球界トピックス
2月24日
宜野湾:横浜0勝1敗
G 000101110 4
YB 000000100 1
勝:桑田1勝0敗
負:加藤0勝1敗
S:鴨志田1S
本:マッスル千代の富士1
名手・川相、悪夢のフル欠場! 両ルーキー投手、失意のデビュー戦!
ベテラン・桑田がプロ18年目にして最速の先発登板となった。前日、連覇へ最大のキーマンと目される名手・川相が絶好調ぶりを遺憾なく見せつけた事で焦った茂雄は圧力を強めたらしく、名手・川相は宮崎に置いていかれる理不尽な展開に。それ故に、こういう状況とあれば、最早、頼れるのはあの男しかいない!とばかりに若大将・原監督は元造反五人衆の一角・桑田を先発に指名したのだ。川相不在と言うとてつもない逆境にも何とか耐えうる強靱な精神力を誇る桑田は不安感一杯のナインを鼓舞するかの様に3回を無失点に抑える力投を展開。一方、清水の作ったチャンスを例によってニックンが叩き潰すなど、川相不在で繋がりに欠ける巨人打線は横浜先発・吉見の前に3回まで無得点に抑えられる体たらく。しかし、何とか桑田の力投に報いたい巨人は4回、この回から代わった横浜2番手のルーキー・加藤に対して、マッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ1号ソロを叩き込み、ようやく1点を先制。続く5回には一死から斉藤が突破口を開いたものの、またもやニックンがこのチャンスを叩き潰して、無得点と川相不在の弊害を大露呈。しかし、続く5回、ヒットマン後藤がタイムリーを放ち、2点目を追加。更に、7回にはエラーで貰ったタナボタのチャンスに、インケツパワーの充電されまくったニックンが犠飛を放ち、3点目。投げては4回から木佐貫,6回から久保の両ルーキーが登板したが、デビュー戦早々に川相不在のバックを強いられると言うとてつもないプレッシャーに気圧されたか、いずれも苦しい投球を展開。「(川相さんがいないバックでは心許なく)緊張して余裕がなかった」と言う木佐貫はいきなり先頭打者の古木の背中を襲う大暴投。その後も連打を浴びながら、辛くも失点は免れたものの、久保はマイケルにタイムリー二塁打を浴びて、1点を献上。「(川相さんがいないので投球の幅を狭められた為)コントロールが甘くなり、打ちごろに入った。(川相さん抜きなのに)1点で済んで良かった」と失意のデビューに愕然としていた。名手・川相は悪夢のフル欠場に終わったものの、茂雄に真っ向から対抗し続けてきた桑田の獅子奮迅の活躍により、何とか勝ちを拾った巨人。しかし、将来が嘱望されるルーキー達のデビュー戦が茂雄のくだらぬ嫌がらせにより無惨な結果に終わり、計り知れないダメージを受ける事となった。
大塚、依然として音沙汰なし! キャンプ完全不参加濃厚!
日本での実績がゼロ同然のラミーレス(元広島)はヤンキースに落札されたと言うのに、実績十分の自分がポスティングシステムで完全無視された事で失意のどん底にある大塚だが、この日、足高球団取締役は「(キャンプの途中参加は)もうしんどいでしょう」と、早期決着の可能性はない事を示唆。梨田監督も「安易に帰ってくると言う考えではてんでもない事になる。いないものとしてやっていく」と語るなど、大塚のキャンプ完全不参加は最早、確定事項と考えている模様だ。いつまで経っても「気持ちの整理がつかない」の一点張りだった大塚は、16日にようやく球団に連絡を入れたものの、今オフのポスティングシステム再行使を残留条件に掲げた事をつっぱねられてから、再び音信不通モードに陥っていると言う。能動的に労力を費やすのはいい加減、バカバカしくなってきたのか、足高取締役は「こちらから連絡を取る事はない」と大塚の出方を待つ構えでいる様だ。