球界トピックス

2月16日


 茂雄の接待投球でついに故障者発生! 石井、右脇腹痛でリタイア!
全球団が恐れおののいている茂雄の「暇潰しキャンプ行脚」だが、ついに故障者が発生した。前日、8球団目の行脚先となったヤクルトで霊感投手・高井は巧みに茂雄のコンタクトをかわしたものの、その後、石井が接待投球を強いられていた事が発覚突如、ピッチを上げての投げ込みを余儀なくされた石井は勿論、無事では済まず、この日、右脇腹に張りを訴え、別メニュー調整となってしまったのだ。18日までは本格的な投球練習は控えざるをえないとの事で「大丈夫。大事を取っただけ」と軽症を主張しながらも、その表情は暗かった。また、5日に茂雄にまとわりつかれた巨人・江藤もこの日、持病の右肘痛が再発。例年、右肘には不安を抱えている江藤だが、今回は特に深刻でキャッチボールすら出来ない状態と言う。次々と犠牲者が続出した事で、まだ茂雄の訪問を免れている球団もより一層の警戒体勢が必要となってきた。

 西川社長、怒りの記者会見! ミラーとの契約解除で飼い殺し殺法失敗!
レッドソックス入りしたいが為に夫人の家庭の事情だの、北朝鮮の攻撃が怖いだのと、取ってつけた様な理由を並べ立て、来日を拒否している新助っ人・ミラーについて、この日、西川球団社長は記者会見を行い、日米両野球機構から契約解除を提案された事を明かし、「同意せざるを得ない」と無念の表情で語った。既に、獲得断念の方向で決まっていたものの、日米間で悪しき前例を作らぬ為にも、中日はミラーに給料を払ってでも保有権で拘束する「飼い殺し」でレッドソックス入りを阻止する構えでいた。明らかに非はミラー側にあり、裁判に持ち込んでも100%勝てると言われていたが、両国の野球機構からのプレッシャーに屈した格好だ。ミラーの正式な謝罪及び、マーリンズに支払った移籍金120万ドル等の経費返却と言う中日側の要求は保証されたものの、西川社長は「100%承服出来るものではない。今も腸が煮えくり返っている」と怒りを隠せなかった。

 ゴールデンルーキー・和田、左肩痛でリタイア! 開幕一軍へ赤信号!
江川卓氏の六大学通算奪三振記録を塗り替え、新人王候補本命と目されていたゴールデンルーキー・和田の開幕一軍に赤信号が灯った。左肩と両足に張りを訴えていた和田はしばらくノースロー調整を行い、この日、5日ぶりに投球練習を再開。しかし、僅か6球を投げた所で左肩の後部を痛めて、リタイアとなるアクシデントに見舞われた。丸尾チーフトレーナーによると、痛めたのは左肩小円筋で「今まで張りを訴えていた部分ではなく、新しい所。キャッチボールは出来るが、本格的な投球は出来ない。キャンプ中に投球練習するのは難しいかもしれないとの事。しばらくは病院に行かず様子を見るものの、当分、別メニュー調整となる模様で大きく出遅れる事は必至だ。