球界トピックス

2月1日


 正捕手候補相次ぐ故障! SAM、キャンプ開始25分の超速リタイア!
キャンプ初日にして、早くも12球団中リタイア第1号が飛び出した。ジュビロ野口らとのトレードで阪神から移籍してきたSAMが練習早々にコンディションチェックとして行われた短距離ダッシュで右足太腿を痛めて、病院へ直行ここまで練習開始から僅かに25分。リタイア常連のソーサ元木(巨人)もびっくりのギネス級のスピード記録となった。診察の結果、「右大腿部四頭筋不全断裂で全治3週間」と診断され、完全復帰までは6週間の見込みとあって、開幕マスクはほぼ絶望的となった。キャンプ直前に正捕手候補本命の実松の左手骨折が判明したばかりだと言うのに、よりにもよって、開幕マスク候補に繰り上がった筈のSAMが初日リタイアとあって、ヒルマン監督は呆然。生き残っている捕手の中で最も実績があるのが荒井と言う何ともお寒い状況に頭を抱えるしかなかった。

 ハースト、警察沙汰の特大アーチ! キュラソ星人の穴は埋まった!?
キュラソ星人が阪神へ亡命し、ロペス,ディアスも抜けて、大幅な攻撃力ダウンが心配されている広島に頼もしい男が現れた。キャンプ初日となったこの日、早速、フリー打撃に登場した新助っ人・ハーストが痛烈な打球を連発。62スイング中、柵越えは5発に留まったが、そのうちの1発が圧巻。レフトフェンス後方の18mもの防球ネットを越える推定150mの特大弾場外に飛び出した打球は道路をも越えて、営業中の美容室のガラスを叩き割った事で事件と勘違いされ、警察が出動するなど、騒然となった。すぐに誤解は晴れ、修理費用は広島が負担する事で落ち着いたが、美容室の店主は「2年もこの場所で仕事をしているが、こんな事は初めて。お客様に当たらなかったから良かったけど…」と、キュラソ星人,ロペス,ディアスらもなしえなかった仰天弾に唖然。これに対して、米独立リーグ時代にも球場外のハイウェーを走る車に度々ぶち当てていたと言うハーストは「申し訳ない事をした。軽く打ったんだけど…」と苦笑いしていた。