球界トピックス

1月22日 マスターズ・リーグ:福岡4−0東京


 永井社長、大塚を戦力外扱い! 自由契約でのメジャー挑戦は断固認めず!
ポスティングシステムを行使して、メジャー挑戦を図ったものの、どこにも手を挙げて貰えないと言う憂き目に遭ったにも拘わらず、自由契約でのメジャー挑戦を目論み、ゴネている大塚だが、春季キャンプ開始までに決着がつかない事を覚悟するかの様に近鉄・永井球団社長はこの日のコーチ会議にて「入札制度での移籍を認めた時点で大塚は今季の戦力として考えられない事だったのだから、その原点に戻り、彼をクローザーとは考えずに、別のクローザーを育てて欲しい」と首脳陣に通達。また、これを受けた梨田監督も「ないものねだりする訳にいかないし、ふらふらせずにストッパーの候補を選んで育てる。戦力としては必要だが、本人が前向きな気持ちになってくれないと困る」と、大塚をいないものと考えて、キャンプの予定を組んでいく意向を示した。永井球団社長は「本人が戻ってきたいと言えば、わだかまりなく受け入れるが、トレードや自由契約は全く考えていない。ここで認めたら、悪しき前例を作る事になる」と話しており、大塚があくまで今季のメジャー行きに固執するならば、契約保留者手当を(昨年年俸の25%を日割り計算で)払い続けてでも飼い殺す方針を貫く意向。これを伝え聞いた大塚は「とにかく球団と話してからでないと何とも言えない」と煮え切らない態度で、近鉄残留しか道がない事に納得しきれていない様子を見せた。

 斎藤タカシ、メジャー断念! 横浜残留で先発再転向へ!
ササキ様(マリナーズ)のパシリに返り咲くべく、FAでのメジャー行きを図り、自主トレを兼ねて渡米していた斎藤タカシがこの日、帰国。ササキ様のいる東海岸の球団からのオファーが殆どなく、唯一あったドジャースとの交渉も決裂した事でメジャー挑戦の断念を決意し「横浜と話をして、契約して頂ければやらせて貰う。メジャーのマウンドに立ちたいと言う思いはしまっておき、新たな気持ちでけじめをつけてやりたい」と横浜に残留する意向を表明した。横浜からは昨年、総額7億5000万円(推定)の3年契約を提示されており、恐らくこの条件で契約する事になりそうだ。山下監督は残留濃厚の知らせに「残ってくれると信じていたが、これでひと安心。先発の柱として頑張って欲しい」と安堵の表情を浮かべ、改めて斎藤タカシを先発へ再転向させる方針を明かした。

 野崎社長、選手会に抗議文! 濱中、とばっちりの大トリ更改!
「代理人の都合でゼブラ今岡と一度も交渉出来ない」と交渉長期化に不満を示した竹田常務に対して、選手会が事実無根としてゼブラ今岡への謝罪要求を記した抗議文を送付したが、今度はこれに対して、野崎球団社長が「代理人から文書で内密に会おうと求めてきた。こちらが1度も会っていないと説明したのは守秘義務を守った為。『下交渉は非公式に』と言っていたのに、交渉していた事を明かすのはおかしい」と、球団として選手会に抗議文を提出する意向を示した。大方の予想通り、揚げ足の取り合いとなる泥沼の展開へと発展した最中に運悪く2度目の契約更改交渉に臨んだ濱中は前日のシャア少佐同様、下手にゴネても球団の不機嫌ぶりを煽るだけと観念したか、前回から200万円の上積みで妥協し、2200万円アップの5200万円(推定)でサイン。これで阪神はようやく全選手の契約更改が終了した。