またも強烈な圧力をかけられた模様で、この日も2番ショートの聖域にはニックンが居座り、名手・川相はベンチへ追いやられる悪夢の展開が炸裂。ダイエーの先発マウンドに立った剛腕ルーキー・新垣は名手・川相,今夜の松井さん不在で迫力の欠片もない巨人打線を食ってかかり、4連続三振を奪うなど2回までパーフェクトの力投。0−0で迎えた3回、巨人は井口のエラー等で一死一、二塁と拾い物のチャンスを迎えると、ここで清水がタイムリーを放ち、先制点をゲット。更に、この後、新垣の牽制悪送球で走者はそれぞれ二、三塁に進塁したものの、ニックンはセカンドゴロで十分の所を無茶振りしての空振り三振と相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮これでガックリきた阿部もサードゴロに倒れて二者残塁と、またまた川相不在の弊害を大露呈。一方、巨人先発のルーキー・木佐貫は川相不在を補うべく初回からペース配分無視の全力投球モードで3回まで無失点で凌いできたものの、疲れが見え始めた4回、先頭の村松に内野安打を許すと、今度は牽制悪送球。更に、川相不在で投球の幅が大きく狭められているプレッシャーが徐々に襲い来るのかJ.マッケンジーには死球,小久保には四球を与え、無死満塁となった所で松中にセンターオーバーのタイムリーを浴びる始末。小久保がJ.マッケンジーを追い抜いてしまうボーンヘッドに救われ、何とか1点で切り抜けたものの、川相不在の重さを再確認しての失意の降板となった。5回からマウンドに上がった新助っ人・ベイリーも川相不在の不安感から球が浮き、松田に勝ち越しアーチを浴びる有様。7回には古巣相手にペドラザが3番手として登板するも、一死から井口のサードゴロを右肘痛でキャッチボールもままならない江藤がファーストまでツーバウンドのお粗末な送球で内野安打としてしまうと、続く松田をセカンドゴロゲッツーに打ち取りチェンジ…と思いきや、川相不在で守備のリズムを崩したガッツな貴公子・仁志が悪送球を犯し、一、二塁。相次ぐ拙守に川相不在を痛感させられ落胆の色を隠せないペドラザは二死後、柴原に右中間突破のタイムリー三塁打を浴び、2点を献上。その裏、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振したソーサ元木の犠飛等で1点差とした所で8回からようやく名手・川相がセカンドの守備で登場川相がバックにいる事による絶大な安心感に4番手・岡島,5番手・鴨志田と伸び伸びとしたピッチングを見せ、それぞれ1回を無失点の好投を展開。土壇場9回、あと1人出れば、川相に回るとあって必死の代打・ヒットマン後藤がしぶとくボールを選び、四球で出塁。二死一塁となった所でいよいよ名手・川相が登場…と思いきや、ここで若大将・原監督は何を血迷ったのか、あるいは茂雄から圧力がかかったのか、川相に代わって、川中が代打に投入されると言う信じがたい起用が展開されたのだ! ここで凡退する様な事があれば、間違いなくチームは崩壊すると言う絶体絶命の危機感に川中は辛くもヒットを放ったものの、川相の必要性を訴える為に国外亡命を果たした今夜の松井さんの命を懸けた決意を全く汲んで貰えない状況に絶望した同期の村田は力ないファーストゴロに倒れて、ゲームセット。土壇場で何とかしてくれる男・川相がよりにもよって一打サヨナラの場面で引っ込められると言う惨劇が繰り広げられ、敗れるべくして敗れた巨人だが、破戒僧・清原,ペタジーニの相次ぐ故障により鬱積したストレスを川相をシメ倒す事で一気に解消した茂雄は勿論、ご満悦この調子では連覇どころかAクラスも危ないと言う声はいよいよ現実的なものとなってきた